- 作者: 関田涙,間宮彩智
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/12/16
- メディア: 新書
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
5つの事件は、やはり小学校5年生の女の子が解決するというので、日常の謎系のミステリになるのかな。しかし一つ一つは短いお話ながら、ぎゅっと中身が詰まったバラエティに富んだミステリで、とても楽しく読めます。
例えばコンピュータの0と1の話になると、情報処理の分野では○○○という数はよく使用されるキリのよい数字だとか、ちょっと専門的なことが出てきたりしてびっくりしたり。そうかと思えば魚拓なんて渋い趣味の話もあり、あるいはフルウイッグとかレッドヘリングとか、また聞いたこともないグッチーなんて言葉もでてきて、へええ、と感心することが多かったです。パロポ族やソフィスティケイテッド・レディーもネットで調べてみました。その中で一番嬉しかったのが、黒糖モンブランを食べるシーンが出てきたこと。食べたことがなかったので検索しまくって、いつか食べてやるぞと決意したという。
というように、可愛くて美味しくて楽しいお話がいっぱい詰まった一冊でした。
え? 謎のほうはどうだったかって? ははは、難しすぎてちっとも判らなかったです。