4月新刊備忘録 - でこぽんの読書日記

*2:濃茶の席で、裏千家教授、大澤信郎の次男・祐二が毒殺された。調査を始めた編集者の西田は、容疑者とされる美女・神凪百合の疑いを晴らすため、事件解明に全力を注ぐ。しかし、その後も続発する毒殺事件を前に自力解決を諦め、隣室に住む、自称〈毒草師〉の御名形史紋に相談を持ちかけた。数日後、関係者一同の前に颯爽と現れた御名形は事件の謎を看破し、大澤家に脈々と息づく秘密を暴き出した！7&Y

*3:日下のゆりは３３歳。友達の紹介で知り合ったシステムエンジニアの卓也と結婚して７年。夫婦の間には微妙なざわめきが立ちこめている。卓也には里美という恋人がいるのだ。のゆりも瑛二という若い男との関係がある。ある日、突然、里美はのゆりに電話をかけてきて会いたいというのだ・・・。夫の恋人の妊娠は夫婦の間に「離婚」の危機を運んでくる。いとこの真人に話したり、友人と旅に出たりするうちに、卓也の転勤がきまる。これからのことを決めぬまま引っ越し準備が始まる・・・。人を愛すること、愛されること、傷つけること、傷つけられることを深々と考える。何気ない日常の些事から始まり、愛はいかにして色あせていくかを描き出す完璧な恋愛小説。7&Y

*4:心臓カテーテル術を身に付けた女医を待つ運命とは。迫真の手術描写、医局間の対立など綿密な現場取材から生まれた会心の医療小説。本やタウン

*5:友人はなぜ殺された！？　荘＆美緒、ダイイング・メッセージの謎に挑む！　好評シリーズ。7&Y

*6:〈ハヤカワ・ミステリ〉官憲の手の届かぬ教会へ逃げ込んだのに、なぜか首吊り死体で発見　された殺人犯。その教会は、かつて悪魔を崇拝する叛逆者たちの根　城になっていた……事件の謎に挑む密偵ヒュー・コーベットの活躍。公式

*7:数々の話題作を輩出してきた「ほぼ日刊イトイ新聞」。その最初期から連載されてきた吉田戦車さんの「エハイク」。これは漫画と言葉を駆使して吉田さんが発句し、それを評者さんが評するというナイスな新芸術分野なのです。一方、吉田さんはちょうど同じ時期からＭｏｕＲａでも「吉田○車シリーズ３部作」として、面白い絵と文章で吉田さんしかできない紀行作品を発表してきました。今回、この２作品がメディアを越えて合体。ほぼ日×ＭｏｕＲａコラボレーション企画として両者が融合し、『エハイク紀行』という新作品が登場します！7&Y

*8:．アニメ化御礼ベタ甘全開スピンアウト　・　別冊シリーズ第１弾！　武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート！　※恋愛成分が苦手な方はご健康のために購入をお控えください。7&Y　

*9:不倫の関係を続ける亜紀と聡史はエーゲ海の小島を訪れるが、次々と不可思議な出来事に襲われる。それは神のせいなのか−。7&Y

*10:戦火のなか生れ落ちた＜無名丸＞の生涯を、流浪の人生から絵師へと生き抜くさまを通して描き、生と死、人生とは何かを問う意欲作！7&Y

*11:追悼、エドワード・D・ホック。〈サム・ホーソーンの事件簿〉新作短編掲載。２号連続掲載第２弾。高城高、最新読切&エッセイ。隔号連載、大倉崇裕、田中啓文、芳崎せいむほか。公式

*12:ジッドやモーリャックが激賞したシムノンの本格的小説シリーズの一冊。妻殺し事件の裁判にのぞむ主人公の裁判長を中心に、陪審員制度が生きていた時代のフランスの法曹界を舞台にした傑作。7&Y

*13:〈クリスティー・ジュニア・ミステリ〉パリからロンドンに向かう定期旅客機の機内。最後部席の老婦人が　変死体で発見された。大空を飛ぶ飛行機という完全な密室で起きた　異様な事件に、いあわせた名探偵エルキュール・ポアロが挑戦する。公式

*14:大藪春彦賞作家による長編国際サスペンス。戦火に暗躍する武器商人と傭兵。謀略と欲望が渦巻く緊迫の世界をダイナミックに描く。本やタウン

*15:大藪春彦賞作家がネット時代の恐怖を描く書き下ろし長編サスペンス。FBI心理捜査官が連続死傷事件の意外な共通点を突く。本やタウン

*16:市役所苦情相談員が安楽椅子探偵として活躍するミステリー連作短編集。立てこもり、偽装殺人、放火、轢き逃げなど怪事件の謎を解く!?公式

*17:『首無の如き祟るもの』に続くシリーズ書下ろし最新刊！消失と惨劇の忌み山に刀城言耶がみたものとは……。公式

*18:「芝浜」を、故郷で病気の母に聞かせてやりたい……。なんとかしてやりたいと弟弟子のために悩む八ちゃん。そこへ起こった「楽屋ダイヤ消失事件」。ところがこぼれたカルピスが引き金になって、「芝浜」も「ダイヤ」もすべてに合点！　本格落語ミステリー第二弾！公式

*19:あの頃出会った人たちは、どこに行ったのだろう。１９８１年。東京に憧れつつおびえつつ進学した僕は、虚勢を張り、落ち込んだりしながら日々を過ごしていた。六本木のパブで出会った５歳年上の女性。家庭教師バイト先の冷めた女子中学生。流行にも異性にも弱すぎる、僕と同じ上京組の憎めない同級生。みんな元気にしてるか?　楽しく生きてるか?7&Y

*20:綾辻行人によって一大ブームになった「新本格ミステリ」。ムーブメントの中心にいる作家たちの思想と創作へのアプローチは、いかなるものか。賛否両論を巻き起こした「新本格」と「ラノベ」。そこには、切実で真摯な、現実への抗いという共通項があった。常に時代と対峙し、優れた作品を発表する１８人の作家の内面に迫ろうとする、刺激的な作家論集成。7&Y

*21:恋愛から遠く離れ、無意識にあらゆる感情をシャットダウンしている心が、溶けはじめる瞬間をとらえた「箱の中」ほか、誰かと誰かの人生が重なっては離れてゆく様を、丹念な心情描写と、悟りにも近い諦観を秘めた視線で描き出す。どこへもいけない３０代姉妹の、おぼつかない恋愛と人生。太宰賞作家が描く、書下ろし１編を含む６編の連作短編集。7&Y

*22:かつて「学年有数のバカ」と呼ばれた幼馴染と、10年ぶりに再会した俺。驚異の大変身を遂げ、モテ系デキる女になっていた彼女は、俺には計り知れない過去を抱えていて……切なくて可笑しくてふわふわ心温まる、大プッシュの新鋭が描く完全無欠の恋愛小説！公式

*23:中国、唐代末期。師の元で武術と兵法を学んでいた朱温は、全土を揺るがす黄巣の乱に参加。数々の試練をくぐり抜けていく。五代十国という動乱を切り開き、後梁を建国した朱全忠の若き日の苦悩と成長を鮮やかに描く。第１２回歴史群像大賞最優秀賞作品。7&Y

*24:人間は、どこから来て、どこに向かうのか−−。生きがたい思いを漫然と抱くすべての人に、作者から突き付けられた八万文字分の言葉の爆弾。7&Y

*25:県警を去り、探偵事務所を構えた真崎薫の前にかつての友人・長坂秀郎が現れる。その再会は、事件の始まりに過ぎなかった――。7&Y

*26:現代最高の作家が同じ一つの小説を描くコラボレーション企画。伝説のミュージシャンと女たちの愛の物語。7&Y

*27:〈〈新しい太陽の書１〉〉〈世界幻想文学大賞受賞〉若き拷問者セヴェリアンの壮大な冒険を描く傑作シリーズ開幕。公式

*28:ドイツで『ダ　・ヴィンチ・コード』とベストセラー第一位の座を争った超話騒然の傑作。公式

*29:街路樹の根元に落ちていた犬の糞から人骨が……。疑念を抱いた変わり者の元内務省調査員の独自の調査に協力するのは中世専門の歴史学者マルク。〈三聖人シリーズ〉第2弾！公式

*30:《ナンシー・ドルー・ミステリ３》ナンシーの危機を救った天涯孤独の少女。だが、ナンシーは少女の後見人に疑問を抱く。一方、父親の手伝いで調査した銀行の盗難事件は意外な展開に……。好調シリーズ第３弾。

*31:学校をやめて働きたい少年。なのに教育熱心でタフな姉さんが代理教師でやってくる。ニューベリー賞受賞作家が贈る待望の1冊。公式

*32:ウッドハウス円熟期の短篇12編を収録。ビンゴやユークリッジ氏らの活躍はいかに。本やタウン

*33:買い取った本の見返しの中に＜ほったこん、ひとごろし＞というメッセージが書かれた紙が……誰が、何のために書いたもの……？同時期に、店の本が並び替えられるという事件も起きるが、果たして犯人は一緒なのか、それとも？堀田家のマジメ派長男・紺の意外な過去が明らかになる、「秋　あなたのおなまえなんてえの」。なじみのお店＜はる＞のおかみ・真奈美さんの様子がどうもおかしい……風邪かと思われていたが、どうやらフラれたショックで落ち込んでいるようで……しかもお相手はなんと、意外なあの人！？元・ロックンローラーで昭和のスター、我南人が今日も、愛のために奔走する、「冬に稲妻春遠からじ」など、堀田家の一年間を愛と涙たっぷりに描いたシリーズ第三弾！7&Y

*34:兵庫県三日月町にある、世界最高性能の放射光を利用することができる大型の実験施設・ＳＰｒｉｎｇ−８や解剖学教室など、聞いたことはあっても実感が湧かない科学研究の「場」を訪ねる。國松元警察庁長官狙撃事件で極微量の証拠を分析するのに役立ったので一躍有名になったＳＰｒｉｎｇ−８だが、そんな微細な分析になぜ大掛かりな施設が必要なのか。人体を腑分けする解剖学教室とはどのようなところか。知れば知るほど科学はファンタジーです、という著者。科学に関して初心者である著者がその面白さを知るためにファンタジー世界への扉を開ける一冊。7&Y

*35:イタリアを降伏させた連合国は、北西ヨーロッパへの上陸侵攻を立案。「Ｄデイ」はいつで、侵攻場所は？　戦争の帰趨を決める史上最大の作戦を巡る攻防が始まった。7&Y

*36:イタリアを降伏させた連合国は、北西ヨーロッパへの上陸侵攻を立案。「Ｄデイ」はいつで、侵攻場所は？戦争の帰趨を決める史上最大の作戦を巡る攻防が始まった。e-hon

*37:犯人当て小説から、パロディ小説、近未来ＳＦ小説、本格推理小説まで、バラエティ豊かな作品集。めくるめく有栖川ワールド。公式

*38:《船》をおりた私は、キビ色の沙地の白い家で暮すことになった。そこに現れたのは、琥珀色の肌の少年、蜜色の髪に淡緑の目の青年、移民局の役人、さらにパイ生地のようになった日誌、そして――。作家生活20周年の新境地が白い世界に拓かれる記念碑的作品。公式

*39:「お父さん、悪い娘でごめんね」重松清が感動し、時には笑い、あるいは涙した――。誕生、感謝、後悔、愛情、死別……。市井の人々が大切な家族への想いを綴った、とっておきのメッセージ四〇通。毎日放送ラジオ番組「マイ・ストーリー」傑作選。公式

*40:コンゴの秘境に棲息する幻の恐竜を探して、全財産を投げ打つ旅に出た著者。ワイロをむしられても、下痢で死ぬ目にあっても、呪術にやられても、奥地へ奥地へと進んでゆく。カズオ・イシグロをして「とんでもない傑作」と言わしめた大旅行記が、ついに翻訳！公式

*41:マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い山で滑落したのか？　好敵手の死の謎を解き明かすため、草庭は一度は断念したはずの山に再び挑む――渾身の山岳推理登場！公式

*42:発券ミス、予約重複…空港のカウンターの裏で起こる様々なトラブルを解決するのが「あぽやん」。ツアー会社に勤める男の成長を描く。7&Y

*43:しなやかな筋肉と強靱な心を持つ無敵のバレエダンサー。しかし肉体の衰えか、またはほかのダンサーの追い上げか、不穏な気配が漂う。本やタウン

*44:3,000万円もの退職金を注ぎ込み、業界のパーティーで乾杯の音頭を取る｢乾杯屋｣の株を買ったスポーツ紙記者を待ち受ける陥穽は。本やタウン

*45:わたしに残された希望はただ一つ、全てを書き残すことだけ。あの屋敷で目にした死者たち、そしてわたしの正体を――鬼才キャロルにのみ許された超絶技巧が導く衝撃の結末！公式