5月新刊備忘録

  • 5/25 アイラ・モーリー「日曜日の空は」早川書房/ISBN: 9784152090300 *41

*1:黄昏時の博物館――「僕」と「彼女」は手を繋ぎ過酷な時の旅へと出発する!!いま、極秘実験(トワイライト・ミュージアム)が動き出す!新感覚タイムトラベルミステリ!!天涯孤独な少年・勇介は、急逝した大伯父・如月教授が遺してくれた博物館で秘密裏に行われているあるプロジェクトの存在を知る。それは――脳死患者と時間旅行を研究する極秘実験(トワイライト・ミュージアム)。過去を彷徨う魂を救うため、勇介は学芸員枇杷(びわ)とともに、過酷な時の旅へと出発する!注目の著者が放つ新感覚タイムトラベル・ミステリ! 公式

*2:妄想しがちな高校3年生・谷口雄二は、同じクラスの山口夏鈴の周囲の妙な事件に巻き込まれ、平凡な生活は「波乱万丈&冒険活劇」な非日常へと激変するが。本やタウン

*3:――探偵日本一になれ?無理です、姉さん。1万5千人が挑む推理バトルの舞台裏で、連続殺人劇の幕が上がる――!!探偵貴公子 VS 天才外科医 VS 千里眼刑事 VS 僕!19歳!無職!(ただし、人工知能付)雄弁なる創造者(新世紀エンターテイナー)、待望のデビュー!公式

*4:とある植物園の園長が、人と動物が語らい、過去と現在が入り交じる異界に落ちた。『西の魔女が死んだ』の作家が贈る最新長編小説。本やタウン

*5:下北沢の一戸建てで65歳の父と19歳の娘が刺殺されていた。怨恨か、窃盗か。『警視庁捜査一課刑事』の著者の小説デビュー作。本やタウン

*6:伝説のアンソロジー最新版! 17のストーリーが紡ぎ出す戦慄から逃れる場所は、この世にない。恐怖とは、人類が知能をもった瞬間から、その生活のすべてについてまわる根源の感情である。人類は常に、恐怖におののき、恐怖に学び、恐怖を楽しんできた……マシスン、ブロックら巨匠たちの知られざる逸品から、ティンパリー、バレイジら忘れられた名人たちの傑作、さらには埋もれた名作やマイナー作家の一発芸まで、恐怖と戦慄の短篇17篇が大集合! 【収録作品】マーサの夕食(ローズマリー・ティンパリー)/闇が遊びにやってきた(ゼナ・ヘンダースン)/思考の匂い(ロバート・シェクリイ)/不眠の一夜(チャールズ・ボーモント)/銅の鋺(ジョージ・フィ−ルディング・エリオット)/こまどり(ゴア・ヴィダール)/ジェリー・マロイの供述(アンソニイ・バウチャー)/虎の尾(アラン・ナース)/切り裂きジャックはわたしの父(フィリップ・ホセ・ファーマー)/ひとけのない道路(リチャード・ウィルスン)/奇妙なテナント(ウィリアム・テン)/悪魔を侮るな(マンリー・ウェイド・ウェルマン)/暗闇のかくれんぼ(A・M・バレイジ)/万能人形(リチャード・マシスン)/スクリーンの陰に(ロバート・ブロック)/射手座(レイ・ラッセル)/レイチェルとサイモン(ローズマリー・ティンパリー) 公式

*7:凍りついた惨殺死体が物語る背景とは? 女性弁護士レベッカ、ふたたび事件の渦中へ。傷を負ったのは、身体だけではない。心も深く傷ついていた……長い療養生活の後でようやく退院したレベッカは弁護士を辞め、故郷のキールナへ戻った。乞われて地元の特別検事の職に就いた彼女が立ち直りはじめた矢先、凍結した湖で女性の惨殺死体が発見され、またも事件に関わることになる。被害者の身辺を調べると、複雑な背景が浮かび上がってきた――スウェーデン推理作家アカデミー賞を連続受賞した注目作家の最新作。 公式

*8:〈想像力の文学〉情報伝達物質により国民統制される都市で、主人公と女友達が過ごす不吉で曖昧な一夜を描く表題作ほか、不穏な緊張感に満ちた日常と幻想の七篇──『ラス・マンチャス通信』の著者による初作品集。公式

*9:〈想像力の文学〉物語を愛し物語に愛された少年ネル。ネルは、おしゃべり桃パース、一つ目巨人キプロらと、異世界の中のその中のそのまた中へ入りこむ。ホラー小説大賞受賞作家による仕掛け満載のファンタジイ。 公式

*10:すべての迷える人たちへ、揺るぎない自信と、堂々と生き抜く強さを伝える、ファンタジー仕立ての人生の指南書。本やタウン

*11:若手実存主義文学の旗手、初の短篇集。奇妙な状況に投げ込まれた主人公たちは、いったいどう行動してそこを抜け出そうとするのか。ほの暗い小説世界に横溢するユーモア。稀代の小説読み巧者でもある作家の松浦寿輝氏は新聞の時評にかつてこう書きました。「今日の20代の作家の中で、真性の『文学的才能』をもっとも豊かに備えているのは中村文則ではないか」。「僕は、これまでに幾度か、幽霊を見た」(「月の下の子供」)「部屋に戻ると、見知らぬ犬が死んでいた」(「世界の果て」)などの禍々(まがまが)しい導入部。中村さんはリアリズムの作家ですが、現実の裂け目にいつも注目します。その手捌(てさば)きは時に怜悧で時に哄笑するようなユーモアを発揮します。実存的小説を玩味してください。(OS)公式

*12:注目の才能がきらめく、感性で贈る本格長編ミステリー。本やタウン

*13:「恐怖」でも「戦慄」でも「怪奇」でもなく、ただひたすらに「嫌悪感」を突き詰めた異色の連作小説集。本やタウン

*14:吉川英治文学新人賞受賞第一作。本やタウン

*15:『床下仙人』でブレイクした著者の新作は長編。「夢の鉄道」をつくる。本やタウン

*16:裁判員制度を誰よりもリアルに。今年5月から始まる裁判員制度。多くの法曹関係者を徹底取材し、どこよりもこの制度での法廷をリアルに描く、リーガル・サスペンス!広告代理店で働くシングルマザーの千晶は、大切な会議に出席するため、喘息(ぜんそく)の発作が起きた子供を家に残して出社し、死なせてしまう。検察は千晶を「保護責任者遺棄致死」で起訴。市民から選ばれた裁判員は、彼女をどのように裁くか? 徹底した取材の末に書かれた、誰よりもリアルな書下ろし法廷小説。ご注目下さい!(ON)公式

*17:娘が身籠もったのは悪魔かそれとも神の子か?「愚かな老女よ」。娘のお腹のなかの赤ん坊が、突然マサヨに語りかけてきた。彼はいったい何者なのか。生命誕生の神秘を描く傑作。イタリアに留学中だった娘が妊娠結婚を機に帰国し、マサヨ夫婦と同居を始めます。しかし娘のお腹のなかにいるのは、不気味な声でマサヨに呼びかける怪物でした。いったい彼は何者なのか、果たして子供は無事生まれるのか。人間にとって最大の謎ともいえる生命誕生の神秘に数々の文学賞に輝くベテラン女流作家が挑みます。(AH) 公式

*18:ここはペニーフット・ホテル。海辺の田舎町にひっそりと建つ快適なホテル。上流階級に人気の宿で、プライバシーと従業員の口の固さは保証付きだ。そのホテルで、宿泊客の婦人が墜落死した。事故、それとも? ホテルの評判を守ろうと、勝ち気で行動的な女主人セシリーは、冷静で忠実な支配人のバクスターと共に、宿泊客に事情を聞いてまわるのだが……。優雅なホテルで起こる事件の数々と、紳士淑女の人間模様を描くシリーズ第1弾。訳者あとがき=務台夏子 公式

*19:金原瑞人氏推薦――「今回は海賊? 読まなくちゃ。」 ようやく共生の道を歩み始めた天空と地上のふたつの世界。ところが地上の精油所を天空人の海賊が襲撃。早くも訪れた危機に、アズは新たな任務を託された。シリーズ第2弾。 公式

*20:伊良部シリーズに通じる爆笑必至の旅エッセイ。星野ジャパンに怒り、恐怖を堪えてジェットコースターに乗り、うどんを啜りながら歩き遍路に挑む。作家が出歩けば笑いが生まれる!?  「伊良部シリーズ」でお馴染みの著者の旅エッセイです。自称“ひきこもり作家”の著者が、編集者にそそのかされ(騙され?)、東奔西走。北京オリンピックの星野ジャパン惨敗に怒ったかと思えば、いきなり四国で“歩き遍路”に挑戦します。各編とも笑いのエッセンス満載。絶対、損はさせません。(YB) 公式

*21:「あなたの街の不思議を取材します!」。オカルト専門放送局の百太郎とミサの迷コンビが大活躍。抱腹絶叫のホラー・コメディ。本やタウン

*22:高校卒業と同時に三重県の山村に放り込まれた平野勇気19歳。林業の現場に生きる人々の1年間のドラマと勇気の成長を描く。本やタウン

*23:歌舞伎町の裏ビジネスに身を投じる2人の野心的女性。出自も国籍も違うしたたかな人生がクロスしたとき。書き下ろし長篇サスペンス。本やタウン

*24:山中で迷った僕は、そこで出会った少女とある約束を交わす。切なくも希望に満ちたラブストーリー「てのひらたけ」ほか、3編を収録。本やタウン

*25:美術館の館長・宝田は、息子の結婚式でガラス工芸家の希代と出会う。大人の恋愛を軸に、ミステリーとサスペンスの要素も入った作品。本やタウン

*26:小説の面白さを満喫できる、著者独特の物語世界。果たして、レワニワは見つかるのか。レワニワをめぐる愛と冒険と願いの物語。『下巻』同時刊。本やタウン

*27:草木が枯れていく孤島で密室殺人が発生した。犯人は誰か、そして次々と枯れる草木に隠された秘密とは。2つの大きな謎が小さな孤島で交錯する本格ミステリー。本やタウン

*28:時は飛鳥時代蘇我馬子を中心とした豪族同士の権力闘争の中、護衛頭の東漢駒は、大王の嫁・河上への思いを募らせる。やがて下された命令は大王暗殺だった。本やタウン

*29:刑法が改正され死刑が廃止された日本。犯罪者は肢体を逆さに接がれ、その罪を身体に残し生き続けることに。罪と罰、被害者遺族感情を問うサスペンス・スリラー。本やタウン

*30:体から戦闘用の植物が生え出す「樹瞑」を持つ心野は裏島に住む。敵対する表島に寝返った兄・礎苗。2人の哀しき対決のとき、橋守りの通は。本やタウン

*31:降りしきる雨よ、願わくば、僕らの罪を洗い流しておくれ――。人は、やむにやまれぬ犯罪に対し、どこまで償いを負わねばならないのだろう? 暗転する事件の果て、二組の子供たちがたどり着いた、慟哭の真相とは。現代版『罪と罰』とも言うべき贖罪の物語。公式

*32:ごく普通の勤め人・高尾慎一が裁判員に選任された事件は、現職の美人衆議院議員による夫殺し。動機も明らかで目撃者もいる、実に単純な裁判……のはずだった。だが公判初日の夜に高尾は、無罪の票と引き換えに被告人の事務所に金を要求した、と議員秘書を名乗る美女に糾弾された。身に覚えのない疑いをかけられてからというもの、彼は次々謎のトラブルに巻き込まれる。裏で、誰かが糸を引いているのか――何の目的で? 被告人の無罪を確信し、冤罪を防ぐべく動く高尾だが、やがて裁判にまつわる災難は、職場や家族にまで影響を及ぼす。裁判員制度に翻弄される一市民の奮闘を描く、ハードボイルド+法廷ミステリ! 公式

*33:鑑識不在の状況下、警備会社社長に真っ向勝負を挑む「マックス号事件」、売れっ子脚本家が拉致監禁犯を射殺し生還するという自作自演のシナリオを書く「失われた灯」、斜陽の漫才コンビ解消、片翼飛行計画に待ったをかける「相棒」、フィギュア作りに絡む虚虚実実の駆け引きを制する「プロジェクトブルー」??以上四編を収録。『福家警部補の挨拶』に続く、倒叙形式の本格ミステリ第二集。解説=神命明 公式

*34:親友のベスとジョージとともにシャドー牧場で休暇を過ごすことになったナンシー。ところが牧場では事故がおきたり、伝説のアウトローの呪いがかかった幽霊の馬が出現したりと、気味の悪いことが続いていた。さらにナンシーの牧場行きを妨害しているかのようなことまで次々とおこる。だが、そんなことでひるむようでは少女探偵の名がすたる。がぜん闘志をかき立てられたナンシーが、シャドー牧場の謎に挑む。大人気シリーズ第5弾。解説=青木純子 公式

*35:25世紀中央アジア共和国とマフディ教団は、旧世界の知識を有する「ミカイールの階梯」により大いなる動乱へと導かれる。『下巻』同時刊。本やタウン

*36:〈ハヤカワ・ミステリワールド〉無人島に理想郷を築こうとした宗教組織が集団失踪した。そこで何が起こったのか? 数学的に導き出される殺人連鎖とは? カルト、廃墟、暗号、奇妙なトリックなど、本格要素満載の論理ミステリ。公式

*37:とある町の寂れた商店街で失踪した人気ミステリー作家。警察や担当編集者、店主たちの推理の果てに。人生イロイロの感動笑説。本やタウン

*38:欲深き女性を襲う二千年の呪い。大学院生の華弥は偶然手に入れたマリア像からかつてない快感を与えられ、急に輝きはじめた。一方、女性ばかりの連続死亡事件を追う麦田深砂巡査はマリア像の秘密に迫る。女性の内なる欲望にかけられた呪いの行方は? 公式

*39:白衣を脱いで、私は別人になる――美貌の不妊治療医として評判の奈緒子のもう一つの顔。それは、過去に壮絶な監禁事件を経て成長し、秘密のSMクラブに所属する売れっ子M嬢《セリカ》だった――。過去と現在が交錯する、ホラー文庫史上最高の問題作。 公式

*40:セーラー服の美少女が日本刀で世界をぶったぎる。サヤは16歳の少女。しかし、その若く美しい容姿には「ハーフ」としての苦しみが隠されていた。人間の父とヴァンパイアの母の間に生まれた彼女はヴァンパイアの排斥に取り憑かれてゆき…。 公式

*41:〈ハヤカワepiブック・プラネット〉事故で三歳の娘を失ったアビー。悲劇の根を故郷の家族に見出した彼女は、哀しみの連鎖を断つために南アへと向かう。そこに恐ろしい真実が待つとは知らず。新進作家が驚きの筆力で紡ぐ感動長篇。公式

*42:恋愛の「抹殺」を書く小説家の荒涼たる魂の遍路。(抹殺?無視、放置、逐電など、自分の都合で相手との関係を断ち、相手の心を「殺す」こと。)『OUT』より12年目の衝撃作。本やタウン

*43:琉球の伝統武術「唐手」伝説の使い手・本部猿を描いた小説。数々の他流試合を通じて手の強さを証明し、失われた沖縄人の誇りをとり戻すことができるのか。本やタウン

*44:東京下町の貸しスタジオと共に、複数の賃貸物件を伯母の遺産として相続した武原耕太。勤め先を辞め、スタジオ経営に専念する彼だが、同じビル内の会社「デプラ」が夜逃げしたことを知る。また、それと前後して、「デプラ」の関係者と思われる男たちが、次々と耕太の前に現れ始めた。伯母の名を言いながら「たすけてくれ」と繰り返す彼らと「デプラ」の正体、そして、亡き伯母の秘密……。それらを調べ始めた耕太の下へ、ある日、潤という少年が伯母を訪ねてきた——。国家とは、愛の在り方とは何かを問う著者渾身の書き下ろし長篇ミステリ。7&Y

*45:始まりは微熱と関節痛。九日目の朝、少女は……?!ピチピチの素肌。膝上20センチのスカートからスラリと伸びた脚。女子中学生は無敵だ。しかし、突然の微熱と関節痛から目覚めると、その朝少女たちは――。14歳のリアルをダーク&スイートに描く著者渾身の意欲作!公式

*46:生まれ変わった清涼院流水の“新たなるデビュー作”!元日の午前零時、初詣客が消えた。それが謎の集団「セブンス」が仕掛けた日本絶滅計画の始まりだった。一体どうやって、何のために。 元日の午前零時、全国の初詣客が大量に消失し、同時に警視庁や県警本部が謎の集団により占拠された。日本絶滅計画の幕開けだ。計画を実行するのはそれぞれが特殊な能力を持った7人組“セブンス”。リーダー・タクトの指揮の下、彼らは日本中の人という人を次々と消していく。一体どうやって、そして何の目的で?(AK)公式

*47:順調な交際を続けていた川端と秋。ところが秋には何か重大な秘密があるようで。甘い関係だけじゃない、辛い事実も受け止められるのか。本やタウン

*48:しぶしぶ出かけたお見合いの場でいつも事件に巻き込まれてしまう冴子。今回のお見合いは無事終わるのか、はたまた。本やタウン

*49:密林のピラミッドや空中都市は妄想ネタの宝庫。メキシコ、グアテマラ、ペルーの遺跡を歩きながらあらゆる思索を繰り広げた17日間。

*50:昭和の母から平成の母、強い母からどこまでも優しい母。第1章から第8章まで連鎖するストーリーとともに登場するかあちゃんたちが胸と涙腺を揺さぶる1冊。本やタウン

*51:第29回横溝正史ミステリ大賞+テレビ東京賞W受賞作!死刑囚となった息子の冤罪を主張する父の元に、メロスと名乗る謎の人物から時効寸前に自首をしたいと連絡が入り、真犯人は別にいる告白され…。緊迫と衝撃のラスト! 死刑制度と冤罪に真正面から挑んだ社会派推理。公式

*52:おそるべき横溝チルドレンの登場!! 冬の朝、渋谷ハチ公前。僕は生首を置きにゆく。『彼女』の願いを叶えるために――。北村薫氏の強力プッシュにより優秀賞を受賞した本作は主人公のキャラクターそのものがまさに「ミステリ」。公式

*53:もしあなたが人生の残り時間を知ったら……?砂時計のなかを落ちていく砂を見るように、人生の残された時間を見つめる男女が織りなす、狂おしいほどの情熱に駆られた恋愛模様。  若者たちの恋愛を描いた作品で大人気の女流作家による大人の恋物語。とどまることなく流れゆく時間に抗(あらが)いながら、いまこの瞬間、全身全霊をかけて恋愛に向いあう主人公たちの姿に心うたれます。また7つの短篇は複雑に絡み合い、恋愛の奥深さを垣間見せてくれます。新境地を開拓しようという著者渾身の意欲作です。(AH)公式

*54:1985年、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、1994年、『ねじまき鳥クロニクル』、2002年、『海辺のカフカ』。そして今年、待望の新作長編刊行!公式

*55:戦後政治の闇に挑んだ男の挫折と再生のドラマ。記者と取材源の逮捕という前代未聞の事件に、世論は沸騰した。だが狡猾な国家権力は、起訴状でふたりの秘められた関係を暴露した。著者10年ぶりの新作、第三巻ではこれまで以上の激動の運命が主人公・弓成を翻弄します。迫真の筆致で描かれる法廷シーンでは、のらりくらりと逃げる外務官僚の姿に思わず憤りを覚えてしまいます。驚くような裁判の展開とともに、深い亀裂が走った弓成の家族のドラマからも目が離せません。(YO)公式 

*56:悪徳刑事の、これはミッションなのか。教団の生む白い通貨に目をつけ、与党の首領を警察官僚を手玉に取った。この楽園は地の底まで続いているらしい。ここを踏み荒らす奴らを、俺は生かしてはおかない……。八年の歳月を費して成った、スピード感溢れる巨編!公式

*57:東北・北海道を股に掛け船戸節が炸裂するロード・ノベル・ノワール登場。本やタウン

*58:もうすぐクリスマス! ジェーンはあわてふためいていた。大学生の長男マイクも帰省するし、恋人メルの母親もやってくるのに、聖歌の集いやクッキー交換パーティの準備が、どんどん時間を奪っていくのだ。とどめに、聖歌の集い当日、無理やり押しかけてきた嫌われ者のニュースレポーターが、隣家の屋根から落ちて死んでしまったから、もう大変! 主婦探偵がトラブル続きの休暇を過ごす、人気シリーズ第10弾。訳者あとがき=新谷寿美香 公式

*59:——久しぶりの登場です! 一風変わったお見合い相手が今回も登場。しかし冴子さんは相変わらず事件に巻き込まれ……?! 公式