2月新刊備忘録

  • 2/04 ロバート・ファン・ヒューリック「寅申の刻」ハヤカワ・ミステリ/ ISBN: 9784150018443*4
  • 2/09 鏑木蓮「思い出をなくした男」PHP研究所/ISBN:9784569793597【楽天*6
  • 2/09 ヒキタクニオ「跪き、道の声を聞け(仮)」PHP研究所/ISBN:9784569795003*7
  • 2/18 石平ひかり「スミレ刑事の花咲く事件簿 悪意の果て」講談社/ISBN:9784062167420*22
  • 2/18 望月諒子「大絵画展」光文社/ISBN: 9784334927462【楽天*25
  • 2/18 石川渓月「煙が目にしみる」光文社/ISBN:9784334927455【楽天*26
  • 2/18 三島浩司「ダイナミック・フィギュア(上)」早川書房/ISBN:9784152091956*27
  • 2/18 三島浩司「ダイナミック・フィギュア(下)」早川書房/ISBN:9784152091963
  • 2/22 木下半太「オーシティ」新潮社/ISBN: 9784103290414【楽天*35
  • 2/22 藤野眞功「犠牲にあらず」新潮社/ISBN: 9784103290810【楽天*36

  • 2/25 ジュノ・ディアス「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」新潮クレスト・ブックス/ISBN: 9784105900892【楽天*59

*1:生への祝福と喜びを謳いあげる著者の新境地!天才作曲家ヴィヴァルディが残した一枚の楽譜を糸口に、教え子たちの人生が交錯する。7net

*2:〈ハヤカワ・ミステリワールド〉少女を殺害した少年は更生して社会へと戻ってきた。が、町で殺人が起こり、抑えられていた少年の「悪い種子」が再び……正義とは何かを問う、松本清張賞受賞作家、渾身のピカレスク・ミステリ。公式

*3:マキは誰かの「代役」を演ずる役者。花嫁や母親の代行から、果ては死体役まで。淡々と仕事をこなしていたマキの前に、ある日、謎の男が現れて。本やタウン

*4:判事の執務室に入り込んだ一匹のテナガザルの残した宝石の謎と、異郷で孤立無援の判事が直面する怪異。長きにわたるディー判事事件簿の最後を飾る二中篇を収録。ついにシリーズ全作品の邦訳完成。公式

*5:海ぞいの断崖の木にぶらさがり揺れていた少女の死体を乗せて闇の中を走る救急車が遭遇する不思議な恐怖を描く表題作ほか、SFの詩人が贈る、とっておきの21編。これぞブラッドベリの真骨頂!公式

*6:思い出は人を幸せにも不幸にもする。記憶喪失の男の身許を捜す表題作ほか、思い出探偵社をめぐる4篇を収録したハートフルミステリ。本やタウン

*7:関東を二分する組織、十四会の会長・今切が消えた。裏社会の探偵時園は、十四会の君島から会長捜索の依頼を受けるのだが。本やタウン

*8:定年を迎えた男たちが、60〜70年代の青春時代を振り返りつつ、かつての淡い恋と今の熱い恋との間で揺れ動く。人気直木賞作家の最新長編小説。本やタウン

*9:行けるところまで行ってみたい。12歳の少年が卒業式の翌日、ロングライドの旅へ。『自転車少年記』より7年、待望の自転車小説。本やタウン

*10:劇「まことの人々」で、人喰い兵士役になった僕の彼女は、その悪役にのめりこむうち、現実でもおかしくなって。文藝賞受賞第1作。本やタウン

*11:日本SF大賞受賞の鬼才が「軍艦島」を舞台に描く、悪夢の世界。bk1

*12:法の下、天下を治めようと戦国の生き残りの忍を使い切支丹を弾圧する幕府と、四郎復活を目論見、暗躍する切支丹たちの戦いが始まる。bk1

*13:突然「警視庁FC(フィルムコネクション)」室への“特命”を受けた楠木は、映画撮影に協力することになるが、ある日、ロケ現場で遺体が見つかった――。 e-hon

*14:芸術家たちがつくった理想郷「唯腕村」。後継者・東一と美少女マヤは愛し合い憎しみ合い、運命を交錯させる。5年の歳月をかけて書き尽くした渾身の長編小説。 構想から7年、単行本としては著者初の上下巻となるこの大作は、東北の片田舎にある「唯腕(いわん)村」に暮らす高浪東一(といち)とその村に流れ着いた少女マヤを主人公にして、過疎、高齢化、農業破綻、食品偽装、外国人妻、脱北者、国境という社会問題を物語に取り込み、東アジアの片隅に暮らす日本人が直面している諸問題を読者に突きつけます。「週刊文春」の連載と「別册文藝春秋」連載「アポカルプシス」が融合し、傑作長編小説が誕生しました。(ON)公式

*15:大正時代に東北に芸術家たちが創ったユートピア「唯腕村」。1997年3月、村の後継者・東一は美少女マヤと出会った。自らの王国に囚われた男と、国と国の狭間からこぼれ落ちた女は、愛し合い憎み合い、運命を交錯させる。過疎、高齢化、農業破綻、食品偽装、脱北者、……東アジアの片隅の 日本をこの十数年間に襲った波は、いやおうなくふたりを呑み込んでいく。今の日本のありのままの姿を、著者が5年の歳月をかけて描き尽くした渾身の長篇小説! Amazon

*16:ライターの舞は不妊が原因で離婚し、アパートに引っ越してきた。そこで耶知子さんという、パワフルなおばあさんと交流が始まる。本やタウン

*17:殺人犯が現場から逃走するときに目撃したのは、県警幹部が犯した轢き逃げだった。守るべきは正義か、組織か。本やタウン

*18:全ては失われた。それでも俺は生きてゆく 誰もいない家から閉め出された定年前の男は、漂白を続けながら、幸せの日々、本当の教養などに思いを巡らす。そして自らの存在を確かめるために行動を起こした。e-hon

*19:泣かなくていい。君のために、世界は美しいから。リサイクルショップ・カササギは、オーナーである華沙々木丈助と、ただ一人の店員・日暮で経営している小さな古道具屋だ。オープンしてもうじき二年。雑多なものを買ったり、ときどきは売ったりしている。……あまり、繁盛はしていない。売れそうもない古道具を高い値段で引き取らせようとする近所のお寺の和尚との駆け引きも負け続けである。華沙々木は、商売にはあまり熱心ではないが、謎めいた事件が大好き。何かと首を突っ込んでは、自らの推理を披露しようとする。日暮は気が気ではない。何を言い出すかわからないからだ。相手にも失礼になるし、何よりも、華沙々木が頭脳明晰、快刀乱麻の推理力を持つと信じて疑わない女子中学生・菜美の期待を裏切るわけにはいかないからだ。華沙々木の推理を、真実にしなければ……。彼女が世界を信じて、笑えるように。注目の俊英・道尾秀介が描く、ちょっと甘口な青春ミステリ。たぶんこれも、少女と騎士(ナイト)の物語。楽天ブックス

*20:とある代議士夫人の影が盗まれた。にわかには信じ難い事件の調査を頼まれた高広と礼は……。雑誌記者と美貌の人気絵師の二人の活躍を描く、好評《帝都探偵絵図》シリーズ第三弾。公式

*21:鯉ケ窪学園高等部の放課後は謎の事件でいっぱい。探偵部副部長・霧ケ峰涼のギャグは冴えるが推理は五里霧中。果たして謎を解くのは。本やタウン

*22:アイドルの死は自殺か。不倫男性の死の真相は。次々立ちはだかる難事件。心の奥の悪意が生み出すアリバイに挑む。謎解き刑事のニュースター誕生。本やタウン

*23:独自の魅力を持つ「柴田哲孝版・警察小説」。城島刑事と元FBI捜査官のコンビが難事件を解決する。本やタウン

*24:小学校の遠足で見た3つの影と母の死の予感、新月の晩に動き出す味噌の麹など人と動植物と月がからみあう、6つのふしぎな小説集。本やタウン

*25:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作。ゴッホの絵画の行方を巡る、サスペンスフルなコンゲーム小説!英国人の美術収集家イアンは、是が非でも手に入れたかったゴッホ作「医師ガシェの肖像」をクリスティーズで日本人に競り負けた。バブルが弾け、ある追いつめられた男と女が、担保物件で倉庫に保管する名画の中に「ガシェの肖像」があり、それを買いたいと言っている依頼人がいるので、盗み出そうと持ちかけられる。 「ガシェの肖像」強奪は無事成功するが、持ち出したコンテナには135枚の名画があり、総額二千億円を越える大事件となってしまう。眠れる名画「ガシェの肖像」を巡り、騙し騙される絵画を愛するものたち。史上最大の泥棒が最後に夢見た「大絵画展」とは!?今年の受賞者、望月諒子は作家である。大森望を唸らせた長編デビュー作『神の手』は、電子出版で異例の大ヒットとなり話題を呼んだ。その後いくつかの作品を刊行しながら力をつけた彼女は、作家という立場で、今回敢えて新人賞に挑んだ。選考委員は、本来の新人でない彼女の選考には厳しかったが、「ぼくには書けない」と言う綾辻行人氏の強い支持により、晴れて受賞となった。 楽天ブックス

*26:日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作。選考委員、好感。おっさん編集者ども、むせび泣き。呑み屋街の片隅にそっと花咲く大人の「意地」の物語。 九州一の繁華街、中洲。バブル期にはやくざ相手でも一歩も引かず、地上げで鳴らした男。しかし今はしょぼしょぼの金融屋である。彼は偶然、博多最大にしてやりたい放題の暴力団に単身でつっかかってゆく少女を見て、ついつい、味方をしてしまう。そんなことしたら、商売に差し支えるのに……。 彼女は言った。「奴らに捕まった友達を助けて」。その言葉と彼女の向こう見ずさにかつての自分を思い出し、くすぶり男の心に再び火がついた。「大人の正義、見せちゃるばい」――。ベテランオカマバーのママなど、魅力的なキャラクター達とともに、知力暴力根性愛情を駆使して、男は博多弁むき出しで中洲のネオンの海を奔走する。 初期浅田次郎作品(きんぴか)を彷彿させる、甘くてほろ苦い、ベタだけど洒落た――クレイジーケンバンドのような――大人の寓話。 楽天ブックス

*27:〈ハヤカワSFシリーズJコレクション〉日本国内に落下した謎の構造物から現れた異形の生命体を迎え撃つため、政府はまったく新しいコンセプトの二足歩行兵器を投入する……地球の命運を担う青年達の死闘を描く本格リアルロボットSF  公式

*28:クラシック翻訳ブームの火つけ役となった、いまなお斬新な謎解きミステリの傑作。高名な序文ももちろん収録した、満を持しての文庫化です。 高名な探偵小説家の邸宅で行われた推理劇。だが被害者役の人物は二発の銃声ののちに本物の死体となって発見された。二転三転する論証の果てに見出された驚愕の真相とは。メルマガより

*29:危ういところをイングランドの魔法使いジョン・ディーに助けられたペトラ。彼の周囲に渦巻く宮廷の陰謀に巻きこまれることに……。驚天動地のファンタジー、シリーズ第2弾。メルマガより

*30:増え続ける体重と戦いつつ学生寮の副寮母を務める、元アイドル歌手のヘザー。またもや寮で殺人が。『プリンセス・ダイアリー』の著者のオトナのための過激なミステリ第2弾。メルマガより

*31:アイスランド発、鮮烈ミステリ日本初上陸! 魔女について研究していたドイツ人留学生が両目を抉られて殺された。祖父の遺産を研究につぎ込んでいた被害者が巻込まれた闇とは? 奇怪な古書が絡むグロテスクな難事件に女弁護士トーラが挑む。Amazon

*32:〈全米を瞠目させた注目のデビュー作〉川面に響く銃声と悲鳴。それは黒人弁護士を殺人事件に、そして過去の傷痕に直面させる。公式

*33:フランスの田舎町、幼なじみのトニーとアンドレは、ある夏の夜、突然激しい性的関係におちいる。やがて、二人の夫と妻が次々に毒殺死体となって発見される。陪審員裁判は二人をどう裁くか?公式

*34:作家である主人のもとにやってきてスタンダードプードルのスピンク。主人をポチと名付け日々のつれづれを綴る。穏やかな暮らしの中に起こる「事件」とは。本やタウン

*35:世界のワルが集まる近未来の大阪で、絵本探偵・羽田誠は“耳”を追う。リミット3日、人質は……キン●マ!? 100%規格外の爆速クライムサスペンス誕生。e-hon

*36:殺人罪に服した七年間に温めた修羅が立ち上がる。出所直後から取材攻勢に曝され、一転して有名人となった彼に先達から信号が届いたのだ。才気漲る悪漢小説。e-hon

*37:物語の舞台は、宮城県岩沼市。その郊外に住む少女と老人を主人公とする、本邦初の「国内石油採掘小説」。本やタウン

*38:道具屋を継ぐことになった太一郎は幽霊など信じないが、曰く付きの品が集まる「皆塵堂」で修業するよう命じられた。切なくて、ほんのりおかしい人情怪談騒動記。本やタウン

*39:中学生の望は、元芸者の祖母・お蔦さんと神楽坂に暮らしている。我がままで気が強くて、でもとても頼りになるお蔦さんに振り回される、望の温かで少しだけ波乱のある日常。連作短編集。公式

*40:本部長の娘が誘拐された。自分を左遷し、犯人逮捕優先を主張する本部長の娘の救出に向かう三島は、追い詰められていく。スピード感溢れる長編警察小説。本やタウン

*41:かつて共産主義政権下で、国家権力に翻弄され苦難の道を歩いてきた女性刑事ヤナ。いま底知れぬ犯罪の闇に挑む。哀しみをたたえた女性刑事の活躍を描く、警察小説デビュー作。メルマガより

*42:常人の倍の早さで老いる主人公モラエスと、画家であるその母オローラ。20世紀インドの歴史を背景に繰り広げられる、ミステリアスかつ波瀾万丈の物語。ルシュディの最高傑作、待望の邦訳。公式

*43:43歳にしてアパートの大家になった茜。整形マニアや自称探偵などヘンな店子に翻弄されて。独身女子の人生の転機をほのぼのと描く。本やタウン

*44:結婚は、人生最大のエンターテインメント!企みを胸に秘めた美人双子新婦、プランナーを困らせるクレーマー夫妻、新婦に重大な事実を告げられないまま、結婚式当日を迎えた新郎……。人気結婚式場のとある大安の一日を舞台に人生の悲喜こもごもをすくい取る。公式

*45:囚われの身となった人々が、遠く、隔絶された場所で語るのは、絶望ではなく生きるための物語。しみじみと深く胸を打つ連作短篇集。本やタウン

*46:食事の幸福がなかったら、人生はどれほど味気なくなるだろう。小説、旅、身辺のよしなしごとを繊細にかろやかに描きとめた随想集。色とりどりの言葉を自在にちりばめて文章を紡ぐ江國さんの“食べものとことば”をテーマにした「週刊文春」連載エッセイが単行本になります。冬眠中に目覚めたムーミンの飲む“あたたかいジュース”に始まり、ピーターラビットの“やわらかなレタス”まで。チェ・ゲバラやケルアックにバロウズ、“ぶたの鼻と同じくらいソフトでスムースな”ウイスキーも登場。味覚と言語の蟲惑(こわく)的な関係に魅了される1冊です。(OY)公式

*47:湯治旅を終え戸塚宿に逗留する若夫婦が、雨で足止めとなり老女との相部屋を引き受けた。老女が語り出す50年前の話とは。「ばんば憑き」他、「博打眼」「討債鬼」「お文の影」「坊主の壺」「野槌の墓」の計6編収録。公式

*48:首を吊った巡査長、河原で殺されたヒモ男、2人をつなぐ「女A」を追う警部補。善人の罪科と悪人の正義が交錯する、哀しい愛の物語。本やタウン

*49:救いが欲しいなら、俺が神になってやる。でも、その前に地獄を見ておこう。教祖崩御と襲名、血の抗争――『ゴッドファーザーPartII』を超える大傑作の降臨。e-hon

*50:原点であり新境地。馳星周版『フランダースの犬』共に悲劇的な運命を背負った青年と少女が、函館・大沼の地で出会う。初めて幸せを手にすることができるはずだったが、残された選択は「死」しかなかった。馳星周版『フランダースの犬』。Amazon

*51:第34回すばる文学賞受賞、鮮烈なデビュー作! ある日突然、私のそばから人や物が次々に消え始め、それらは最初から「無かった」ことになっていく・・・。当たり前の日常が孕む不確かさと、今ここにある世界のきらめきを色鮮やかに描きだす。  小さなイベント事務所で働く藤田サトミは、職場の久坂から「気になる交差点があるから、次の休みに一緒に観察に行こう」と誘われる。戸惑いながらも、喫茶店で並んで、ひとで溢れかえる休日の交差点を見下ろすことに。「通行人の中から、あるひとを探したい」という久坂と話すうち、職場とは違う彼の一面に触れ、不思議と心惹かれていく。   時を同じくして、サトミのもとに人材コンサルティング会社の遠野と名乗る男が現れ、業界大手への転職を持ちかけてくる。けれど、その頃からサトミの周りで物や人が不意に消滅しはじめる。引き出しにいつも入れていたハッカ飴の缶、採用されたはずのアルバイトスタッフ、進行中だったイベント。自分の記憶と周りの人の記憶に食い違いが生まれ、混乱するサトミに対して、久坂は自分のせいだと語り出す。失われ続ける世界のなかで、失いたくない人を見出したサトミは、必死に消滅に立ち向かうが・・・・・・。e-hon

*52:第23回小説すばる新人賞受賞作 仕事上のトラブルで左遷され、6年半ぶりに帰郷した善幸。一見静かな町では、親友、家族、恋人、そして勤務先のファミレスでも、一筋縄ではいかない人間関係が・・・。現代をリアルにすくう青春小説。 高校卒業以来、6年半ぶりに故郷の町に戻った佐藤善幸、25歳。  ファミレス・チェリーガーデン社員。ネットでのデマが原因で都内の支店から左遷されたのだ。  東京から1時間半。隣町の巨大ショッピングセンター・サクライに客をとられ、新しい職場には、かつて家族の晴れの場として賑わっていた空気はない。すぐサボる大学生、アニメオタクのフリーター、上昇志向が強く厳しい女社員、温和なだけの店長・・・本社に戻るまでの辛抱、と淡々と働こうとする善幸だが、次第に狭く複雑な人間関係に巻き込まれていく。さらに、幼馴染のシンゴの結婚問題や、避け続けてきた遊び人の父親との関係も頭が痛い。  ただひとつの救い、新恋人・綾ちゃんとの順調にみえた交際にも衝撃の事実が発覚。そんな時、同僚の粧子さんにストーカートラブルが・・・。e-hon

*53:「このミス!出身」史上、最高の奇才登場!家族には言えない秘密を抱え、家族を演じる田中丸家の人々。お父さんは失った絆を取り戻すため、あるモノと闘うことを決意するが!? ホラーサスペンス界の奇才が放つ、笑いと涙と感動の""ブラックな家族ゲーム""公式

*54:著者の父の遺した日記が書かせた追憶の記。大正末期、旧制中学に通う少年は創作への夢を抱き、児童文学の現場で活躍する若者たちと親交を持つ。文化薫る著者の父の評伝風小説。//北村薫さんは、読書の達人にして博覧強記、身近に接していていつもその教養の高さにため息が出てしまいます。本書はその著者の父・宮本演彦(のぶひこ)氏の日記をもとに、大正末から昭和初年の主人公の青春を描く評伝風小説です。旧制中学に通いながら、読書や映画を愛し、当時隆盛だった児童文学雑誌『童話』に投稿し、その世界の先輩たちとの交流を深める演彦。その姿に、まさに北村さんのルーツを見る思いがします。(YB) 公式

*55:心を惑わせる女と揺らぐ男。そして二人をとりまく、無脊椎動物のように現代を泳ぐ男女たち。愛情とは何か。性とは何か。驚異の新人が妖艶な筆致で描く、7つの連作短編集!公式

*56:社会の隅に口をひらく奈落の恐怖!! 究極のリアル・ホラー!小さなプレス工場での単調な作業と、理不尽な上司の嫌がらせに鬱屈していた29歳の一郎は、偶然再会した友人・牛木の会社で、高級犬のブリーダーの仕事を手伝うことに。それが地獄のような日々の始まりとも知らず…。公式

*57:1913年オーストラリアの港にたったひとり取り残されていた少女。名前もわからない少女をある夫婦がネルと名付けて育て上げる。そして2005年、祖母ネルを看取った孫娘カサンドラは、祖母が英国、コーンウォールにコテージを遺してくれたという思いも寄らぬ事実を知らされる。なぜそのコテージはカサンドラに遺されたのか? ネルとはいったい誰だったのか? 茨の迷路の先に封印された花園のあるコテージに隠された秘密とは?公式

*58:祖母から英国コーンウォールの崖の上にあるコテージを相続した孫娘カサンドラは、祖母ネルの書き残したノートと謎めいた古いお伽噺集を手に英国に渡る。ネルはなぜ遠い地にコテージを買ったのか? ネルはいったい誰だったのか? 今はホテルとなった豪壮なブラックハースト荘、その敷地のはずれ、茨の迷路の先にあるコテージの手入れを進めるうちに、カサンドラは封印された庭園を見出す。そしてブラックハースト荘の秘密とは……? 訳者あとがき=青木純子 公式

*59:オタク青年オスカーの悲恋の陰には、一族が背負った呪いがあった。ドミニカ出身作家の全米批評家協会賞・ピューリッツァー賞受賞作。bk1

*60:加賀恭一郎シリーズ最高傑作!e-hon