3月新刊備忘録 - でこぽんの読書日記

*4:８歳のこっこは、孤独になりたい。三つ子の姉をはじめ大家族に愛されて暮らす小３の琴子は口が悪くて少し偏屈。きらきら光る世界で考え悩み成長する姿を描く感動作。//こっここと渦原（うずはら）琴子は、口が悪く、偏屈で硬派の「孤独になりたい」小学３年生。三つ子の姉をはじめ、両親祖父母の７人に愛されて暮らす公団住宅は、孤独とはまるで無縁なのだ。同級生の貧乏も金持ちも難民も在日も体の病気も心の病も、子供の世界の問題はより直接的でより繊細なもの。新たな命や夏休みのある出来事を経て、悩み考え成長する姿をユーモラスに温かく描いた感動傑作。登場人物の誰もが本当に魅力的で愛おしい物語になりました。（ＳＹ）公式

*5:「20世紀SFの金字塔」「SF界の『重力の虹』」と賞される伝説的・神話的作品がついに登場！　異形の集団が跋扈する迷宮都市ベローナを彷徨し続ける孤独な芸術家キッド──性と暴力の魅惑を華麗に謳い上げた最高傑作。公式

*6:「理系非モテ男子に贈る、前代未聞空前絶後の有機化学ラブコメ！」（大森望／翻訳家・評論家）と選考委員も絶賛した、第9回『このミス』大賞優秀賞受賞作の登場です！東大院卒の著者が描いた、東京大学で繰り広げられる、絶食男子の有機化学ラブ・ミステリー。専攻している有機化学の分野において、天才的科学センスをもつ東大院生の藤村桂一郎。ところが初めて恋をしたことによって、その能力を失ってしまった。悶々とした日々を過ごしていた彼の前にある日、「あなたの恋を叶えてあげる」と、謎の少女が現れて……。Amazon

*7:道真が怨霊となった真相は。シリーズ第7弾。本やタウン

*8:ミステリ界の若手のエースが魅せる青春短編。本やタウン

*9:近世ヨーロッパで起きた怪奇事件の謎に迫る。本やタウン

*10:上司の命令で渋々訪れた秘湯。嫌がる妻と、幼い息子を連れて来た。だが、そこで待ち受けていたのは知りたくも無かった過去の残虐な事件、そして新たな殺人が。本やタウン

*11:進化し続ける湊かなえの新たなる代表作！元英語講師の梨花、結婚後、子供ができずに悩む美雪、絵画講師の紗月。３人の女性の人生に影を落とす謎の男「Ｋ」。感動のミステリ。//主人公は３人の女性。両親を亡くし、愛する祖母もガンで入院中、さらに講師として働いていた英会話スクールが破綻し金銭的に困っている梨花、建設会社で働いていたが、伯父夫婦のすすめで営業職の和弥と結婚した美雪、公民館で水彩画教室の講師をしつつ、和菓子屋でバイトをしている紗月（さつき）。この３人の視点で構成された傑作ミステリー。湊かなえの「新たな代表作」として、胸をはって刊行いたします。（ＯＮ）公式

*12:『荊の城』『五輪の薔薇』を凌ぐゴシック大作。１９世紀ロンドンの闇に潜む殺人者。彼が抱くのは壮大な復讐の計画だった――イギリス出版史上最高額で競り落とされた華麗なる大作。//夜闇に包まれた１９世紀ロンドンの街路で見ず知らずの人間を冷酷に刺し殺し、男は呟く。これは仇敵を葬る予行演習だ……。そんな場面で幕を開けるや、この男が殺しに至るまでの半生が語られ始める――華麗なる野望と犯罪、恋と絶望、憎悪と復讐。流麗な訳文とダークな意匠で、ディケンズのごとく豊饒な物語が供される――。英国出版史上屈指の高額で出版権が取引された話題作です。小説の愉楽を愛するすべての本読みに謹んで捧げます。（ＮＳ）公式

*13:《奇想》と《不可能》を探求する革新的本格ミステリー・シリーズ　本格ミステリー・ワールド・スペシャル第一弾!!　群馬県北部の寒村、首ノ原。村の名家神月家の長女、彩が結婚式の前日に首を切られて殺害され、首は近くの寺に置かれていた。その後、彩の幼なじみ達が次々と殺害される連続殺人事件へ発展していく。僻地の交番勤務を望みながら度重なる不運（？）にみまわれ、県警捜査一課の刑事となった浜中康平と彩の祖母、一乃から事件の解決を依頼された脱力系名探偵・海老原浩一の二人が捜査を進めて行くが…… 公式

*14:益子徳一、72歳、独身。定年後の人生を慎ましく過ごす彼の、生真面目で平凡で、少しだけ切ない日常を切り取る｢老人小説｣。本やタウン

*15:〈『バーにかかってきた電話』映画化決定！（映画化名『探偵はBARにいる』）〉若き日の〈俺〉が、高田が、桐原がススキノの街を走りぬける……デビュー作『探偵はバーにいる』の前日譚が文庫オリジナルで登場！公式

*16:ぼくは何者なのか。15歳の少年が人生最大の謎に足を踏み入れ、｢点線の道｣を歩む。奇才が長き沈黙を破って放つ清冽ミステリー。本やタウン

*17:〈世界中を熱狂させた冒険小説の金字塔〉CIAをも傘下に置く巨大組織と、日本的精神の至高の境地〈シブミ〉を体得した孤高の暗殺者ニコライ・ヘルが繰りひろげる死闘。公式

*18:〈ハヤカワ・ミステリ1845〉冴えない作家のハリーは、死刑直前の殺人鬼より伝記の執筆を依頼された。ベストセラー作家になり、自分を振った恋人を見返すために、ハリーは殺人鬼に会いに行くが──。MWA賞最優秀新人賞候補。公式

*19:〈キャンベル記念賞受賞〉ネット仲間やガールフレンドとともに、強大な国家権力に対して果敢な戦いをくりひろげる高校生マーカスの活躍をあざやかに描く、全米ベストセラー長篇。　サンフランシスコに住む17歳のマーカス・ヤロウは、コンピューターやゲームに強い、ごくふつうの高校生。じつは、ｗ１ｎ５ｔ０ｎ−−ウィンストンのハンドルネームをもつハッカーでもあった。校内に設置された歩行認識カメラをだましたり、居丈高な生徒指導主任の個人情報を調べたりするのは、お手のもの。だが、ある日、授業中に親友のダリルといっしょに学校を抜けだし、他の高校の仲間たちと遊んでいた最中に、世界が永遠に変わってしまう事件が起こった。サンフランシスコ湾で、大規模な爆弾テロがおこなわれたのだ。　警報が鳴りひびくなか、避難しようとしていたマーカスたちは、テロリストの疑いをかけられ、国土安全保障省に拘束されてしまった。最初は尋問に抵抗していたマーカスだったが、やがて肉体と精神の両方をいためつける厳しい拷問をうけるはめに…… 　ネット仲間やガールフレンドとともに、強大な国家権力に対して果敢な戦いをくりひろげる高校生マーカスの活躍を描く、キャンベル記念賞受賞の全米ベストセラー。　公式

*20:〈『血のケープタウン』著者の最新作〉腐りきった街を舞台にした殺し合いの結末とは……。ノンストップ・ノワール・スリラー。　公式

*21:知ると深みにはまる神々と人間のドラマ全２０話。一目惚れ、横恋慕、同性愛……。神話の名画に隠された神々のドラマは、驚くほど大胆で刺激的。大人気『怖い絵』シリーズ著者最新刊。//ギリシャ神話を題材にした絵画は、日本人の苦手ジャンルだと言われています。西洋文化の根底にある神話のストーリーにも、絵画に描かれるアトリビュート（人物を特定する持ち物）にも馴染みが薄く、絵の「謎解き」ができないからです。本書では、大人気『怖い絵』シリーズ著者の中野京子さんが、神話名画の「謎」に迫ります。そうして見えてくるのは、ゾクゾクするほど面白い、神々と人間の物語！　レンブラント『ダナエ』やレイトン『ペルセポネの帰還』などの名画に潜む、意外なドラマ〈全２０話〉をお楽しみください。（ＲＵ）公式

*22:ロンドンで辻馬車業を営むわたしが乗せた奇妙な客は、馬車から降りたとたん、忽然と姿を消した。その男は死体となって発見され、同業者のひとりが殺人容疑で逮捕される。わたしは彼に、ぎよしや御者仲間全員の力を合わせて留置所から出してやると約束する──六千組の目と耳を総動員して。ヴィクトリア朝ロンドンを舞台に、辻馬車探偵ネッドたちの活躍を軽快に描く、傑作歴史ミステリ！解説＝大津波悦子公式

*23:横芝光町立図書館より

*24:八重山諸島の８つの島々を舞台に紡がれる物語はすべて織り合わさり大きな感動を呼ぶ。物語を味わう喜びが存分に感じられる傑作。7net

*25:亮介が実家で偶然見つけた｢ユリゴコロ｣と名付けられたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。本やタウン

*26:背筋が凍るような物語から心温まる物語まで、さまざまな家族の情景を切り取った短編集8編を収録。本やタウン

*27:じーちゃんにもらった形見の根付。歩、進、望の三兄弟は、ひょんなことからそれぞれの根付に秘められた謎を解き明かすことになり。本やタウン

*28:恋人と職を失った30歳の坪木は金貸しの老人の運転手として雇われ、借金取り立ての旅に出る。かくして2人の奇妙な旅が始まった。『下巻』同時刊。本やタウン

*29:横芝光町立図書館より

*30:横芝光町立図書館より

*31:デビュー作『猫背の王子』から近況まで１８年の作家生活を網羅したエッセイ集。ファン待望の恋愛、執筆、旅について…。e-hon

*32:ミュージシャンで世界有数の大富豪“永遠なるタッド”が終の住処に選んだのは月。若き庭師エチカは人類初の“月の庭”を作るべく月へ e-hon

*33:父を亡くした小学5年生の少女が見る夢は? 3年前に亡くなった父が、バンパイアとなって会いに来たと話す少女。“秘密”を打ち明けられた家庭教師は、その正体を調べるが。ミステリーランド第11回配本。TSUTAYA

*34:人気吸血鬼画家謎の失踪! その行方は?! 吸血鬼画家ミラルカが謎の失踪を遂げる。一人息子のレイは彼女からの手紙に残された画集から、彼女の行方を追う決心をする! 幻想作家井上雅彦新境地! TSUTAYA

*35:東京下町で90年代に起きた20歳の女性2人組による少女誘拐未遂事件を材にとって犯人の心情に迫る著者新境地の長編犯罪サスペンス。本やタウン

*36:暴走するイルカや命懸けで恋するラッコ。かわいいだけじゃない水族館の生き物たちと、若き女性飼育員の奮闘を描く感動お仕事小説。本やタウン

*37:怪談専門誌『幽』創刊以来圧倒的な人気を誇る新本格の旗手・綾辻行人による連作怪談、待望の第二集。作者の分身とおぼしき小説家の日常の風景がぐにゃりと歪みはじめる前作に引き続き、作中世界の変容に拍車がかかる。目眩（めまい）？　揺れているのは自分なのか世界なのか。人間の存在が根底から揺さぶられる、哲学的な問と奇妙な味わいをたたえた、挑発的連作集。e-hon

*38:bk1より

*39:地球上のあらゆる生物が反乱をおこし、実験室で飼われていた一匹の狂ったネズミだけが人間の味方になる。すべてが動物の一人称で語られる、悪意に満ちた幻の名作。世界幻想文学大賞受賞。公式

*40:短時日のうちに、元厚生省官僚と元農水省官僚とその息子の妻が刺殺され、元郵政省官僚も襲われて怪我をした。うち二つの事件は加納裕道という若者が自供したが、もう一つは別の事件らしい。北沢署の葉山、警視庁捜査一課の勝俣、元刑事の倉田は、それぞれに、今回の三つの事件と、過去に担当した元官僚を襲った事件との類似性を感じ、捜査本部に加わった捜査一課の姫川玲子も、事件の背後に何らかの関連があると推測する。自らも公務員である刑事たちが、官僚のありかたを自問しつつ、長い時間を掛けて準備され、巧妙にかくされた事件の真相に迫る、シリーズ番外編にして野心作！e-hon

*41:球界の若きエースがＦＡ宣言した。渦巻く陰謀と策略！金の亡者と言われ球団、マスコミ、ファンの全てを敵にまわす代理人、善場圭一。スポーツ界に新たなダーティー・ヒーローが誕生した。//『ノーバディノウズ』でサムライジャパン野球文学賞大賞を受賞した著者渾身の長篇です。主人公は金の亡者“ゼニバ”と呼ばれる敏腕代理人の善場圭一。以前代理人をしていた縁で、失踪したスター選手、瀬司英明の捜索を依頼された善場は、彼が残したリストをもとに高校同期のライバルたちを訪ね歩くうち、彼らの秘められた事件に突き当たります。独自の倫理観を持ち、誤解を恐れず誇り高く生きようとする善場の活躍をぜひお楽しみください。（ＡＨ）公式

*42:「西東京いのちの電話」にかかってきた一本の電話……。それは自殺志願者の男からの電話だった。　男の命を救うために、相談員と福祉センターの職員が奔走する。だが、当の男は他殺の跡を色濃く残す現場から、忽然と姿を消してしまう。　男はいのちの電話にダイヤルする前に、旧友たちにも電話をしていた。つまりそこに彼がいることを知っていたのは、電話を受けた旧友たちだけ。男が電話をかけたメンバーの中に、彼を殺害した犯人がいるのか？　しかし、自殺する可能性のある男を、なぜ犯人はわざわざ殺す必要があったのか？　しかもお互いのつながりは、三十年も前の子ども時代だけのはずなのに？　やがて、男から電話を受けていたメンバーが、ひとり……、またひとり……と死んでいく。メンバーのひとりで、男の元同級生のホラーミステリ作家が、この不可解な事件に巻き込まれる―― e-hon

*43:片野厚介は新任の中学教師。実家から少し離れた、山間の町の学校に赴任し、二年生のクラスを受け持つことになった。ある日、厚介は担任クラスの男子生徒二人に、奇妙な写真を見せられる。それは、地元の氏神である山宝神社の裏山の洞窟にある祭壇が映っていた。　鎮座しているのは、神の眷属たるオオカミの像。二人に引っ張られる形で、手掛かりとなった裏山近くの廃ビルに「探検」に行った厚介たちは、白装束の怪人物に拘束されかける。あのオオカミの像は、いったいどういう由来のものなのか。　この町と神社には、どんな曰く因縁があるのだろうか。新米教師が生徒たちともに、複雑な謎の解明に挑む、痛快推理長編。e-hon

*44:世界各国多数の賞を受賞、世界中に衝撃を与えたグラフィック・ノヴェル、ついに刊行！　漫画でもコミックでもない、素晴らしいSF（センスオブワンダー）に満ちた「文字のない本」。公式

*45:渡り鳥協会の大会で賑わうホテルの女性オーナー、ラークには気掛かりがあった。友人のカフェ店主エスターがホテルへのコーヒー豆の納入を、突然停止したのだ。その件を話し合う前に、幼なじみのレイチェルとバードウォッチングをしていたラークは、エスターが殺されるのを望遠鏡ごしに目撃してしまう！　“野鳥に優しい”有機栽培コーヒーを商っていた彼女は、なぜ殺されたのか？　鳥づくしのシリーズ第二弾。訳者あとがき＝早川麻百合　公式

*46:南シナ海域を狙う中国が台湾に仕掛けた罠。中国が台湾領土化に向けて軍事行動開始！　その侵攻に巻き込まれた日本人工作員・東。緊迫する日中関係の今後を予見した問題作。//尖閣諸島問題を予見していたかのような中国海洋覇権を題材とした近未来小説。主人公は台湾潜入中の日本人工作員・東。民間企業運営の研究所に所属する彼は、あることで中国と台湾の秘密会議の盗聴テープを入手する。内容は「国共合作」。しかし、このテープは中国側が仕掛けた、台湾本土化計画の始まりだった。精密な取材で構成される近未来シミュレーションと、ハリウッド顔負けのアクションシーンの数々。最高級のエンターテインメント小説です。（ＯＮ）公式

*47:江戸の“外交官”留守居役を拝命した新之介。欲しいのは“情報”。しかし我が藩には金子も伝手も全然ない！　貧乏暇なしの日々、勃発したのは一大事――このままでは藩がつぶれる！　知恵と仲間を頼りに、一世一代の大勝負を仕掛けるが……。畠中“新世界”ここに誕生。公式

*48:イイ女の条件とは。カレが浮気をしていると思ったら。愛され続ける女になるには。結婚や恋愛の悩みに答えるヒントが満載の1冊。本やタウン

*49:世の中はこんなにも愛おしく愚かな人々に満ちている！　なんて、私こそ愚行の女王？　いや、ハモニカ愚連隊だ！　美味しいもの、酒、読書、ドラマ、アイドル、恋……。興味は尽きず、歯に衣着せぬ毒舌爽やか。ポンちゃん今日も絶好調。人気エッセイ最新刊！公式

*50:ナボコフ・ファン待望の未完の遺作、ついに刊行。ナボコフ直筆の創作カード138枚の図録も収録。　20世紀で最重要な作家として、近年ますます評価が高まるウラジーミル・ナボコフ（1899-1977）。そのナボコフが死の直前まで執筆を続け、未完成のまま138枚の創作カードというかたちで遺した長篇小説『ローラのオリジナル』は、生前ナボコフが、夫人のヴェーラに破棄するように言い残したといういわくつき。しかし、ナボコフの名を一躍世に知らしめたあの『ロリータ』も、ナボコフがその原稿を焼き捨てようと焼却炉に向かう途中、ヴェーラが無理矢理奪い取って生きのびたという経緯があるように、この未完の小説もまた、作者本人の手を離れて、世のナボコフ・ファンを大いに魅了する作品として誕生した。フローラという女性の物語と、その夫で精神科医のウィルドの思考実験と織りなすこの長篇に秘められた秘密、そしてナボコフが構想したであろう小説の構成を、『ロリータ』の翻訳によって新たなナボコフ・ブームを引き起こした若島正が、探偵よろしく解き明かしていく。日本オリジナルの翻訳＋解説！　bk1

*51:トラブルを抱えた人や不法滞在する外国人など、曰く付きの客ばかりの｢ホテルパラダイス銀河｣。このホテルで働く西島京志はトラブル処理に奔走する。本やタウン

*52:人をくったような文体でふしぎな現実を生み出す、新しい才能の出現。かつてない経済をテーマとするSF青春小説の傑作。本やタウン

*53:唐島英治がクインテットを休止した。永見は、唐島とともにアメリカへ向かう──。本場アメリカを舞台に繰り広げる、鮮やかな推理と人情譚。日本推理作家協会賞受賞シリーズ。公式

*54:水と光をモチーフに描かれる１０の世界。少しずつ重なり合った世界の中で、ただ１人“酒場の主人”だけが同じ人物で共通しています。新しくて懐かしいＳＦ幻想。どれかがあなたの物語かもしれません。清新な第１作品集、梶尾真治氏推薦。公式

*55:なぜか夜中に営業する無人駅の床屋、廃工場での大冒険……大学生・佐倉が出会う四季折々の不思議。第四回ミステリーズ！新人賞受賞作を含む、ミステリ　謎と驚きに彩られた連作短編集。公式

*56:クリスマスイヴ。約束を破った彼は、事故に巻き込まれていた。夜にだけ出会える死んだはずの彼と共にリアルすぎる「死後の世界」の謎を解く、長編ファンタジック・ミステリ。公式

*57:『源氏物語』の著者・紫式部が残したもうひとつの書物、『紫式部日記』。時の帝の寵妃・中宮彰子が土御門邸で親王を出産する様子が描かれている。慶事を迎え、白一色で飾られ浮き立つ邸内──しかしそんな華やかな場に、物騒な盗賊が邸に逃げ込んだとの知らせが入る。そやつはどこへ？　式部は他の女房たちを動揺させぬよう、密かに盗賊の行方を探るが……。平安の都を舞台に、第13回鮎川哲也賞受賞作家が描きだす、王朝推理絵巻。公式

*58:それはどこかの、血も繋がっていない赤の他人の話。｢現代のボルヘス｣が描く、強力な運命論の世界と壮大な時間の伸縮に組み込まれた、ある家族の一代記。本やタウン

*59:編集者の羽田御名子に、小説家志望の安良川王爾から持ち込まれた原稿｢裂｣。登場人物には御名子の名が使われ、穢されていた。2人は小説を作りあげられるのか。本やタウン

*60:平田篤胤『仙境異聞』に材をとった珠玉の奇譚集。篤胤の前に再び現れた“天狗小僧寅吉”こと嘉津間。仙境を巡り歩き見聞した凄まじき奇譚の数々から、人間の抱える業が垣間見える。//江戸時代の国学者・平田篤胤（あつたね）が天狗小僧寅吉こと嘉津間（かづま）と再会する。嘉津間は幼い頃、天狗に誘われ仙境で暮らした童子で、篤胤は嘉津間の仙境の話に夢中になり、３年ほど弟子という形でともに暮らした。やがて嘉津間は忽然と姿を消したが、１５年の時を経て再び篤胤の前に現れたのだ。嘉津間は自らが見聞した魔境＝未来の人間社会について語り始めた――。現代人の様々な生き様を、天狗小僧の視点で描いた異色の短篇集です。（ＡＫ）公式

*61:帰ってきた母さんを助けるため、トムは魔女たちとギリシャを目指し旅立った。そこで彼を待つ運命は。好評｢魔使いシリーズ｣最新刊。本やタウン

*62:銀メダル、ジャンプ、恋。２０歳の真央がここにいる。バンクーバー五輪でのキム・ヨナとの一騎討ち、ジャンプ改造を決意した理由、そして恋愛観。２０歳の真央のすべてがわかる決定版。//昨シーズン当初の不調からバンクーバー五輪へ向けて奇跡の復活を遂げ、銀メダルを獲得。そして次のソチ五輪を目指してジャンプの改造に挑んだ今季の活動まで、浅田真央の１９歳から２０歳までの軌跡を描きます。長時間インタビューで、オリンピックの涙の理由、タラソワ・コーチとのすれ違い、ジャンプ改造の真意など、苦しみながらも頂点を目指し続ける真央の心境が語られます。シリーズの集大成ともいうべき決定版、秘蔵写真も満載です。（ＨＳ）公式

*63:《いかれ帽子屋》による連続帽子盗難事件が話題を呼ぶロンドン。ポオの未発表原稿を盗まれた古書収集家もまた、その被害に遭っていた。そんな折、ロンドン塔の逆賊門で彼の甥の死体が発見される。古書収集家の盗まれたシルクハットをかぶせられて……。比類なき舞台設定と驚天動地の大トリックで、全世界のミステリファンをうならせてきた、フェル博士シリーズを代表する傑作！　解説＝戸川安宣公式

*64:『汝の名』の著者が書き下ろすサスペンス。ある秘密があるマンションに住まう、疲れた人々たちに起きた小さな奇跡の物語。本やタウン

*65:横芝光町立図書館より

*66:『ＺＯＯ』『失はれる物語』に続く待望の作品集！　コンビニ強盗との奇妙な共同作業。暗くてイタい文芸部員男女の不器用なやりとり。お正月に降った雪がもたらす不思議な出会い。読者を魅了する、６篇収録の最新作。e-hon

*67:気鋭が満を持して放つ、超弩級エンタテインメント！！　創薬化学を専攻する大学院生・研人のもとに死んだ父からのメールが届く。傭兵・イエーガーは不治の病を患う息子のために、コンゴ潜入の任務を引き受ける。二人の人生が交錯するとき、驚愕の真実が明らかになる――。【著訳者情報】１９６４年東京都生まれ。８４年より岡本喜八氏に師事し、映画・テレビなどの撮影スタッフとなる。８９年渡米、ロサンゼルス・シティカレッジで映画演出、撮影、編集を学ぶ。９１年同校を中退後、帰国して脚本家に。２００１年『１３階段』で江戸川乱歩賞受賞。著書に『幽霊人命救助隊』など。e-hon

*68:芥川賞作家が贈る、３２歳の遠距離共感小説　肌のくすみに抜けない疲れ、ハゲにＥＤ疑惑、仕事のストレス──３２歳は希望も欲望も薄れていく歳だった。誕生日と苗字と年齢が同じ男女の１年間をユーモラスに描く、著者２年ぶりの傑作長編。e-hon

*69:直木賞作家・船戸与一が挑んだ｢ゴルゴ13｣小説化第2弾。世界的な大富豪2人が、慰みのため殺人ゲームを繰りかえしていた。本やタウン

*70:月刊女性誌｢和樂｣にて連載中の林真理子版｢源氏物語｣第2巻。六条御息所を語り部とする物語はいよいよメインを迎える。本やタウン

*71:汚染事故に巻き込まれ、四足歩行しか出来ない体になった青年。ある女子大生との出会いによって救われていく。コモンウェルス賞受賞。本やタウン

*72:テロ事件で、無実の罪で逮捕された高校生マーカスは、管理社会への果敢な挑戦を開始した。キャンベル記念賞受賞。本やタウン

*73:〈『深海のYrr』『LIMIT』の著者が放つ超弩級暗殺サスペンス〉水も漏らさぬ大統領暗殺計画。歴戦の凄腕暗殺者に挑むのは一介の物理学者だった。現代の病巣であるテロリズムの真実に挑む超大作。公式

*74:大富豪の一人娘ティーナは、闇の船に囚われ驚くべき冒険の旅に……話題の宇宙冒険SF。公式

*75:ぼくはトム。七番目の息子の七番目の息子だ。故郷のギリシアに行ってしまった母さんが、久々にうちにもどってきた。驚いたことに、ぼくにギリシアに来てほしいと言うのだ。宿敵オーディーンとの戦いに、ぼくの助けが必要らしい。それだけじゃない、母さんはペンドルの魔女たちにも助けを求めていた。師匠は怒って立ち去ってしまったが、ぼくは母さんやアリスや魔女たちとギリシアを目指して出発した。ギリシアでトムを待つ運命は？　訳者あとがき＝田中亜希子公式

*76:横芝光町立図書館より

*77:帰ってきた？　元祖ひきこもり作家。　虚構の世界の妄想に精神を病んだ彼女を救えるのは、オカルト雑誌『ムー』を愛読し、日々オカルトを実践している僕しかいない！　妄想系美少女と自意識過剰少年の恋と”魔法”の青春物語。滝本竜彦、復活！？　　【著訳者紹介】　２００１年、第５回角川学園小説大賞特別賞を受賞した『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』でデビュー。その後『ＮＨＫにようこそ！』でブレイク。e-hon

*78:呼び覚まされるのは、あの日の記憶――理不尽なイジメにあう少年が、川辺で下す決断。突然娘を失くした父親が断ち切った、ある想い。バスを降りたその町で、人々は傷つき憂え、そして静かに痛みを超える。九つの物語を収録した、著者初めての短編小説集。公式

*79:父は何を託したのか？　まだ見ぬ友、未来の読者に――。孤高の前衛をひた走りながら真の友情に恵まれた生涯、さらに輝きを増し続ける作品群、言語論に深く裏づけられたその思想。数々の写真、ゆかりの人々へのインタビューと併せて立体的に肉薄する作家の真実。公式

*80:ヴィクトリア、ヴェロニカ、ヴェラ……世界史の闇に潜む謎の女V.。彼女は実在するのか？　謎に憑かれた男と、それはどうでもよいダメ男の軌跡が交わるとき世界は――。奇っ怪かつ爆笑を呼ぶエピソード満載の衝撃的デビュー作、20世紀文学の新古典の革命的新訳！公式

*81:トマス・ピンチョン／現代世界文学の最高峰に君臨し続ける謎の天才作家。寡作な上に素顔も経歴も非公表だが研究者により以下が判明している。1937年5月8日、ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。ピンチョン家はアメリカ最古の家柄のひとつで父は測量技師。16歳で名門コーネル大学に入学、応用物理学を専攻するも英文科に転じ、2年間の海軍生活ののち最優等で卒業。2年ほどのボーイング社勤務後は作品以外の消息を完全に絶つ。1963年、『V.』でデビュー、フォークナー賞を受賞する。第2作『競売ナンバー49の叫び』（1966）でローゼンタール基金賞受賞。第3作『重力の虹』（1973）でアメリカ最大の文学賞である全米図書賞を受賞するが、本人が授賞式に現れず物議を醸す。以後、1984年に初期短篇集『スロー・ラーナー』を刊行した以外は実質17年間沈黙する。その沈黙を突如破り、1990年『ヴァインランド』発表。1997年には『メイスン＆ディクスン』を刊行、2006年『逆光』（Against the Day）、2009年『インヒアレント・ヴァイス』（Inherent Vice）と、一作ごとに世界的注目を浴びる。ノーベル文学賞候補の常連だが、受賞しても式に現れないのではと囁かれている。公式

*82:あさのあつこが生み出した新ヒーロー。どんなものでも売買するという幻の商人スーサ。亡き親友との再会を願う少女は。本やタウン

*83:著者のベストセラー『老いの才覚』『戒老録』『晩年の美学を求めて』に続く、誰にもかならず訪れる｢死を学ぶ｣1冊。本やタウン