感想がたまっているので書かなきゃと思っているのだが、下書きの段階で面倒になってヤフオクとeBayで人形の写真ばかり見ている。なんだか、勉強しなさいと言われる小学生が漫画ばかり見ているような感じだ。
首のうしろのあたりが痛い。ハードカバーの重いやつをかかえて読んでいると、もろ症状が悪化するようで不安。ごりごり音がするくらい首と肩こりがひどいのでバンテリンのクリームを頻繁に塗ってようすみている。どうも、根本が間違っているような気がする。早く整体にでもいって歪みとズレを直してもらったほういいと思うけど。でも滅多に医者にかからないので足が重い。それ以前に金がない。人形貧乏だから。
通信のほうもほったらかしにしている。フォト・リアリズムのヴェロニクの全身写真をとっとと撮影したいと思っているのだが、こんなわけで気が乗らない。まだドレスも脱がせてないので色移りが心配なのだが。心配ならサッサと脱がせればいいのだが、ウー君の拘りなのか、ぴっちりとしたホックが邪魔してどんなに力を入れても外せない。身体にフィットしているのはうれしいが、肩こりがひどくなるほどキッチキチにするのはいかがなものか。
明日から梅雨に入るというので久しぶりに図書館に行ってきた。いつもなら運動もかねて自転車でいくのだが、気温が30度を超えたなかを行く勇気がなかったので車で行ってきた。車はやっぱりいいね。行って帰るまで30分しかかからなかったよ。
最近は平日に図書館に行くことはないのだが、さすがに内田康夫の最新刊となれば飛んで行く。『長野殺人事件』。早く次のリクエスト者に回したいので早速読み始める。だけどこれがハードカバーなので重いのね。
と思っていると、山本文緒の新刊『再婚生活』が目に入る。山本文緒の日記らしい。どれどれ。あら、山本文緒もうつ病だったのね。最近多いよね。うーん。これは目が離せない。面白いと言うのもおかしいのだが、読むのを止めよう止めようと思っても引き込まれてしまって止めることができない。
だから何を言いたいのかといえば、内田康夫を読まなきゃいけないのに、山本文緒のほうが面白い、と言いたいわけ。
そういえば、江國香織の新刊『がらくた』も違う意味で面白かった。45歳の柊子と15歳の美海。年齢も環境も違う二人が同じ男性を愛するという話。同じ男性といっても、男性は柊子の夫である。それに15歳の美海が惹かれていくのだ。この夫がまたすごい、というか普通じゃない。柊子を一番愛しているが愛人たちは必要、というなんとも理解に苦しむ考え方をしている。こんなもの読んでいても、ちっとも楽しくない。それどころがむかっ腹が立つ。それなのに、さすが江國香織だ。お洒落な文章から紡ぎだす恋愛感情は秀逸だった。それにのめり込むようにして読んでしまう自分が、ああ、嫌だ。
重松清の『カシオペアの丘で』を読んだ。これはさすがにちゃんと感想を書こうと思って下書きもしていたのだが、つまらなかったので書くのをやめた。末期癌患者の話だから、そりゃ泣くよ。だけどそんなものを読んでもちっとも楽しくもなんともないよ。とくに上巻がひどい。いろいろと秘密のこと隠したまま話が進んでいくのはいい。いいが、あまりにも引っ張るのはやめてほしい。だらだらとしたエピソードが続いていくのは退屈でしかない。これは勘弁してほしい。こんなのは面白くもなんともないよ。感動した人も多いようなので、あれこれ言うのはやめておこう。
そうそう、山田正紀の『雨の恐竜 (ミステリーYA!)』は良かった。これは本当に素晴らしかったので感想を書くつもりでいたが、どこがどう良かったのかすでに忘却の彼方なので書けない。申し訳ない。でもすっごい良かったなあ。とにかく文章が滅茶苦茶素晴らしかった。ミステリとファンタジーが一緒になったような小説で、それだけでもすごいなあと思ったのに、とにかく読んでいて楽しくて仕方がなかった。
ではそういうことで、また。
追記
あー、忘れてた。今日うれしいことがあったのだった。某作家のはてなの日記が見つかった。だけど「みっけ」とコメントしたらプライベートにしましたとメールがきた。どちて。せっかくどんな本を読んでいるのかわかって嬉しかったのに。ちぇっ。早く元通りにしてくださいね。