2月新刊備忘録

  • 2/26 福田和代「梟の一族」集英社/ISBN: 978-4-08-771176-9*42

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*1:26歳のユ・ジンは目覚めると、自宅で母の死体を発見した。時々記 憶障害が起こる彼は前夜のことを何も覚えていない。事件、そして 自分と家族の間の真実を明らかにするため、3日間の激しい捜索が 始まる。心と記憶の謎、母子の関係を探求するサイコ・スリラー! Amazonより

*2:親友を殺された殺し屋専門の殺し屋ヘンドリクスは、全米のギャング組織を束ねる〈評議会〉に復讐を誓うが……。シリーズ第2弾! Amazonより

*3:故郷の惑星を救うため、戦闘艇パイロットの ノエミは、遺棄船で発見したロボットと共に 〈ゲート〉を抜けて円環世界へと向かった! Amazonより

*4:アーチー・グッドウィン、辞職す! 絶体絶命の美人依頼者の無実を信じ、迷探偵アーチーの捜査が始まる。女難をテーマにした日本独自編纂の作品集「ネロ・ウルフの災難」第一巻には、「悪魔の死」「殺人規則その三」「トウモロコシとコロシ」を収録し、ボーナストラックとしてウルフとアーチーの名言集「女性を巡る名言集」を巻末に収める。Amazonより

*5:作家・姫野伸昌は妻・小雪の死を境に酒浸りだったが、突如周りで不可思議な現象が起き始め、やがて自身の肉体がプラスチック化し脱落し始める。姫野は天罰と直感するが、しかしなぜ? 微かに残る妻の死の記憶──。読者に挑戦し、挑発する先の読めない展開、圧巻のノンストップ問題作1400枚超!! Amazonより

*6:人気作家の長内みはるは、講演旅行をきっかけに戦後派を代表する作家・白木篤郎と男女の関係になる。一方、白木の妻である笙子は、夫の手あたり次第とも言える女性との淫行を黙認、夫婦として平穏な生活を保っていた。だが、みはるにとって白木は肉体の関係だけに終わらず、〈書くこと〉による繋がりを深めることで、かけがえのない存在となっていく。 二人のあいだを行き来する白木だが、度を越した女性との交わりは止まることがない。 白木=鬼を通じて響き合う二人は、どこにたどりつくのか――。Amazonより

*7:真相が二転三転する様は、まさに圧巻!驚異のミステリー長編!人口の1%は存在すると言われるサイコパス。そのサイコパスの中でもトップの1%が在籍する秘密の社交クラブがあった。そのクラブ「キリングクラブ」に集まるサイコパスは、一言で言うと社会的成功者。医者、ジャーナリスト、弁護士、起業家。きらびやかな社会的実績とは裏腹に、刺激と自己利益のためなら人を人とも思わぬ内面の持ち主だった。 ある日、キリングクラブでウェイターのアルバイトをすることになった藍子。はじめは時給の高さに目が眩んでの腰掛けバイトだったが、そこに集まる人達が社会的に成功したサイコパスであることを知り、俄然興味を抱く。そして、事件は起きる。「キリングクラブ」の客であるジャーナリストの青柳が何者かに惨殺された。しかも、その死体は開頭され、扁桃体が抜き出されていたという。サイコパス扁桃体に特徴があると言われており、犯人は「キリングクラブ」を狙った可能性も考えられる。「キリングクラブ」を守る番人・辻町と共に事件を調べ始めた藍子だが……。e-honより

*8:世間は「かけがえのない個性」を謳う。でも、いつだって誰かと比較するじゃない! 渡辺典子はいつも「ついてない」と思っていた。中学でできた親友は同じ苗字なのに学校一の美女・久美。同じ「渡辺」でも、注目されない方の「渡辺」になった。絵が好きで美術部に入るが、そこには「一風変わった絵」を描くだけなのになぜか注目も評価も集めてしまう同級生がいる。就職活動をしてみれば、仲良し四人組の中で自分だけ内定が取れない。幸せな結婚生活を夢見ていたのに、旦那の会社が倒産する。父のパン屋を手伝うことになったが、旦那が不器用なため展子がパンを作ることになる。仕事も子育ても頑張っているのに、旦那が浮気をする。満を持して出店した東京のデパートでは、売り上げが伸びない……。 他人と比べながら生きてきた展子が手に入れた、本当の幸せの形とは――。Amazonより

*9:心や体の変化にとまどいつつも、今からできることをみつけたい。新たな出会いや意外な発見! 未知なるステージへ期待も? そんな思いを人気エッセイストがエピソードで綴ります。Amazonより

*10:大学卒業後、転職を繰り返して本の雑誌社に入社し、さらには思いがけず物書きになった。それから40年。その間には、様々な人との出会いと別れ、仕事における大小のトラブル、売れっ子になっての税金問題、愛猫との出会い、趣味の着物や麻雀、母親との確執、映画「かもめ食堂」の原作、盗作騒動などなど、いろんな出来事があった。世の中も、昭和から平成になり、バブルを経て21世紀に入り、出版業界は本格的に不況に……。でも「だめになったら、それはそれでしょうがない」と、、いつも、淡々とを書いてきた――。常に普通の女性たちの共感を得てきた著者が、仕事人生を振り返る、自伝的エッセイ。Amazonより

*11:発見された死体と書き換えられた遺言書。遺された財産を巡る人間模様。シャーロック・ホームズのライヴァルで法医学者にして名探偵のソーンダイク博士が、科学的知識を駆使し事件の解決に挑む! Amazonより

*12:ロンドンで美術教師をしているミス・シートンは名付け親が遺してくれた田舎のコテージへ行くのを楽しみにしていた、。しかしその前の晩、暴漢が女性を襲うのを見かけ、持っていた傘で撃退、犯人の似顔絵も描いて警察の捜査に協力した。この事件に新聞記者は新たなヒロイン誕生と大喜び!「闘うこうもり傘」と名づけて大々的に記事にした。おかげでミス・シートンは初めて訪れた村でも有名人に。あれこれと噂が飛び交ったり、助けてほしいという少年が訪れたり、さらには逃げた暴漢がミス・シートンを狙っている・・・・!? e-honより

*13:神奈川県警みなとみらい署刑事組対課暴暴力犯対策係係長「ハマの用心棒」こと諸橋のもとを県警本部監察官の笹本が訪ねてきた。県警本部長が諸橋、そして相棒の城島との面会を希望しているという。横浜・山手の廃屋で、中国人の遺体が発見された。被害者は中華街で一財産を築いたが、三年前から消息不明だった。事件の背後に暴力団関与の疑いがあると判断した本部長の要請で、所轄外ながら捜査に加わることになった諸橋と城島だが――。所有者不明土地で二つの遺体が発見された! 不動産詐欺の背後に見え隠れする暴力団の陰を追って“ハマの用心棒”が動き出す!hontoより

*14:忘れられない愛しい人、死者たちとのいまひとたびの邂逅─ 。人生の〈四季〉を切なくあざやかに描いた髙樹文学の最高傑作!hontoより

*15:噴出する激情、容赦ない暴力、異形のディテール。これぞ韓流“激辛”サスペンスの真骨頂だ。――千街晶之(ミステリ評論家) 韓国発の弩級エンタメ「K(Korean)スリラー」が日本上陸! ――少女の生活のすべては、無数のカメラに監視されていた。離れて暮らす高校生の妹が、突然姿を消した。それも、同級生の少年が不審な死を遂げたのと同時に。それを殺人事件と見た警察は、妹を重要参考人として追いはじめた。妹の身に一体何が起きたのか。その足跡を追うべく、私は妹の家を訪れた。母の死を機に離れ離れになって以来、そこは妹が父と二人で生活している家……のはずだった。だが、クローゼットに仕舞われているのは、高校生が着るには小さすぎる服ばかり。しかも、父が暮らしていた形跡がどこにもない。この家はなにかがおかしい……。そんな違和感の中で、私は見つけてしまった。居間や勉強部屋、さらにはバスルームにまで、家中に取り付けられている無数の監視カメラを――。誰にも予測できない物語は、ノンストップで衝撃のラストへと一気に駆け抜ける。息もつかせぬ韓国スリラーがここに誕生した。Amazonより

*16:『東京プリズン』から6年。発売前より各紙話題騒然、日本人の行方を問う衝撃の天皇小説。 「小説にしかできない切実な天皇論ーーおそるべき力業」『毎日新聞』と絶賛!本物の箱は、右? 左? マッカーサーから本物を奪還し、平成の天皇に退位の真意を問う。マリとアメリカの戦いが、いま始まる!Amazonより

*17:かつて恋女房を亡くした江戸町名主の跡取り息子・高橋麻之助。そんな彼に、後妻とりの話がやってきたが……。人気シリーズ第七弾。Amazonより

*18:父の国の大空襲から母を守り、炎の夜を生き延びろ! 〈アンダイング=不死身〉とあだ名をつけられた日系2世の少年、時田武14歳。母・君代と家族を率いて、炎そのものとなった街を駆ける。いま読まれるべき、3.10東京大空襲の物語。(装画・挿絵=望月ミネタロウ) デビュー作『池袋ウエストゲートパーク』以来、少年少女のリアルを見つめてきた著者による新境地――。Amazonより

*19:その島の理は科学ではない――。奇科学島での連続殺人を解き明かすのは、キック&アンコウの名コンビ! e-honより

*20:男メンヘラ、恋路をゆく! 無気力系男子・岳文が恋に落ちるのはいつも一瞬、そして全力――第160回芥川賞受賞作家がおくる、ピュアで無謀な恋愛小説! Amazonより

*21:姑が亡くなり、住んでいたマンションを処分することになった。業者に頼むと高くつくからと、嫁である望登子はなんとか自分で遺品整理をしようとするが、あまりの物の多さに立ちすくむばかり。「安物買いの銭失い」だった姑を恨めしく思いながら、仕方なく片づけを始める。夫も手伝うようになったが、さすが親子、彼も捨てられないタイプで、望登子の負担は増えるばかりである。誰もが経験するであろう、遺品整理をユーモアーとペーソス溢れる筆致で描く長編小説。Amazonより

*22:あと二日で、四人死ぬ――ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾!その日、“魔眼の匣”を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。e-honより

*23:人生のダメな時期、万歳。人生のスランプ、万々歳。青春小説の金字塔、待望の続篇。バブル最後の売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコで食いつなぐこの男。名を横道世之介という。いわゆる人生のダメな時期にあるのだが、なぜか彼の周りには笑顔が絶えない。鮨職人を目指す女友達、大学時代からの親友、美しきヤンママとその息子。そんな人々の思いが交錯する27年後。オリンピックに沸く東京で、小さな奇跡が生まれる。Amazonより

*24:無人の自動運転車が人を轢いた――これは事故か、事件か、それともAIの限界か。人工知能の未来に警鐘を鳴らす傑作エンタテイメント! Amazonより

*25:「トム」、夜中にかかってきた一本の電話、それは二十二年前に死んだはずの息子からのものだった。「レイン」、亡くなった著名な作家の遺作には母国語での出版を禁じ、翻訳出版のみを許可するという、奇妙な条件が付されていた。「親愛なるアグネスへ」、夫の葬式で久し振りに会ったかつての親友、二人の交わす書簡はやがて……。デュ・モーリアの騙りの妙、シーラッハの奥深さ、ディーヴァーのどんでん返しを兼ね備えた傑作短編集。Amazonより

*26:ジョン・アーヴィング推薦! 笑いと切なさに満ちた傑作文芸長篇。売れない作家サミュエルはある日かかってきた電話を聞いて驚愕した。長年行方不明だった母親が、逮捕されたというのだ。しかも、州知事に石を投げた暴行容疑で! サミュエルは母の伝記で一儲けしようと考え母の半生を調べはじめるが、そこには想像もしない事実が待っていた。Amazonより

*27:チャールズは切羽詰まっていた。父から受け継いだ会社は不況のあおりで左前、恋しいユナは落ちぶれた男など相手にしてくれない。叔父アンドルーに援助を乞うも、駄目な甥の烙印を押されるばかり。チャールズは考えた。叔父の命、または自分と従業員全員の命、どちらを選ぶのか。身の安全を図りつつ遺産を受け取るべく、計画を練り殺害を実行に移すチャールズ。快哉を叫んだのも束の間、フレンチ警部という名の暗雲が漂い始める。『樽』と並ぶクロフツの代表作、新訳決定版。Amazonより

*28: 『制裁』『ボックス21』『死刑囚』に続く 北欧の傑作ミステリ! 冬の朝、43人の子供が市内に突然現れた。ほぼ同時に、病院の地下で女性の死体が発見される。〈ガラスの鍵〉賞受賞「グレーンス警部」シリーズ、本邦初訳の第四弾(解説:川出正樹) Amazonより

*29:悪しき記憶を切除する技術をもつ異星の訪問者により、人類は生まれ変わった。表題作ほか、アジアの工場で過酷な労働に従事する少女の不思議な体験を描いた「ランニング・シューズ」など20篇を収録、現代SFのトップランナーによる日本オリジナル短篇集第3弾 Amazonより

*30:母の葬儀に参列するパトリックは、問題を抱えていた父と母を共に失った後の人生について思いを馳せる。ずっと望んできた心の平安が遂に手に入るのだろうか? 彼の心に光がきざす――。《タイム》《エスクァイア》誌の年間ベストブックに選出。シリーズ完結篇 Amazonより

*31:低迷にあえぐかつての名門球団「スターズ」は、本拠地を副都心・新宿の新球場に移転し、開幕を迎えた。地下鉄駅に直結、オフィス棟、ショッピング棟、ホテルの高層ビル三つが周囲にそびえ立つ形状で、<ザ・ウォール>の異名をとるスターズ・パークには、大リーグ好きオーナー沖真也の意向がふんだんに盛り込まれている。日本的発想に捉われないサービスや施設の魅力で観客増を図るオーナー。狭くて打者有利の球場に四苦八苦しつつ、堅実な采配で臨む監督・樋口孝明。両者間には軋轢が生じ、序盤は苦戦が続いたチームの成績は、後半戦に入ると徐々に上向き始める……。ファンが求める「面白い野球」とは。 「理想のボール・パーク」とは。野球小説の旗手が放つ、「球場」が主役の革命的一作。渾身の書き下ろし!Amazonより

*32:トランプ政権下のアメリカで再注目される、黒人文学の代表作家が同性愛をテーマに描いた代表作。待望の新装復刊! 解説=金原瑞人 Amazonより

*33:望まれて設計した新築の家。しかし、越してきたはずの家族の姿はなく、ただ一脚の椅子だけが残されていた。待望の長編ミステリー。Amazonより

*34:終戦の前日、永井荷風谷崎潤一郎がすき焼きを食べた。あの文豪を、もうちょっと知りたい。二十六人の作家と出会う、お散歩エッセイ! 永井荷風(先輩作家)と谷崎潤一郎(後輩作家)は七歳差です。 谷崎はデビューしたとき、先輩作家である荷風から自分の小説を褒めてもらえたことが嬉しくてたまりませんでした。 一九四五年八月十四日、二人は疎開先の岡山で再会します。終戦の前日に、谷崎は牛肉を手に入れ、すき焼きでもてなします。……このように、文豪たちは互いに関わりながら生きていました。今は、お墓の中にいます。時代が違うので、実際には関われませんが、お墓には行けます。現代の作家が、昔の作家に会いにいきます。 Amazonより

*35:趣味は上を目指さない、競争をしないから素敵――趣味に興じる鞠子と銀行員・小太郎の結婚生活の行方を描く、著者最高傑作! Amazonより

*36:三十五歳、婚約を破棄された経験のある女性。どことなく物足りない日々を過ごしていた彼女の前に忽然と現れた幸福とは……ネコ? Amazonより

*37:違和感を抱えて生きるすべての人へ。不器用な「私たち」の物語。桜尾通り商店街の外れでパン屋を営む父と、娘の「私」。うまく立ち回ることがきず、商店街の人々からつまはじきにされていた二人だが、「私」がコッペパンをサンドイッチにして並べはじめたことで予想外の評判を呼んでしまい……。(「父と私の桜尾通り商店街」)全国大会を目指すチアリーディングチームのなかで、誰よりも高く飛んだなるみ先輩。かつてのトップで、いまは見る影もないなるみ先輩にはある秘密があった。(「ひょうたんの精」) 平凡な日常は二転三転して驚きの結末へ。『こちらあみ子』『あひる』『星の子』と、作品を発表するたびに読む者の心をざわめかせ続ける著者の、最新作品集! Amazonより

*38:あたしたち家族はいつもいつでも、レシピでつながっている。お料理で結ばれた絆、再生、そして美味しい魔法にみちみちた6つの物語。Amazonより

*39:あの、どうやら初めての彼氏というものができましたのよ――。型破りな女子大生二人組が札幌の街を駆け巡る、爆笑のアンチ青春小説。Amazonより

*40:幽霊に育てられた少年の奇妙な冒険と成長 ある夜一家全員が何者かに殺害された。たった一人生き残った赤ん坊は、墓場に迷い込む。幽霊たちは、力を合わせて育てることにするが……カーネギー賞ニューベリー賞をダブル受賞した異色ファンタジーAmazonより

*41:発売初週に有隣堂書店横浜駅西口店で総合1位の快挙を達成! ハマの風を受けて横浜を中心に異様な盛り上がりを見せた『横浜大戦争』から一年半。ハマを興奮の渦に巻き込んだ土地神たちが帰ってきた! 花見に興じる土地神たちの元に怪しい男から届けられた木箱。その中に入っていたのは、中心がかすかに紫色をした黒い水晶玉だった。訝しむ神々たちの不安は見事に的中し、その水晶玉は黒い光を放ちながら濃い影を生み出していた。中の神、西の神、保土ヶ谷の神はその影に飲み込まれ、なんと明治時代の横浜に飛ばされてしまう。戸惑う神々の前に現れた商家の少女・茂原れんげ。なぜか力を発揮できなくなる土地神たちの神器、明治の横浜で暗躍する謎の犯罪集団……。土地神たちが現代へ帰る方法を探る最中、れんげが誘拐される事件が発生し、土地神は奪還に乗り出す。そこに鎌倉、久良岐、橘樹、都筑ら神奈川を護っていた古の土地神たちも参戦し……。れんげの運命はいかに。そして保土ヶ谷の神たちは現代に帰ることができるのか。時空を超えた神々の異能バトルが繰り広げられる。超ド級のエンタテインメント再び! Amazonより

*42:少女よ、長い夜を戦い抜け! 〈梟〉の一族は眠らない。たとえ最後のひとりになっても――。サイエンス×忍者アクションエンターテインメント 「異なる存在をただ認めるだけで、生きる喜びが広がることもあるのだと、本書は史奈の姿を通して見せてくれるのだ」 北大路公子さん推薦! <梟>の一族――。誰ともなくそう呼びならわされた人々には秘密があった。限界集落で身を隠すように生活している彼らは眠らないことに加えて、生まれつき常人離れした身体能力を持っているのだ。それゆえに歴史の影で大きな役割を果たし続けてきたのだった。榊史奈は一族の末裔中、唯一の十代として期待を一身に背負いながらも、平和に暮らしていた。集落が何者かにより襲撃され、一名が死亡し、その他全員が彼女を残して消えてしまうまでは……。敵の目的とは一体何なのか。単身で逃亡生活に追いやられた史奈は、一族の生存を信じて、また己のルーツに関する真実を知るため、戦い続ける。なぜ一族は外の人間とは距離を置くのか? 奇病・シラカミが発病する者としないものの差は何か? なぜ里を守らねばならないのか? 母と父は一体どこで何をしているのか? そして、なぜ、こんなにも孤独なのか――? <梟>は、死を恐れない。hontoより

*43:35歳、無職、パチンコ依存症の伊達。ある日、大勝ちした勢いで訪れたソープランドで出会った詩織に恋心を抱き、入れ込むようになる。やがて所持金が底をつき、闇金業者から借りた金を踏み倒して襲撃を受ける伊達だったが、その窮地を救ったのはかつての兄貴分、関川組の山本だった。その後、山本との奇妙な共生生活を続けながら、詩織に一層のめり込んでいく伊達。一方、関川組の組長引退をきっかけにした内紛が抗争へと発展し、関川組周辺にきな臭い空気が立ち込める。伊達の秘められた過去、そして山本が伊達の前に現れた本当の理由が明かされるとき、事態は思いもよらぬ方向へと転がり進んでゆく――。hontoより

*44:人気作家が腕によりをかけて紡いだ24篇の小さな物語。全作品原稿用紙10枚ちょっと。5分で読めるのに忘れ難い印象が残る hontoより

*45:「肉を焼くことは、対話だ」ジビエを通して繋がる、ふたりの成長物語 始めたばかりの猟で遭難してしまった潮田亮二、35歳。相棒の猟犬と共に途方に暮れていたところ、無愛想な猟師・大高に助けられる。かねてからジビエを料理したいと考えた潮田は、大高の仕留めた獲物を店で出せるように交渉する。しかし、あっさり断られてしまい――。夢を諦め、ひっそりと生きる猟師。自由奔放でジビエへの愛情を持つオーナー。謎の趣味を持つ敏腕サービス係。ふつうと少し違うけど自分に正直な人たちの中で、潮田は一歩ずつ変わっていく。人生のゆるやかな変化を、きめ細やかに描く、大人の成長物語。Amazonより

*46:今村翔吾の新作「てらこや青義堂」始まる! 師匠は走る、愛する人を守るために。筆子も走る、大切な仲間と先生のために。「羽州ぼろ鳶組」が大ヒット、『童の神』でデビュー間もなく直木賞候補!いまもっとも旬の若手が書き下ろした最新時代小説。【あらすじ】 明和七年、太平の世となって久しい江戸・日本橋寺子屋の師匠をつとめる十蔵は、かつては凄腕と怖れられた公儀の隠密だった。貧しい御家人の息子・鉄太郎、浪費癖があって親を困らせる呉服問屋の息子・吉太郎など、事情を抱えた筆子たちに寄りそう日々を送っていたが、藩の派閥争いに巻き込まれた加賀藩士の娘・千歳を助ける際、元忍びという自身の素性を明かすことになる。年が明け、政情不安から将軍暗殺を企てる忍びの一団「宵闇」の動きが激しくなると、筆子たちと伊勢神宮へおかげ参りに向かう十蔵に報せが入る。危険が及ばぬようにと離縁していた妻・睦月の身を案じた十蔵は、妻の里へ向かう。そして筆子たちは、十蔵の記した忍びの教本『隠密往来』をたよりに、師匠を救う冒険に旅立つ。hontoより

*47:葬送のファスト化は当たり前?だから見てきました! インドネシア、メキシコ、スペイン、ボリビア、日米──本気で死を悼む人々を。 Amazonより

*48:アラカシの巨木からぽとりと地面に落ちてこの世に生まれ出た「人外」(にんがい)。やがて四本の突起がのび、脚となり、過去を想起し未来を予見しながら、この世界を横切るように旅していく。ロードムービーを思わせる寓話的な傑作長編小説。hontoより

*49:朝、起きたら母親が17歳になっていたーー。外見はアラフォーの専業主婦なのに、16歳の息子の俺に向かって「ねぇ、君さ、ウチのピッチ知らない?」と言い放った。一人息子の俺が、昨日あんなことをしでかしたからなのか。原因はともかく、女子高生に「逆戻り」してしまった母・芽衣子の不安を除くため、息子・潤平は母の過去を探ると、母には母の心の奥底に埋めた謎が隠されていた。島清恋愛文学賞作家が贈る家族愛小説!hontoより

*50:無限の迷宮を彷徨い続ける青年・光。どんなに歩いても、螺旋階段が上下に伸び、廊下が一直線に続くばかりだ。迷宮からの脱出を断念し、酒に沈んでいた光だったが、ある時、迷宮の中に有限のホテルが建っているのを発見する。光は支配人として従業員を雇い、客を呼び込むポスターを貼るため、再び迷宮へと足を踏み入れる。迷宮の中でブリキの動物を磨き、修理しながら玩具屋で働く女性・言海は、ポスターを見て、ひとりホテルを目指すことを決意する――。人は生まれ落ちた迷宮から、外に出ることができるのか。言葉を紡ぎ、世界を作り出すとは、どういうことなのか。創作という行為の根源を問い直す、若き才能による大胆で緻密な野間文芸新人賞受賞後第一作。hontoより

*51:稀代の陰陽師安倍晴明と心優しき笛の名手・源博雅が活躍する六百万部超の人気シリーズ第十六巻。晴明と博雅の関係についに進展が! Amazonより

*52:不可解な死を遂げたクラヴァートン氏。不審死の謎に友人プリーストリー博士が挑む!Amazonより

*53: 連続殺人犯はなぜ猟奇的な犯行を繰り返したのか。衝撃のダークミステリ。連続殺人犯「首絞めヒロ」は、本当に私の知っている「ヒロアキ」なの?―― カウンセラーの美谷千尋は、自殺願望のある高校生奈央から〈首絞めヒロの芝居小屋〉という自殺サイトの存在を知らされる。犯罪の匂いを感じた千尋は、そのサイトの管理人が8年前に故郷の山口で知り合った「ヒロアキ」ではないかと疑い始める。千尋によって徐々に明らかにされていくヒロアキの恐ろしくも哀しい過去。ヒロアキはなぜ連続殺人犯になってしまったのか。千尋は奈央の命を救うことはできるのか? 千尋ヒロアキの間の8年間が物語るものとは? 衝撃のダークミステリ誕生! Amazonより

*54:その幽霊は「やり直し」の時間をくれる。どの生徒にも慕われ、保護者対策もぬかりない、同僚にも羨望の眼差しを送られる有能教師の菅野。しかし、彼の内心にはいつも虚しいものが渦巻いていた。自分には、教師に必要な他人への共感や思い入れが全く存在しない。それなのに天性の要領の良さだけで周りをたらし込み、日々を凌いでいるのだ。そんな彼の前にかつての同級生の幽霊、イシイカナコが現れる。「ねえ、イシイカナコの「人生やり直し事業」に参加しない?」--そして菅野は、17歳の自分が生きる時間軸へと飛ばされた。ただし、菅野本人ではなく、同級生の依田として。イシイカナコの手違いに怒り狂う菅野(依田)だが、なんとか高校生の自分を説得して進路を変えさせようと試み始める。しかし、同じクラスには生前の石井可奈子がおり、幽霊のカナコには何やら別の思惑があるようで……。屈託を抱えた大人のためのほろ苦く、やがてあたたかい「二度目の成長」ストーリー。Amazonより

*55:「わたし、定時で帰ります。」で話題騒然!今を生きる女性たちへの応援歌。女性の人生には通過儀礼が沢山ある。たとえば結婚。もう21世紀だというのに、当然のように夫の名字を与えられ、旧姓は消えてしまう。気づいた時は自分が自分でなくなり、夫の家の「モノ」とされてしまうのではないかという不安は、胸の奥にとじこめればとじこめるほど、強いエネルギーに育って、くらやみの扉をこじあけてしまう。他にも、独り暮らし、恋、子育て、親の痴ほう……。自分で選んだ人生のはずなのに、古い社会通念の箱に押し込められ、じわじわと別のものに変容させられていくのはなぜなのだろう? そんな誰にも言えない恐怖を、静かに見つめ、解放してくれる物語。新しい時代を自由に自分らしく生きたいと願う女性たちへの応援歌。30代、40代の女性たちの代弁者・朱野帰子の最新作! Amazonより