- 11/01 ジュディス・ジェイムズ「折れた翼」扶桑社ロマンス文庫/ISBN: 9784594066949*3
- 11/01 ティファニー・クレア「ハーレムに堕ちた淑女」扶桑社ロマンス文庫/ISBN: 9784594066864*4
- 11/02 真梨幸子「インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実」徳間文庫/ ISBN: 9784198936242*5
- 11/02 ダニエル・トラッソーニ 「天使の檻 上」角川書店/ ISBN: 9784041103258*7
- 11/02 ダニエル・トラッソーニ 「天使の檻 下」角川書店/ISBN: 9784041103265*8
- 11/06 マリオ・バルガス・リョサ「アンデスのリトゥーマ」岩波書店/ ISBN: 9784000220712*11
- 11/07 赤城毅「書物審問」講談社ノベルス/ ISBN: 9784061828544*12
- 11/07 森博嗣「ジグβは神ですか」講談社ノベルス/ ISBN: 9784061828568*13
- 11/07 高里椎奈「来鳴く木菟 日知り月 薬屋探偵怪奇譚」講談社ノベルス/ ISBN: 9784061828520*14
- 11/07 今野敏「宇宙海兵隊ギガース6」講談社ノベルス/ ISBN: 9784061828506*15
- 11/07 大門剛明「父のひと粒、太陽のギフト」幻冬舎/ ISBN: 9784344022768*16
- 11/07 津村記久子「ウエストウイング」朝日新聞出版/ ISBN: 9784022510211*17
- 11/07 小川洋子「ことり」朝日新聞出版/ ISBN: 9784022510228*18
- 11/07 橋本紡「ふれられるよ今は、君のことを」文藝春秋/ ISBN: 9784163818009*19
- 11/07 嶽本野ばら「破産」小学館/ ISBN: 9784093863469*20
- 11/07 いしいしんじ「その場小説」幻冬舎/ ISBN: 9784344022775*21
- 11/07 丸谷才一「快楽としてのミステリー」ちくま文庫/ISBN: 9784480429995
- 11/07 J.R.R.トールキン「新版 ホビット ゆきてかえりし物語 第四版・注釈版」原書房/ ISBN: 9784562048663*23
- 11/08 デル・トロ&ホーガン「永遠の夜 上 ストレイン3」ハヤカワ文庫NV/ISBN: 9784150412692*26
- 11/08 デル・トロ&ホーガン「永遠の夜 下 ストレイン3」ハヤカワ文庫NV/ISBN: 9784150412708
- 11/09 P・D・ジェイムズ「高慢と偏見、そして殺人」ハヤカワ・ミステリ/ ISBN: 9784150018658*29
- 11/09 エイヴリー・エイムズ「チーズ専門店2 チーズフォンデュと死の財宝」原書房コージーブックス/ ISBN: 9784562060092*30
- 11/09 リサ・クレイパス「優しい午後にくちづけて」原書房ライムブックス/ ISBN: 9784562044382*31
- 11/13 アラン・ブラッドリー「サンタクロースは雪のなか」創元推理文庫/ISBN: 9784488136055*40
- 11/13 ヘイリー・リンド「暗くなるまで贋作を」創元推理文庫/ISBN: 9784488181062*41
- 11/13 ロバート・チャールズ・ウィルスン「ペルセウス座流星群 ファインダーズ古書店より」創元SF文庫/ISBN: 9784488706081*42
- 11/13 ロレンス・ダレル「アヴィニョン五重奏I ムッシュー あるいは闇の君主 アヴィニョン五重奏【全5巻】」河出書房新社/ ISBN: 9784309623115*43
- 11/14 久坂部羊「モーツァルトとレクター博士の医学講座」講談社/ ISBN: 9784062180214*44
- 11/15 ロバート・ゴダード「LONG TIME COMING 上」講談社文庫/ISBN: 9784062774123
- 11/15 ロバート・ゴダード「LONG TIME COMING 下」講談社文庫/ISBN: 9784062774130
- 11/16 トレヴァー ブラウン「メディカル・ファン〈増補新装版〉」(パン・エキゾチカ) [大型本] 河出書房新社/ISBN: 9784309909691*47
- 11/17 クロンビー,デボラ「警視の偽装」講談社文庫/ISBN: 9784062774062*48
- 11/17 ルーカーヌス「内乱――パルサリア(上) 」岩波文庫/ISBN: 9784003212615*49
- 11/20 サンドラ・ブラウン「殺人者は隣で眠る」集英社文庫/ISBN: 9784087606577*55
- 11/20 アリスン・ブレナン「エッジ FBIトリロジー 3」集英社文庫/ISBN: 9784087606584*56
- 11/21 倉阪鬼一郎「黒い楕円 美術調律者・影」角川ホラー文庫/ ISBN: 9784041005781*59
- 11/21 藤木稟「ハーメルンに哭く笛探偵・朱雀十五の事件簿2」角川ホラー文庫/ ISBN: 9784041005774*60
- 11/21 藤ダリオ「アークの乗員」角川ホラー文庫/ ISBN: 9784041005767*61
- 11/21 フェリクス・J・パルマ「宙の地図 上」ハヤカワ文庫NV/ISBN: 9784150412715*62
- 11/21 フェリクス・J・パルマ「宙の地図 下」ハヤカワ文庫NV/ISBN: 9784150412722
- 11/21 アイナール・トゥルコウスキィ「おそろし山」河出書房新社/ ISBN: 9784309273655*63
- 11/22 大倉崇裕「オチケン探偵の事件簿」PHP研究所/ ISBN: 9784569804316*65
- 11/22 堂場瞬一「over the edge」ハヤカワ・ミステリワールド/ ISBN: 9784152093356*66
- 11/22 ロイス・マクマスター・ビジョルド「影の王国 上」創元推理文庫/ISBN: 9784488587062*70
- 11/22 ロイス・マクマスター・ビジョルド「影の王国 下」創元推理文庫/ISBN: 9784488587079*71
- 11/25 ベアント・ブルンナー「月: 人との豊かなかかわりの歴史」白水社/ ISBN: 9784560082539*74
- 11/26 三崎亜記「逆回りのお散歩」集英社/ ISBN: 9784087714814*75
- 12/26 宮部みゆき「ここはボツコニアン 2 魔王がいた街」(ソフトカバー)集英社/ISBN: 9784087714722*76
- 11/26 ジェイムズ・ヘリオット「ヘリオット先生と動物たちの8つの物語」集英社/ ISBN: 9784087734805*77
- 11/26 リンダ・ハワード「胸騒ぎの夜に」二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション/ISBN: 9784576121505*78
- 11/26 ジュディス・マクノート「あなたに出逢うまで」二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション/ISBN: 9784576121512*79
- 11/27 萩尾望都「物語るあなた 絵描くわたし 萩尾望都 対談集 1990年代編」河出書房新社/ ISBN: 9784309273679*80
- 11/28 越智月子「スーパー女優A子の叫び」小学館/ ISBN: 9784093863483*82
- 11/28 三浦しをん「神去なあなあ夜話」徳間書店/ ISBN: 9784198635060*83
- 11/28 久楽健太「アルファマン・リターンズ」講談社/ ISBN: 9784062180108*84
- 11/28 平野啓一郎「空白を満たしなさい」講談社/ ISBN: 9784062180320*85
- 11/28 フレデリック・フォーサイス「ザ・コブラ 上」角川書店/ISBN: 9784041102022【楽天】*86
- 11/28 フレデリック・フォーサイス「ザ・コブラ 下」角川書店/ISBN: 9784041102015
- 11/29 京極夏彦「眩談」メディアファクトリー/ISBN: 9784840148917*90
- 11/29 恒川光太郎「私はフーイー 沖縄怪談短篇集」メディアファクトリー/ISBN: 9784840148924*91
- 11/29 柴崎友香「つばめの日(仮)」角川書店/ ISBN: 9784041103388【楽天】*92
- 11/30 石持浅海「フライ・バイ・ワイヤ」東京創元社/ ISBN: 9784488027100*95
- 11/30 金原ひとみ「マリアージュ・マリアージュ」新潮社/ ISBN: 9784103045335*96
- 11/30 朝井リョウ「何者」新潮社/ ISBN: 9784103330615*97
- 11/30 大崎善生「赦す人」新潮社/ ISBN: 9784104594030*98
- 11/30 パトリック・ネス「問う者、答える者 上 混沌(カオス)の叫び2」東京創元社/ ISBN: 9784488013493*99
- 11/30 パトリック・ネス「問う者、答える者 下 混沌(カオス)の叫び2」東京創元社/ ISBN: 9784488013509*100
- 11/30 ケイト・アトキンソン「世界が終わるわけではなく」東京創元社海外文学セレクション/ ISBN: 9784488016548*101
- 11/30 ミレーナ・アグス「祖母の手帖」新潮クレスト・ブックス/ISBN: 9784105900984*102
- 11/30 クリスタ・デイヴィス「感謝祭は邪魔だらけ」創元推理文庫/ISBN: 9784488261061*103
- 11/30 マーティン・ウォーカー「葡萄色の死 警察署長ブルーノ」創元推理文庫/ISBN: 9784488273101*104
- 11/30 マーカス・デュ・ソートイ「数字の国のミステリー」新潮社/ISBN: 9784105063719*105
*1:親友の恋人に密かに恋心を抱いている地味な眼鏡男子の笹川勇太は、クラスの女王的存在の結城あおいに致命的な弱みを握られてしまい、彼女の頼みを聞くはめに。パソコン部で趣味はゲームとアニメという本気系オタク男子と、バイトでモデルもするような世慣れた美少女、同じクラスにいても会話したこともなく、決して交わることのなかった二人が、ある目的遂行のために行動をともにする。立場や視点は真逆でも“世の中の複雑さ”をよく知っているという共通点からか二人の相性は意外と悪くなく・・・・・・? リアルすぎるのに、ロマンティックな、新感覚の青春小説。e-honより
*2:第19回日本ホラー小説大賞・大賞受賞作 15歳のとき「先導者」として認可された「わたし」。死者を再び富と名誉を持った家系に生まれ変われるように導く役割を託されていた。過酷な訓練を経て、ついに最初の任務を果たすときが来たが……。【著訳者紹介】1956年北海道生まれ。関西学院大文学部卒業。東京都在住。公務員などを経て現在は自営校正業。2012年『先導者』で第19回日本ホラー小説大賞大賞を受賞しデビュー。(受賞時タイトルは、「御役」)。e-honより
*3:フランス革命末期のパリ。幼くして娼館に売られ、ずっとそこで暮らしてきた美貌の青年ガブリエル。ある日、彼が可愛がってきた少年ジェイミーが英国貴族の跡取りであることがわかり、連れ戻しに来た伯爵とその妹サラの願いで、ガブリエルもまたイングランドへと赴くことに。初めて経験する外の世界に戸惑う彼に、何かと親切にふるまうサラ。やがて二人は深い友情を育むことになるが……過酷な運命を背負う男。それを包みこむ無償の愛。二人のせつなくも激しい愛の軌跡を描く感動のサーガ!e-honより
*4:博打好きの男爵を夫に持ったエレナは、夫が賭けに敗れたためにハーレムに売り飛ばされた。そこで彼女はペルシア語をおぼえ名前もジナンと名乗り、スルタンの王子に仕える日々を送っていた。数年後、ハーレムに意外な人物が姿を現す。かつてロンドンの社交界で彼女の心を奪い、婚約まで交わしたロスバーン侯爵だった。彼女の心は動揺する。だが、侯爵の応対には、ベールに包んだ顔で自らの過去も一切明かさない。心身ともに侯爵に惹かれ始めるエレナは、いつ侯爵に自らの正体を明かすのか……。「ティファニー・クレアは豊かなディテールとヴィヴィッドな登場人物でいっぱいの、しびれるようなロマンスを書く。大胆で完璧なロマンスが読みたいなら、もう迷わないで。ティファニー・クレアで決まりよ」――リサ・クレイパス e-honより
*5:50万部のベストセラー、『殺人鬼フジコの衝動』衝撃の続篇。e-honより
*6:ミステリーファン待望の「ルヴォワール」シリーズ第3弾登場! 京都・河原町今出川にある妖しき寺・大怨寺で殺人が起きる。容疑者とされたのは、龍樹家の龍師・御堂達也。彼の処遇をめぐって私的裁判「双龍会」が開かれるが、それは壮絶なサバイバルゲーム「権々会」へのプロローグに過ぎなかった。達也はある復讐を胸に大怨寺に乗り込み、権々会へ挑む――果て無き騙し合いの勝者は? Amazonより
*7:修道女エヴァンジェリンのもとに届いた、一通の手紙。大戦中、修道院長と大富豪との間で交わされた手紙を捜しているという。その裏には、いにしえから続く天使研究の秘密が−−。(下)も発売。e-honより
*8:地上に住み処を移した天使の末裔が抱えた秘密とは? 大型ファンタジー 修道女エヴァンジェリンのもとに届いた、一通の手紙。大戦中、修道院長と大富豪との間で交わされた手紙を捜しているという。その裏には、いにしえから続く天使研究の秘密が−−。【著訳者紹介】1973年、ウィスコンシン州生まれ。アメリカとブルガリアを往復する生活を送りながら、執筆を続ける。本書の続編Angelopolisが刊行予定。e-honより
*9:奥泉光による音楽ミステリーの新しい挑戦。虫への〈変身〉を夢見た伝説のサックス奏者。彼の行方を追い求めた先に〈私〉が見たのは─。カフカ『変身』を通奏低音にして蠱惑的な魅力を放つ、音楽ミステリーの新しい挑戦。もう一つの代表作。e-honより
*10:町田家の犬、スピンクが日記を書いた! 小説家なる仕事をする主人をポチと名付けた著者スピンクが、町田家の二人と三頭の愉快な日々を軽快に綴る、傑作爆笑エッセイ! 平凡な日常にあふれる驚き、発見、ときに事件。人間と犬との幸福な関係を描く人気シリーズ。Amazonより
*11:荒涼たるアンデスの奥地で、三人の男はどこへ消えたのか?ノーベル賞作家の世界を堪能できる一作。e-honより
*12:密閉された「書物城」で稀覯本が“殺されて”いく……「書物」シリーズ待望の“本格長編”!世に出れば、国を、政治を、歴史を揺るがしかねない秘密をはらんだ本を、合法非合法を問わず、あらゆる手段を用いて入手する、書物狩人。彼と三人の客が稀覯本の宝庫「書物城」に招かれた。翌朝、城に架かる吊り橋が爆破され、外部と連絡不能に。そして「指揮者」の本が奪われ、絞首刑の如く吊るされた――。すべては「城主」の企てなのか?書物狩人が、城と稀覯本に秘められた謎に挑む!e-honより
*13:ついに姿を現した天才博士。Gシリーズ最大の衝撃!芸術家たちが自給自足の生活を営む宗教施設・美之里。夏休みを利用しそこを訪れた加部谷恵美たちは、調査のため足を運んでいた旧知の探偵と再会を果たす。そんななか、芸術家の一人が全裸で棺に入れられ、ラッピングを施された状態で殺されているのが発見される。見え隠れするギリシャ文字「β」と、あの天才博士の影。萌絵が、紅子が、椙田が、時間を超えて交叉する――!e-honより
*14:容疑者は秋!?薬屋探偵どころか妖(あやかし)世界の危機だ!!不可解な連続殺人! 大人気“キャラ”ミステリー最新刊!!中年男性が密室で不審死。そこには「深山木薬店」の名刺が!?店長の秋を疑い店に乗り込む一人の男。彼は店に裏の顔があると怪しむ要注意人物でもあった。真の稼業が公になれば、妖怪は人間世界で生きていけない。店を守るため、秋の殺人容疑を晴らすため、真相究明を急ぐ座木とリベザル。ところが現場で奇妙な言葉を呟く幼女、妖世界で囁かれる悪い噂、連続する事件に翻弄され……。e-honより
*15:至極のスペース・ロボット・オペラ 完結!「地球連合vs.ヤマタイ国」最終決戦!宇宙戦争の謎がすべて明らかに!!地球連合軍と「ヤマタイ国」による宇宙戦争は、犠牲者が極端に少ない戦いだった。それは『絶対人間主義』を標榜する「ヤマタイ国」の指導者・ヒミカが意図したものか? そしてヒミカと「ギガース」のパイロット、リーナは超能力を持った双子であることが明らかに――。姉妹で敵味方に分かれた二つの陣営は、ついに「木星圏」での最終決戦へ! 戦うことの意味とは? 人類にとって戦争とは? 今野敏の強烈な想いが詰まった、スペース・ロボット・オペラの傑作、ついに完結!e-honより
*16:農村の悲しき因習がひとりの天才を殺した……。社会派ミステリーの新鋭が挑む新境地!! 夢破れて、姉から紹介してもらった会社でいやいやインターンとして働くことになった小山大地(30歳・ニート)。そこは、農業界に名をとどろかせる若き天才・水倉陽太が 経営する、ひまわり農場という農業会社だった。 実家の家業でもあった農業を、初めはかろんじ ていた大地。だが黙々と新種の改良に打ち込 み、実作業をこなす水倉の姿を目の当たりに し、次第に働くことの意味、農業の面白さを見 出だしていく。 そんなある日、突然水倉の死体が畑で発見され た。 大地は、水倉のひとり息子・陽翔とともに、水倉の死の真相に迫ろうとするが……。ひとりの天才の背後にうかびあがったのは、悲しき農村の因習だった。ミステリー界の新鋭が挑む新境地。 若者たちの成長とともに描かれる、新社会派ミステリー。e-honより
*17:事務職のOL・ネゴロ、20代サラリーマン・フカボリ、進学塾に通う小学生・ヒロシ。職場、将来、成績と、それぞれに思いわずらう三人が、取り壊しの噂もあるビルのデッド・スペースで、互いの顔も知らぬまま物々交換を始める。ところが、微温的で、しんどい日々から一転、信じられぬ災厄が次から次へと三人に降りかかるのだった。追いつめられ、巻き込まれてなお、最善を尽くそうとする三人の「努力」は実を結ぶのか? デビュー10年を目前に控えた著者の新たな達成。e-honより
*18:12年ぶり、待望の書き下ろし長編小説。親や他人とは会話ができないけれど、小鳥のさえずりはよく理解する兄、そして彼の言葉をただ一人世の中でわかるのは弟だけだ。小鳥たちは兄弟の前で、競って歌を披露し、息継ぎを惜しむくらいに、一所懸命歌った。兄はあらゆる医療的な試みにもかかわらず、人間の言葉を話せない。青空薬局で棒つきキャンディーを買って、その包み紙で小鳥ブローチをつくって過ごす。やがて両親は死に、兄は幼稚園の鳥小屋を見学しながら、そのさえずりを聴く。弟は働きながら、夜はラジオに耳を傾ける。静かで、温かな二人の生活が続いた。小さな、ひたむきな幸せ……。そして時は過ぎゆき、兄は亡くなり、弟は図書館司書との淡い恋、鈴虫を小箱に入れて持ち歩く老人、文鳥の耳飾りの少女と出会いながら、「小鳥の小父さん」になってゆく。世の片隅で、小鳥たちの声だけに耳を澄ます兄弟のつつしみ深い一生が、やさしくせつない会心作。e-honより
*19:楓は冴えない中学校教師。思いがけず、料理上手の恋人を居候させることになり、学校では問題児を面倒みることに。恋愛が苦手な女の成長物語。 高野楓(たかの・かえで)はやる気のない中学校教師。熱血教師が次々に心を病んで辞めていく教育の現場で、自分は常に適当に仕事をしてきたからこそ生き残れたのだ、という自覚がある。恋愛経験がなくもないが、なんとなく独り身できた。しかし最近、ひょんなことから、年下の彼氏を居候させている。センスがよく料理上手な彼との日常はたのしいが、困ったことがひとつ。この彼は、ちょくちょく姿をくらませてしまうのだ。野崎先生は楓の先輩教師で、熱血なことが鼻につくが、なにかと頼られてしまう。この先生に問題児・市田君の面倒をみてほしいと頼まれ、いやいやながら引き受ける。市田君は、図抜けた卓球の才能があり、卓球部員なのだが、全くやる気がなく、卓球台の下で本を読んでいるというのだ。楓は、自分の管轄である社会科資料室の整理を市田君に頼む。市田君は分類と整理といったことが無類に好きらしく、本当は誰からも必要とされていない作業に嬉嬉として励む。恋愛不能、発達障害といった現代的問題をふわりと包み込み、見事な大人のファンタジーとして仕上げた傑作長篇。e-honより
*20:半分以上実話?? 借金返済サスペンス! いっときは売れっ子作家となり、一千万円近くの貯蓄があった小説家の僕。しかし、諸事情により単行本の刊行が先延ばしになり、収入が激減。浪費癖も手伝って気がついたら、三百万円以上の借金を抱えていた! このまま僕は破産してしまうのか?!うろたえた僕は稀覯本を売って日銭を稼ぐものの、元カノで資産家の娘・靴乃コ(かのこ)に、お寿司を奢ってしまうような自堕落な生活を改められず、同じマンションに住む、なぜか巫女姿の要容子(かなめようこ。職業は「高利貸しで魔法使い」)には、「お金を返せる目処がつけられないのなら、死ぬべきですね」と言われる始末。唯一の頼みの綱だったクレジットカードも使用限度額を超え、いよいよ家賃の支払いもできなくなった僕は、出版社の担当編集者たちに泣きつき、文芸誌で小説の連載をさせてもらうことになる。が、震災をテーマにした小説を引き受けたところ、まったく書けなくなってしまった。e-honより
*21:54の「その場」で生まれた即興短編集。 2007年12月、それは六本木ではじまった。六本木のアートカフェイベントで自作の朗読を頼まれたいしいしんじは、”既に自分が知っている話をもう一度読んでも面白くない”と思った。そして、その場でちょっと、小説を書きながら声に出して読んでみた。楽しかった。それから、鉛筆だけを持って、呼ばれたらどこにでも出かけていき、「その場」で小説を書き、読むという独自のスタイルで執筆活動をするように。2012年9月の金沢、そして駒場にいたるまで54の物語を生み出してきた。東京の書店、京都のお寺、大阪の銭湯、神奈川のギャラリー、長野のカフェ、高知の植物園、瀬戸内海の小さな島、茨城の公園、大分のストリップ劇場、沖縄の市場、北海道のカフェ……その場の人々、その場の空気、その場の風景からインスピレーションを得て紡がれた風変わりで心温まる54の物語。e-honより
*22:晒し台、死刑、鞭打ち、黒いマリア、顔覆い、焼き印…。監獄都市・ロンドンの最底辺をサイト・シーイング。犯罪と監獄巡りのツアーへ出かけよう。ジョーンズのロンドン裏面史第3弾。Amazonより
*23:映画「ロード・オブ・ザ・リング」で世界中にブームをまきおこしたJ.R.R.トールキンの『指輪物語』。その前章の物語『ホビット』の定本(第四版)の新訳版!著者自筆の挿絵および各国語版の挿絵を収録。時代を越えて読み継がれる“名作”の理解を助ける詳細な注釈付の愛蔵保存版。2012年12月、3部作の第1弾「ホビット 思いがけない冒険」がついにロードショー!e-honより
*24:地方の名家を舞台に、40代の照子と10歳の耀子、それぞれが感じる生きづらさ、それを克服して自分自身の生を獲得する様を力強く描きだす。e-honより
*25:カリブ海の朝7時、試合が始まった――。一度きりの豪奢なバカンスが、ロシアン・マフィアを巻き込んだ疑惑と欲望の渦巻く取引の場に! 恋人は何を知っているのか、このゲームに身を投げ出す価値はどこにあるのか? 政治と金、愛と信頼を賭けた壮大なフェア・プレイをサスペンス小説の巨匠ル・カレが描く、極上のエンターテインメント。Amazonより
*26:ストレイン・シリーズ感動の完結篇。街が闇に支配され2年がすぎた。イーフらは古文書の謎を解読し、吸血鬼に戦いを挑む!e-honより
*27:徳川四天王・井伊直政の養母、直虎。彼女は先を視る不思議な力を持っていた。戦国の世に領主となった女の熾烈な一生を描いた渾身作 天正14年の晩春。徳川家康は井伊直政の養母、直虎に興味をもち、井伊家出生の謎が明かされるのだった――。 遠州の名門・井伊家。23代目当主、直盛の娘・香(かぐ)は、不吉な気配を感じとる能力があった。許婚である亀乃丞の父・井伊直満が謀反の疑いで今川義元に処分されてしまう。裏には井伊家の家老・小野和泉守政直の思惑があった。亀之丞も殺害処分が下るが香の提案で逃げのびた。14歳になった香に、政直の息子、政次との縁談の話が出るが、公衆の面前で政次の刀をとって髪を下ろし、仏門に入る道を選ぶ。一方の亀乃丞は、伊那で笛の名手で巫女のきぬという女性と恋仲になる。が、小野和泉守が亡くなったのを機に井伊谷に呼び戻される。直盛の養子となり元服後、直親と名を改めた。そして奥山朝利の娘、日夜と結婚。日夜の姉、輝は小野政次の弟である小野玄藩に嫁いでいた。亀乃丞の子を産んだきぬは子を養子に出すといい谷に向かい、輝の息子の乳母となる。直親と香が10年ぶり再会したとき、きぬの吹く笛の音が遠くに聴こえていた。日夜が孕み男児、虎松を出産。時同じくしてきぬも直親の女児、篠を再び出産する。その一年後、井伊家が松平元康と同盟を結ぼうとしていることが今川方に知られ、直親は命を落とす。香は冷たくなって戻ってきた直親の唇に、死化粧を施すのだった。直親についで当主・直平も毒殺され、ついに香が直虎と名乗り、井伊家の家督を継ぐことになった……。戦国の世に剣を持たず、紅もつけず激動の人生を歩んだ女の一生を、夫を陰で支える女たちとともに描く。「トッカン」でブレイク中の高殿さん初の渾身の歴史エンターテインメント。e-honより
*28:いまは恋愛よりもこれが楽しい。高校演劇部を舞台に一途な思いが交差し、きらめく。すべての世代の胸を打つ、本年度最高の青春小説。e-honより
*29:ダーシーとエリザベスが結婚して暮らすペンバリー館で突如殺人事件が! ジェイン・オースティンの名作にミステリの新女王が挑む傑作e-honより
*30:村に残る18世紀のワイナリー。財宝が眠っていると噂される不気味な廃墟だったが、新たに大学に改装されることになった。その資金集めのイベントにケータリングを頼まれたチーズ専門店のシャーロットは、チーズフォンデュとワインを届けることに。ところが、館の不吉な雰囲気が災いしてか、次々とイベント参加者が諍いを起こし……ついには犠牲者まで!遺体の近くには宝石がちらばっていて……!?e-honより
*31:ハサウェイ家の末娘ベアトリクスは動物好きのせいで世間から変わり者扱いされている。隣人のクリストファー大尉もその一人だった。ところがある日、クリストファーが戦地から友人宛に送った手紙を読んだベアトリクスは、彼がすっかり別人になったことを知る。戦場で心傷つき、苦しんでいた。胸の奥深くに、今まで経験したことのない感情が芽生えたベアトリクスは、友人になりすまして文通を始める。優しい言葉を重ね、心を通わせていく二人。しかし嘘をついていることに耐え切れなくなったベアトリクスは 「あなたの思っているわたしとは違う人間なの」と綴り、突然文通をやめてしまう。それから1年後。クリストファーが帰国し……。e-honより
*32:ベテラン作家ソノミは気楽な一人暮らし。高齢の母に翻弄され、来る老後に不安を感じつつも日々をつつがなく送っていて……。e-honより
*33:大阪府警を追われた『悪果』の名コンビが、再び相棒に。シノギは巨大パチンコホールの競売。群がる「ど腐れ」を出しぬけろ。待望の長編。e-honより
*34:フランス産ヒロイック・ファンタジーの傑作!作品誕生秘話と当時のバンド・デシネの状況を語ったロングインタビューも必読!e-honより
*35:「私、賢ちゃんの身体をしょっちゅう思い出してたよ」純粋な、ひたすらの欲情に溺れるいとこ同士の賢治と直子。出口の見えない、男と女の行きつく先は? 極限の愛と官能を描く、著者新境地!e-honより
*36:1985年8月12日、日航ジャンボ機123便が、群馬の山奥に墜落した。村を挙げて事故に対処する上野村。墓守となった元極道のナラカツ、指揮を執った村長黒沢を中心とするNF小説。e-honより
*37:おしかくさまという“お金の神様”を信仰している女達に出会った49歳のミナミ。先行き不安なバツイチの彼女は、その正体が気になって…… “現代の神”お金を問う、文藝賞受賞作。e-honより
*38:火を使わない鉄砲を初めて作った名鍛冶師、国友藤兵衛の人生を描く小説現代新人賞受賞作。朝日時代小説大賞も受賞の大型新人デビューe-honより
*39:『震える牛』の著者が今度は経済テロで読者を唸らせる。警察小説の切れ味と経済小説のリアルさが味わえる衝撃作。e-honより
*40:とっておきのサンタクロース捕獲計画、バックショー荘で大女優が演じる「ロミオとジュリエット」、そして大雪で孤立した村人たち。CWAなど9冠受賞の少女探偵シリーズ!e-honより
*41:納骨堂の中にラファエロの真作が? ところが調査をはじめた矢先に死体が。おまけに関係者は次々と意識不明に……。ミステリもロマンスも目が離せない、人気シリーズ第3弾。e-honより
*42:星降る夜に扉は開く──広大無辺な宇宙と、ささやかな日々の営みの交錯。古書、望遠鏡、チェス盤や鏡がもたらす、異界への招待状。《時間封鎖》の著者が新たな側面を見せる、珠玉の連作短編集。e-honより
*43:『ユリシーズ』に始まるモダニズム文学最後の超大作全5巻が遂に刊行開始。南仏を舞台に謎が謎を呼ぶ壮大な物語の迷宮が幕を開ける。e-honより
*44:健康診断は健康に悪い? 聴診に意味はあるのか? 医療ミステリーの名手が自らの臨床経験をもとに、医学を縦横無尽に論じ尽くす!e-honより
*45:現代最強のストーリーテラーによる、青年と猫のロードノベル。あたたかな涙溢れるラストまでどのページにも忘れ難い風景が広がる傑作です!e-honより
*46:マリー・アントワネットの朗読係の目を通して描く、ヴェルサイユ運命の三日間。フェミナ賞受賞小説。【映画化】e-honより
*47:「パンクでキュートな自傷系包帯少女」のマエストロが描き、21世紀少女達の心の叫びをみごとに象徴し絶大な支持を得た〈ゴシック・ロリータ〉のバイブル。来日20年記念増補新装版。 Amazonより
*48:ロンドンの有名オークションハウスに出品された、見事なジュエリー。それは、エリカの父の形見だった。エリカは機知の女性警部ジェマ・ジェイムズに相談をする。その聞き込み取材の直後、オークションに関係した若い女性が轢死した。ジェマのかつての上司でいまはパートナーのダンカン・キンケイドが、殺人事件として捜査に乗り出す。エリカの周りにかつてあった秘密とは?ジュエリーはなぜ今ここにあるのか。だれが出品したのか。彼女は果たして殺されたのか。殺人事件は連続殺人事件に発展する。第二次世界大戦直後のドイツと現代をまたぐ大きな謎とは?かたやジェマは母親の発病に直面することになった。まだ未入籍のダンカンと、それぞれの連れ子といった「家族」の行方は、事件の行方とともに変わっていく。人気シリーズの待ちに待った新作!e-honより
*49:ローマ帝政初期〈白銀時代〉の詩人ルーカーヌス(39―65)は、皇帝ネロの不興を買い、若くして自決を命じられた。『内乱(パルサリア)』は前1世紀半ばのローマの内乱に取材した歴史叙事詩の雄編である。燃えるように激しいアイロニーとパラドックスに満ちたパトスあふれる筆致でローマの衰退を描く。本邦初訳。(全2冊)Amazonより
*50:父は多額の借金を残して消えた。母は心を病み植物状態になった。三兄妹は犯罪に手を染めても、 生き延びる道を探す。吉丘誠、正二、香は、東京北部の三つの区が重なり合った地域に住む三人きょうだい。一年前、父・信道は多額の借金を抱えて突然姿を消してしまった。その直後、母・愛子はアパートの窓から発作的に飛び出し大怪我を負い、意識不明で寝たきりになってしまう。以来、きょうだいの日々は一変した。 ロックが好きだった長男の誠は音が聞こえなくなった。父の借金を返しながら家族を養うため高校を中退し、早朝は野菜市場、昼から晩は中華料理屋、深夜は覚醒剤のアジツケの内職をしている。暴力団組織の斉木には引っ越しを手伝わされ、高平には密入国者を海から引き揚げる作業に駆り出され、さらに内職のノルマを増やされ疲れ果てる誠。 絵を描くのが得意で甘えん坊だった小学校六年生の次男・正二。事件後、風景から一切の色が消えてしまった。寝たきりの母のおむつや体位を変えるのは正二の役目だ。だが自分の洗濯や入浴はままならず、通っている小学校でも「くさい」といわれクラス全員から無視されている。 見えないものが見える長女の香は、朝八時、兄の正二に連れられて幼稚園に通園するが、女子学生専用アパート前の電信柱で必ず足を止める。理由は、正二にも分からない。ものの臭いを感じられなくなってしまった香だが、押し入れの前で「くさい」と呟く。背負いきれないほどの現実がのしかかった仔らは、怒りや悲しみを押し殺し、生き延びるため心を閉ざしてきた……。e-honより
*51:連続殺人事件の容疑者・相浦純也の弁護依頼を受けた水木邦夫弁護士。はたして、純也の無罪を証明できるのか、そして真犯人は?e-honより
*52:恋人同士の聖と遼。人気作詞家の遼は、「君想曲」に取り組んでいた。その矢先、遼が交通事故に遭い、人格が変わってしまい…。e-honより
*53:ルブランが生んだ怪盗ルパンの数々の冒険譚を下敷きに、瀬名秀明が長年の取材を重ねて遂に完成させたもうひとつのルパン。e-honより
*54:団塊世代作家による嫌団塊論 『週刊ポスト』の人気連載エッセイ「やむを得ず早起き」が待望の書籍化。「旅」「文学」「時事ニュース」――取り上げるテーマはさまざまながら、そのいずれもが関川氏独特の視点と歴史観、見識に裏打ちされています。また、団塊の世代に属する一人として、今や“老年”にさしかかりつつある同年代を、時にユーモアをまじえ、時にアイロニカルに描いているのも、本書の魅力です。「年をとると、「やむを得ず早起き」、早朝が全然つらくないのが、かえって悲しい」「日本の六十五歳以上七十四歳未満はおおむね元気だ。元気である限り、彼らを「晩期中年」と命名して、大いに働いてもらおう」「オレたちは、いくつになったらちゃんと老人になれるんだ? そういう戸惑いと不安に駆られるが、それでも日記に「残日録」とは題したくないのである」――。「晩期中年」世代が、思わずニヤリと頬をゆるめたり、しみじみ思い出に浸ったりする話題にあふれた珠玉のエッセイ集です。e-honより
*55:サスペンスの女王の話題作!;青い瞳の殺人容疑者コバーンに、突然逃避行を強要されたオナー。道中、信じてきた親しい人々を疑わざるをえない話が次々明かされる。彼の正体は? NYタイムズ紙ベストセラー作家、渾身の一作。e-honより
*56:人気サスペンス、第3弾;ますますヒートアップするFBIトリロジー3作目は、FBI捜査官ノラが環境保護と動物愛護を訴える集団による放火殺人事件を追う。事件の陰には、ノラを裏切る想定外の事実が待ち受けていた!e-honより
*57:台湾新幹線の着工から開業までの巨大プロジェクトに、商社員や整備士、湾生の老人など、個人のドラマを重ねて描いた著者の渾身作 1999年、台湾に日本の新幹線が走ることになり、入社4年目の商社員、多田春香は現地への出向が決まった。春香には忘れられない思い出があった。台湾を旅した学生時代、よく知らないまま一日を一緒に過ごした青年がいた。連絡先をなくし、それ以後ずっと会えないままだった……。台湾と日本の仕事のやり方の違いに翻弄される日本人商社員、車輛工場の建設をグアバ畑の中から眺めていた台湾人学生、台湾で生まれ育ち終戦後に日本に帰ってきた日本人老人、そして日本に留学し建築士として日本で働く台湾人青年。 それぞれをめぐる深いドラマがあり、それらが台湾新幹線の着工から開業までの大きなプロジェクトに絡んでいきます。政治では問題を抱えていても、日本と台湾の間にしっかりと育まれた個人の絆を、台湾の風土とともに色鮮やかに描く『路(ルウ)』。大きな感動を呼ぶ、吉田修一さんの渾身の力作です。e-honより
*58:杏子は34歳。恋人の浩一郎との結婚を考えるが、彼の態度がはっきりしない。30代女性の恋と仕事をさわやかに描く、長篇小説。e-honより
*59:美貌の天才画家によるアートホラー第二弾! 自らの芸術作品を呪物と化し、人々を襲った異形の天才芸術家・黒形上赤四郎。一度はその悪意を退けた影たちだったが、新たな崇拝者がさらに巧妙な手口で黒形上の呪物「黒い楕円」を世に遍在させ始め……!e-honより
*60:昭和10年、9月。上野の下町から児童30名が忽然と姿を消し、翌々日遺体となって発見された──! 魔都を跳梁する謎の笛吹き男の仕業なのか? 美貌の天才・朱雀十五が謎に挑む、シリーズ第2弾!e-honより
*61:平凡な高校生の啓太は、クラスメイトと共に、突然謎の仮面の男によって拉致される。そこから出る方法はただ一つ、男女ペアとなり命を賭けたゲームを勝ち抜くこと――。究極のサバイバルゲームが今始まる!e-honより
*62:19世紀末、圧倒的な力を持つ異星人がロンドンを攻撃、支配下に置いた。苦しむ市民を救うため作家H・G・ウエルズが立ち上がる!e-honより
*63:だれも登ったことがなく、これからも登りそうにない、おどろおどろしい山。前人未踏の道を行くものだけが知る、孤独と愉悦。独自の世界を切り開く作家による最新作!e-honより
*64:江戸のベストセラー作家・柳亭種彦、その正体はイケメン旗本だった。戯作仕立てで〓を解く、『しゃばけ』著者の新感覚時代ミステリー。e-honより
*65:落語に興味がないのにオチケン(落語研究会)に入部した越智健一が巻き込まれた新たな事件とは?ユーモアたっぷりの青春ミステリー。e-honより
*66:ニューヨーク市警のブラウンは消えた旧友を追って来日した。異国で戸惑う彼を探偵の濱崎が助けるが……。異色の警察ハードボイルド。e-honより
*67:全人類の知能が突然向上したとき、そしてそれが七日間しか続かないと知ったとき、人は何を望むのか――。実力派の本格SF群像劇。e-honより
*68:突然変異した昆虫とヒトが共生する街で、悪徳市長の秘密を握った俺の決死の逃亡劇がはじまる。ノンストップ昆虫SFバイオレンス。e-honより
*69:女はどうして化粧するのだろう?化粧品メーカーの研究員・秋山箱理と型破りな家族のドラマ、そして仕事と恋の目覚めを描く魅力の長編。e-honより
*70:王子を殺したのは豹の精霊を宿した美女。彼女との出会いがイングレイを導く。ヒューゴー、ネビュラ、ローカス賞を受賞した『影の棲む城』に続く〈五神教シリーズ〉第3弾。e-honより
*71:豹の精霊に憑かれた娘、狼の精霊に憑かれた男、さらにもうひとり獣の精霊憑きが……。なぜ穢れとされる存在が三人も揃ったのか。折しも都では聖王の容態が悪化していた。e-honより
*72:20世紀最高の女性作家エリザベス・ボウエンの作品の中から、選りすぐりの幻想譚17篇と、自身の創作観を述べたエッセイ4篇を収録。bk1より
*73:民のため、国の未来のため、巨大な御仏を造りたい――聖武天皇の理解者は光明皇后ただ一人。東大寺大仏に秘められた愛と葛藤の物語。e-honより
*74:今なお多くの謎を秘める月を、13の切り口から古今東西の文化や科学的発見の歴史を通じて概観する。図版多数。e-honより
*75:デモ、炎上、ステルスマーケティング−−市町村合併を巡って、市役所VS反対派の静かなゲリラ戦がはじまった。現代の「見えない戦争」を寓話的に描く、ヒット作『となり町戦争』に続く系譜。e-honより
*76:宮部ファンタジー、パワーアップして第2弾! 宮部みゆき、話題のお気楽極楽ファンタジーが本格度・ドキドキ度200%アップ(当社比)で帰って来た! おなじみピノとピピの二人が、魔王のいた街〈アクアテク〉を舞台に数々の冒険に挑む! Amazonより
*77:生き物を愛するすべての人に贈ります!! 田舎の獣医ヘリオット先生が出会った動物たちの心温まるエピソードを描く名作。動物たちを見守る獣医と農家の人々の命をいとおしむ、優しい眼差しが印象的な8短編。カラーイラスト杉田比呂美。e-honより
*78:モンタナの山奥で悪党と人食い熊に追われるふたり――スリル満点のサバイバル・ゲームとともに燃えあがる恋! 父親の家業を継ぎ、ガイド・ツアー会社を営むアンジー。やむをえぬ事情で家を売却し<故郷を離れることになった彼女は、最後の仕事として熊のハンティング・ツアーに出発する。しかし、キャンプ先で殺人事件が発生。現場を目撃したアンジーは犯人から命を狙われる羽目に。さらに山中で人食い熊に遭遇し、絶体絶命のピンチに――そこへ、仕事敵のデアが現われて……原題:Prey Amazonより
*79:女学校教師のシェリダンはある令嬢の付添婦として米国からロンドンへやってきた。だが、婚約者のいる身の令嬢が、船旅の途中で出会った別の男性と駆け落ちしてしまう。そんななか、シェリダンを待ち受けていた運命の悪戯とは…?『とまどう緑のまなざし』関連作 原題:Until You Amazonより
*80:萩尾望都・対談集、第3弾。1990年代編。中島らも、夢枕獏、氷室冴子などの豪華6名に加え、東村アキコとの新規対談も掲載。e-honより
*81:亡き父が遺した日記には娘への愛、家族との不仲、そして恋人との魂の交流が記されていた。生と死、家族を問い直す入魂の感動作 幼い頃に家を出て、新しい家族を持った父は晩年パーキンソン病を患い、最期は口を利くこともできずに亡くなった。遺された手紙や短歌から見えてくる、後妻家族との相剋、秘めたる恋、娘である「私」への想い。父の赤裸々な「生」を振り返ることで、生きる意味、死ぬ意味、そして、家族という形のありようが見え、物語世界に光が差し込んでくる──。恋愛小説を中心に、濃密な心理描写で知られる作者の新境地ともいえる本作中に引かれた短歌は、亡くなられた作者の実父が実際に詠んだもの。作者の「何か不思議な力が書かせた作品で、私にとっての生涯の勝負作です」との言葉の通り、心の奥底を静かに、深く揺さぶる傑作です。e-honより
*82:昭和の悪女を描いた「モンスターU子の嘘」が反響を呼んだ越智月子氏の最新作。昭和初期の大女優を係累に持つ女優三世代の物語で、「モンスター〜」にも通じる古き良き時代のセレブリティを愛憎を交えながら描く。e-honより
*83:辞書作りや、林業など、地味な仕事を面白い小説に仕立てる天才・三浦しをんがふたたび神去(かむさり)村の日々を描く。林業お仕事小説。e-honより
*84:「プロジェクト・アマテラス」での小説新人賞「ワルプルギス賞」第一回受賞作品。かつて「ヒーロー」だった男が、再び立ち上がる。e-honより
*85:一度死んで「生き返った」会社員・土屋徹生が、自らの死因を追求して辿りついた真相は……?生と死そして自己の意味を問う傑作長編。e-honより
*86:コロンビアからもたらされるコカインの脅威に、米大統領は麻薬カルテル「エルマンダ」の壊滅を命じる。指揮を執るのは「コブラ」の異名を持つ男、元CIA工作員のポール・デヴロー。コブラの作戦が始まった。(下)も発売。e-honより
*87:犯行までの数日間を被害者の視点・犯人の視点で描く第一章「事件」、発生から犯人確保までの2ヶ月を描く第二章「警察」を収録。(下)も発売。e-honより
*88:供述は二転三転するが、容疑者は犯行を認め事件は容易に解決へ向かうと思われた、しかし……。最終章「個々の生、または死」収録。e-honより
*89:高1の泳はなりたいタイプの大人がいないのが悩みだが、サーフィンをしている間だけは全て忘れられる。終わらない波・ポロロッカの存在を知りアマゾン行きを決意する……。泳の成長を鮮やかに描き出す青春大河小説。e-honより
*90:視界が歪み、記憶が混濁し、暗闇が臭いたち、眩暈をよぶ。読み手を眩惑する八つの物語。京極小説の本領を味わえる、怪談専門誌『幽』連載に書き下ろし2篇を加えた怪しき短篇集。幽けき『幽談』、ほの冥い『冥談』に続く、「 」談シリーズ第三弾。e-honより
*91:日本ホラー小説大賞受賞のデビュー作『夜市』が直木賞候補になり、その後も山本周五郎賞や吉川英治文学新人賞にノミネートされる注目作家である著者が、デビュー前から長らく住んでいる沖縄を題材にした短篇集。在住の作家ならではの、沖縄文化の描写と息遣いにあふれている。怖さと不思議な心地よさが同居する、沖縄幻想譚全7篇。e-honより
*92:ひょんな事故から乗り合わせることになったドライブ――日常からふっと「週末」ぐらいの距離感で抜け出したその先にあるもの――。日々が愛おしく、生きることが嬉しくなる。温かな幸せに彩られた短篇集。e-honより
*93:ふらっと出掛けた街角で見つけた美味しい恋と食のエピソードに、男女を隔てる永遠の謎。すぐ傍にある日常的な出来事たちを恋愛小説の書き手の視点で見ると……?等身大で赤裸々な傑作エッセイ。e-honより
*94:田舎町に現われた、ちょっと艶っぽいイイ女。キナ臭い話は数知れず、夜な夜な語られる黒い〓──愛と悲哀と欲望渦巻く連作長編。e-honより
*95:宮野くんにとって、わたしって――“一ノ瀬梨香”なのかな。それとも、“IMMID―28”?僕の通う高校の選抜クラスに、転入生がやってきた。ある日の放課後、“彼女”の背中は血液で真っ赤に染まっていて……。e-honより
*96:二十歳のとき彼に出会って、二十一で結婚した。子どもが生まれ、いつしか私たちは破綻した――。愛に惑う女たちの切実な六つの短〓。e-honより
*97:この世界を組み変える力はどこから生まれ来るのか。何者かになろうともがく就活大学生のひりひりした日常。リアルで切実な長編小説。e-honより
*98:夜逃げ、倒産、栄華と浪費、また夜逃げ。異端の文豪・団鬼六の波乱の生涯は、常に純粋さと赦しに満ちていた。長編ノンフィクション。e-honより
*99:やっとたどりついたヘイヴンの地には、すでにプレンティス首長の軍が迫っていた。互いを思う心ゆえに苦しむトッドとヴァイオラ。だがふたりの前にはさらに過酷な運命が……。e-honより
*100:トッドはプレンティス首長のアスク隊に、ヴァイオラはレジスタンスのアスク隊に。味方すら信じられない状況にふたりは追い詰められ……。英米で100万部を突破したシリーズ。e-honより
*101:ウイットブレッド賞作家が紡ぐ、読者を時空の歪みに誘い込むような奇妙な味の短編集。これは、小説です。e-honより
*102:サルデーニャの祖母が遺したノートには激しく秘めやかな「帰還兵」との愛の日々が記されていた。注目のイタリア作家による傑作小説。e-honより
*103:料理コンテストに参加するソフィは、食料品店の駐車場とコンテスト会場で、計2回も死体を発見してしまう。絵のように美しい町を舞台にした、期待のコージー新シリーズ登場。e-honより
*104:遺伝子組み換え作物の研究所が放火と、大きなワイン桶の中で見つかった青年の死体。ふたつの事件の繋がりとは。心優しき警察署長が不可解な事件に挑む。清新な傑作ミステリ!e-honより
*105:素数に暗号、ミレニアム問題まで。世界的ベストセラー『素数の音楽』著者にして、トップクラスの現役数学者が不思議の国へご案内! Amazonより