6月新刊備忘録

  • 6/17 中島要「ひやかし(仮)」光文社/ISBN:9784334927660*31
  • 6/17 佐野洋子「死ぬ気まんまん」光文社/ISBN: 9784334976484 *32
  • 6/22 石平ひかり「スミレ刑事の花咲く事件簿 笑顔の奥に」講談社/ISBN: 9784062169868 *43
  • 6/25 ゲイル・キャリガー「アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪(おとな)う」ハヤカワ文庫FT/ISBN: 9784150205348【楽天*61
  • 6/28 内田康夫「黄泉から来た女」新潮社/ISBN: 9784104182046 *64

*1:日本の年間自殺者30,000人以上――不可避なる死を清新な筆致で描く秘蔵っ子・円山まどか戦慄のデビュー作登場!!「致死量はどれくらいのもんなのかな」自殺の罪を犯した人間は地獄へ落ち木に姿をやつし、最後の審判がくだるその日まで永遠に苦しむ破目に陥るのだという。自殺者に森を管理する少女はある時思い立ち、明日自殺する運命にある人間たちに自殺を思い留まるようにと夢で告げることに。恋人からの連絡を24時間待つ青年。一回りも年下の女子高生に骨抜きのヤクザ。漫画家志望の元坊主――。繋がり連続する人間の糸に少女自身の物語が絡み織り成す、自殺をめぐる物語。「数千から数万錠だったと思います」公式

*2:主人公ソーンは、CIAの暗殺者だったが、妻と娘を事故で亡くして以来、アフリカに移住して引退同然の生活をしていた。ところが突然、FBIの策略にはまりFBIへの協力を余儀なくされる。彼に与えられた任務は、大統領の暗殺を阻止すること。調査を始めると暗殺犯と大統領の隠された因縁、同時に自分がFBIの内部権力抗争に飲み込まれたことなど、周囲の誰もが信用できないことがわかってくる…。主人公が真相を追うサスペンスフルミステリ。Amazon

*3:警察官を、殺す。そのどす黒い怨念を成就するための拳銃を手に入れようと、新宿の街を徘徊する大男の情報を得た新宿署刑事・鮫島。大男は長期刑から解放されたばかりらしく、その存在感は長くアウトサイダーを続ける人間すら恐怖を覚えたほどだ。捜査の糸口として鮫島は引退した暴力団元組長に接触したが、直後に元組長は何者かに殴り殺され、家の裏手に妻と飼い犬とともに埋められていた。さらに捜査を進める鮫島は、普段は素顔を隠し、仲間しか信じず、目的達成のためにはどんな手段もいとわない「金石(ジンシ)」という中国残留孤児三世グループの存在を掴む。が、鮫島も自宅で覆面の男たちに襲撃され……。大男のターゲットとなる警察官は、誰だ? その理由は?シリーズ初期を彷彿するストレートさ、生々しさに加え、新宿でしか生きることの出来ない人びとの人生が滋味深く描かれる。e-hon

*4:名作のあたらしい読み解き方!チェス盤を進みながら冒険し、クイーンになる「鏡の国のアリス」。ここに数学者キャロルが残した思いがけない仕掛けは、チェス盤の上に立つもう1枚の鏡!Amazon

*5:梶原33歳●仕事は多重債務者の借財の整理。謄本の代理人申請のために訪れた市役所の戸籍係の女を一目見た瞬間、声を失った。弘樹20歳●バーで女がチンピラに絡まれて目の前で転んだ。助け起こした瞬間、女の顔に釘付けになった。和田34歳●勤務先の交番の前の市役所に自転車で通う女。既婚者のくせに俺はいつもその女を探している――。化粧もしない。服も地味。美人でもないその女・恭子に3人の男たちは、どうしようもなく魅かれていく。一方恭子は男たちの求愛を受け、3人と付き合い始める。接点のない3人だが、それぞれに思う、恭子は不思議な女だ。決してモノを欲しがらない。故郷や家族のことは話さない。会っている時間以外のことは未知。でも魅かれる。理由は何だ、いったいこの女の過去には何があるのか……。3人の男たちの視点を通して、恭子というなぞの女の正体が焙り出されていく。人と人との繋がりの意味を問う著者渾身の挑戦作。e-hon

*6:怪物は死体を溶かす…緊迫のミステリー長編 物体を跡形も無く溶かせるという、最新鋭のゴミ処理施設の研究者・真崎。定年間近の刑事・香西は、真崎の部屋で強烈な「死の匂い」を感じる。頻発する失踪者たちと真崎との繋がりを探ろうとする香西だが・・・。e-hon

*7:機密本をアルカイダに流した書物狩人のひとりが殺害された。テロの兆候をつかむCIA。ル・シャスールは真相を読み解けるのか。壮大なスケールの長編エンタメ。本やタウン

*8:連続毒殺事件の容疑者に恋した西田は彼女への嫌疑を晴らそうと、あらゆる毒に精通する毒草師こと御名形史紋に力を借りた。大澤家が隠匿し続けた一族の秘密とは。本やタウン

*9:夏休みに美しい海辺の町にやってきた少年。そこで起きた事件は、事故か殺人か。少年は何をし、湯川は何に気づいてしまったのか――。e-hon

*10:極上のボディ・ガードエンターテイメント!『左手に告げるなかれ』で江戸川乱歩賞受賞の著者がついに完成させた、ミステリにして至極のエンターテイメント! ボディ・ガードは、究極のサービス業だ――。Amazon

*11:作家が死体で発見され、未完の小説が消えた。助手ミゲルは真相を求めてフィリピンに赴くが……。多数の声をちりばめた迷宮的な長篇。e-hon

*12:一緒に暮らせそうもない、ケンカ三昧の極道野良に作家は魅入られていった 。愛猫アブサンの死から15年、気まぐれに村松家を訪れる野良猫ケンさんとの交流を温かく描く感動の書き下ろし!Amazon

*13:ニューオリンズの人間が次々と人造人間に入れ替わっていく! 戦慄のシリーズ第2弾。公式

*14:僕は哲学好きなマルチーズ犬。人気絶頂のマリリン・モンローと暮らしはじめた僕は、彼女と一緒にハリウッドの明暗を見る……英文学界の次世代を担う注目作家による、切なくてユーモラスな回想録。公式

*15:〈ハヤカワ・ノヴェルズ〉〈スペンサー・シリーズ〉人気映画スターの部屋で若い女性が変死した。事故を主張するスター側の依頼で真相解明に乗り出すスペンサーだが、その過程で一人の青年と出会った。人気シリーズ最終作。公式

*16:〈ハヤカワ・ミステリ1848〉〈ポケミス新世代作家第4弾〉暗い過去を持つ敏腕捜査官カールとその部下、シリア出身の奇人アサドが所属する「特捜部Q」の活躍を描く、デンマーク発の警察小説シリーズ。全欧ベストセラー!公式

*17:村上春樹訳のレイモンド・チャンドラー、待望の文庫化第二弾〉私立探偵フィリップ・マーロウは、行方をくらました大男を探して、ロサンジェルスの街をさまよう。ハードボイルド、至高の傑作。公式

*18:急死した母の葬式に来た3人組のおばさんから、昔4人で作ったという同人誌を渡されて……。4人の過去と想いが今に繋がる連作短篇集。e-hon

*19:弁護士の著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを鮮やかに描く連作短篇集。文学賞三冠、四十五万部突破の欧米読書界を驚嘆せしめた傑作。公式

*20:千春はバス事故で友人や教師を失った。一人生き残った罪悪感から引きこもる千春。そんな彼女の姿は同情を呼び、一方では複雑な思いで受け止められる。弟、担任教師、友人の遺族である母親、新聞記者など、千春と関わる6人の視点で綴る連作短編集。現実を真摯に見つめ、再生への兆しを温かく描く。e-hon

*21:侍であることを捨てた男の裏稼業はニセ物作り。「本物そっくり」で悪党どもを追い詰め地獄の底へ突き落とす。胸がすく傑作!e-hon

*22:時は幕末。若き噺家圓朝が、殺人事件の謎を解く!? 怪談「牡丹灯籠」の創作秘話ともなる異色時代ミステリ!e-hon

*23:大学生が宇宙人退治!? キャンパスを舞台に笑いあり涙ありのドタバタ劇。次世代作家として注目される著者の最新作。e-hon

*24:東京バンドワゴン」シリーズが好調の著者の最新作。陰陽師的な力を持つ一族。その若き長が、妻と幼馴染と様々な災いを断つ!e-hon

*25:業界を震撼させた『綺譚集』から7年、津原泰水が贈る、待望にして究極の作品集がついに刊行。著者ベスト短篇との声も上がっている「五色の舟」を筆頭に、「11」の異界の扉が開かれる。e-hon

*26:小説にまつわる秘め事を、ぜんぶ明かしてしまいます!世の女性作家たちは何に悩んでいる?阿部和重さんが「和子」となって、当代きっての女性の書き手10人(角田光代さん、江國香織さん、川上未映子さん、金原ひとみさん、朝吹真理子さん、綿矢りささん、島本理生さん、加藤千恵さん、川上弘美さん、桐野夏生さん)の切実な悩みに答える前代未聞の対談集。名回答の数々は、小説家になりたい人にとっても、小説家を知りたい人にとっても、まさに実践的!特に文芸ガールズには必読間違いなしです!e-hon

*27:横芝光町立図書館blogより

*28:横芝光町立図書館blogより

*29:横芝光町立図書館blogより

*30:横芝光町立図書館blogより

*31:第2回小説宝石新人賞受賞作の表題作をはじめ、吉原の妓たちの人生の襞を、清新な筆致で活写した連作時代小説集。本やタウン

*32:昨年11月に亡くなった佐野洋子の、自分の死を間近に見据えつつ書かれたエッセーと主治医の対談集。軟弱な世間の死生観を笑いつつ、元気に逝った著者が残した最後の言葉。闘病記を嫌い、まっすぐに死に向かい合った著者は、この時代に真っ当に死ぬことの重要性を独特の調子で訴えかける。巻末に親交のあった作家の関川夏央氏のエッセー「旅先の人ー佐野洋子の思い出」を所似。大陸からの引揚者としての文学者としての佐野洋子を評価する。e-hon

*33:期待の無頼派女性作家が紡ぐ珠玉の八篇 死んだはずの嫁の手が満員電車で自分に触れた……若くして亡くなった妻の気配を感じ続ける夫の心情を描く「嫁の遺言」他、人間のおかしみを炙りだす八篇を収録。e-hon

*34:終戦間近、帝国陸軍の真柴少佐は軍トップに呼集され、ある重大な密命を帯びる。祖国復興のための軍資金を護るため、真柴は勤労動員として20人の少女を集めた。本やタウン

*35:国書刊行会SF<未来の文学>シリーズ、第III期刊行開始!「20世紀SFの金字塔」「SF界の『重力の虹』」 「ジャンルを超えたマジックリアリズムの傑作」と称されながらも、今まで謎に包まれていた伝説的超大作がついに登場!序文:ウィリアム・ギブスン 解説:巽孝之。都市ベローナに何が起きたのか――多くの人々が逃げ出し、廃墟となった世界を跋扈する異形の集団。二つの月。永遠に続く夜と霧。毎日ランダムに変化する新聞の日付。そこに現れた青年は、自分の名前も街を訪れた目的も思い出せない。やがて<キッド>とよばれる彼は男女を問わず愛を交わし、詩を書きながら、迷宮都市をさまよいつづける……奔放なイマジネーションが織りなす架空の都市空間を舞台に、性と暴力の魅惑を鮮烈に謳い上げ、人種・ジェンダーのカテゴリーを侵犯していく強靱なフィクションの力。過剰にして凶暴な文体、緻密にして錯乱した構成、ジョイスに比すべき大胆な言語実験を駆使した、天才ディレイニーの代表作にしてアメリカSF最大の問題作。Amazon

*36:国書刊行会SF<未来の文学>シリーズ、第III期刊行開始!「20世紀SFの金字塔」「SF界の『重力の虹』」 「ジャンルを超えたマジックリアリズムの傑作」と称されながらも、今まで謎に包まれていた伝説的超大作がついに登場!序文:ウィリアム・ギブスン 解説:巽孝之。『ダールグレン』は秘められた傑作であり、茫然とした読者たちを生きたまま30年間飲みこみつづけてきた都市=書物=迷宮である。その美しさと力は、ますます成長しているように思える。――ジョナサン・レセムサイエンス・フィクションの分野でこれまでに生みだされた最上の作品……文学におけるランドマークだ。――シオドア・スタージョン。ファンキーでセクシャル、省略されて謎めいた語りと複雑な構造……わたしはすでに三回読んだ。少なくともあと三回は読むだろう。――フレデリック・ポール。ディレイニーの万華鏡的な散文~カオスを受けいれようとするひとつの社会の力強いヴィジョン~が、この本を読みとおす旅を、それだけの価値のあるものにしている。――ジェラルド・ジョナス (「ペントハウス」誌)Amazon

*37:出世頭と落ちこぼれ。2人の元警察官による執念の捜査行。あと一歩で連続幼児殺害犯を取り逃がした不破と田村の同期2人。退職後も捜査を続けていた田村の遺志を継ぎ、不破は真犯人に迫る。//連続幼児殺人事件の捜査本部を指揮する不破は、同期の落ちこぼれ警官・田村の失敗で真犯人を取り逃がし、その折の不適切な指令をマスコミに暴露され、刑事畑から追放される。17年後、定年退職した不破は、田村が単身捜査を続け、真犯人に迫っていたことを知る。不破は不可解な死を遂げた田村の遺志を継ぎ、犯人捜査に乗り出す――。武骨、硬骨、気骨――刑事の生き様を余さず描いた骨太の警察小説です。(AK)公式

*38:ベストセラー『エンキョリレンアイ』シリーズ三部作をはじめとする恋愛小説家、小手鞠るいさんの最新刊!恋愛小説の達人が紡ぐ、喪失と再生の物語。失われたものは必ず、もどってくる。人も、夢も、希望も。時間も、過去も、思い出も。小さな喫茶店を営むひかりと透…ふとした出会いから始まった「ふたり」の物語は、私たちの心を震わせる。//著者より 二十代の終わり頃、恋人といっしょに、古い借家で暮らしていたことがある。家は、新百合ヶ丘駅から歩いて二十分ほどのところにある小高い丘の中腹に、あじさいの木に埋もれるようにしてたっていた。私たちは貧乏で、洗濯機も持っていなくて、洗濯物はお風呂の残り湯でじゃぶじゃぶ洗っていた。貧乏だったが、幸せだった。愛は、つないだ手と手のぬくもりのなかにあると信じていた。あの場所から、遠く離れて暮らす日々、私はある晩、夢を見た。夢のなかで私は、古い借家の庭にいた。ピアノの音が聞こえてくる。家は店に変わっていて、ジャズのライヴがおこなわれていた。集まったお客はみんな、私のよく知っている、亡くなった人たちだった。妹、祖父母、友だち、可愛がっていた猫もいた。夢から覚めたとき、音楽の余韻と、ひとつの物語が残されていた。「ふたり」というタイトルの物語だった。 小手鞠るい Amazon

*39:平凡な女性教師の解雇に秘められた驚愕の事情とは? 精神科医ウィリング博士は、幻のように美しく不可解な謎が生んだ事件と対峙する。マクロイの最高傑作、新訳版で登場。公式

*40:額に三つの星を帯びたヘドの領主モルゴンは、数多の謎の答えを求め偉大なる者のもとへ。ファンタジーの金字塔、謎の紡ぎ手マキリップの代表作〈イルスの竪琴〉三部作第一弾。公式

*41:こんな喜びやご苦労があったんだ。靴職人、ビール職人、漫画アシスタント、染織家…。働く女性達の話に「ふむふむ」と相槌共感、感動しまくりの探訪記。e-hon

*42:迷いなんて吹き飛ばせ。未来は変えられる、この足で一歩ずつ――派遣切りにあった青年四人が、鶴岡から東京まで徒歩の旅に踏み出した! 爽快なロードノベル。e-hon

*43:人気急上昇スミレ刑事ついにラストシーン? 同じ街で起きた連続殺人事件。やっと追い詰めた犯人には完璧なアリバイが…。携帯メールなどのトリックを駆使する知能犯を逮捕し、スミレは笑顔に戻れるのか?e-hon

*44:ジョイスヴァレリーベンヤミンブルトンほか、パリのオデオン通りに集う20世紀の偉大な文学者たちの相貌を伝える書店の女主人・モニエの貴重な回想録。待望の復刊。e-hon

*45:ジョイスユリシーズ』の出版者として名高いパリのオデオン街の小さな書店の女主人・シルヴィア・ビーチが綴る20世紀文学の舞台裏。待望の復刊。e-hon

*46:残された7人の男との手紙の束。失踪した女主人ブランシュの謎に映画監督ジュスタンは次第に魅了されていく。彼女の月への夢とは何か……ルイ・アラゴンの妻トリオレの代表作。公式

*47:「鍵屋に現れた鍵の密室」メフィスト賞の天祢涼、「戦国時代を舞台にした」鮎川賞の安萬純一をはじめとする精鋭気鋭が「密室」不可能犯罪に挑む! また隠れた逸品、加賀美雅之の「ジェフ・マールの追想」を書籍初収録!e-hon

*48:恋もテニスも友だちも全力疾走中! 県立青磯高校に入学した青木菜摘と、中学時代から菜摘とダブルスペアだった青山萌夏は、ソフトテニス部の体験見学に行こうとする。しかし部員はゼロ。最低六人集まらなければ休部か廃部と聞かされる。菜摘は持ち前の明るさと粘り強さで、ソフトテニス部を再建し、全国制覇を目指す。努力、友情、団結、挫折、勝利の三年間の部活動を描いた鮮やかな青春小説。  <著者略歴> 1960年、神奈川県・湘南平塚出身。中央大学経済学部卒業、神奈川県庁入庁。神奈川県立湘南高校事務主事、同平塚江南高校事務主事として勤務。その後、武蔵野美術短期大学に入学し美術科教職課程修了。千葉県佐倉市立中学校に美術科教員として勤務。現在、神奈川県平塚市立大住中学校の教壇に立つ。e-hon

*49:私はめぐりあってしまった。出会うはずのない本当の家族に。 1978年7月30日、沖縄。自動車の対面交通が右側通行から左側通行に変更された日、新婚旅行で訪れた知恵は夫が見間違えてしまうほど似ている女性と出会ってしまう。子どもの頃の写真を一度も見たことがなかった知恵は、この出会いをきっかけに、以前から抱いていた自分の出生について調べ始めることになる。疑いもなく親子だと思っていた関係が、ふとしたきっかけで実の親子関係ではなかったことがわかったとき、それまでの関係はどのようになるのか? 親子の絆、夫婦の絆、家族の絆、人が生きていく上で、現代人が失いつつある絆の大切さを描く。<著者略歴>1957年沖縄県石垣市生まれ。1967年國學院大學法学部卒。1967〜2001年那覇地裁管内裁判所書記官。2001年行政書士登録、山城行政書士事務所開設。著書に『不審』(2008年1月・小社刊)がある。e-hon

*50:すべては地下のバーから始まった そもそも「本当」などというものがこの世にあるのか。記憶と幻想の深い森に迷い込み、その人は翻弄されていく。e-hon

*51:美貌の編集者・美果は京都・奈良の一人旅へと出かけた。途中、京都の大覚寺で行方不明の娘を探しているという男に声を掛けられる。本やタウン

*52:十二月三十日、賞金王、G1優勝者、オリンピックメダリストなど九人の選手が賞金一億円をかけて争う「KEIRINグランプリ」が開催される。人生を賭けて勝負に挑む選手たちの苦闘がスゴい!  ロードバイクの頂点、「競輪」に人生をかける選手たちが挑む、年に一度の決戦「グランプリ」への道を、迫真の筆致で描いた自転車小説。e-hon

*53:どん詰まりの渡世人二人を変えたのはご禁制の拳銃──日本初のギャングがピストル片手に賭場から賭場を荒らし、龍馬も暗躍する幕末を駆ける。矢作・司城ゴールデンコンビが放つロード&クライム。e-hon

*54:直木賞作家、新境地の珠玉の7篇 長年共に暮らす男の秘密を知らせる一本の電話、中学の同窓生たちの関係を一変させた401号室での出来事・・・誰かのささやかな行為に突然、日常を切り裂かれる人々の物語。名手の手腕に酔う一冊。e-hon

*55:骨を巡る小説とノンフィクションが一冊に。 芥川賞作家が魅せられた「骨」。骨に関する仕事をする人たちに取材するうちに生まれた小説。それと表裏一体のノンフィクションを一冊にまとめた、新スタイルの極上エンターテインメント。e-hon

*56:すべての母と娘に贈る物語 昭和5年、子煩悩な父と大らかな母の4番目の子として生まれたハルエ。父の急逝で生活は一変するも健やかに成長し、やがて見合い結婚。だが浪費家の夫に悩まされ・・・。少女がおばあさんになるまでの物語。e-hon

*57:賄賂塗れの田沼時代から清廉な松平定信への過渡期。御家人3人の剣術仲間を巻き込む辻斬り「大なます」。傑作時代ミステリー。e-hon

*58:「この十年の本質を明らかにする本」――英紙『ガーディアン』パキスタンのラホール、アナルカリ・バザールに近いレストラン。訪れたアメリカ人は、ある20代後半のパキスタン人と出会う。文句のないキャリアとニューヨークでの恋愛を捨て、パキスタンに戻った髭面の男。見知らぬ相手に「髭面の男=僕」は「あなた=アメリカ人」に自分の人生を語り始める・・・。2007年度ブッカー賞最終候補、Anisfield―Wolf BOOK賞などを受賞。25ヵ国語で出版され、各誌紙で絶賛を受けている1冊。e-hon

*59:恋人の言うがまま詐欺を働いたダルシー。彼氏は貴族の秘書に納まって足抜けしたが、当の貴族が突如自殺。これは偶然か? 警視に昇進したフレンチが登板するや事件は一転……。公式

*60:デリヘリ嬢の送迎に身をやつす元女警察官と客を取る妊婦。二人の出会いと小さな命の誕生が、鎖に繋がれた罪悪を引き摺り出す。e-hon

*61:〈英国パラソル奇譚〉ロンドンの異界族が一斉に無力化! 事件を追ってアレクシアは男装の発明家と北の地へ。公式

*62:刑事なのか、外交官なのか。窮地に陥った邦人女性保護のために奔走する黒田康作。アンドラ、スペイン、フランスの警察による3つ巴の捜査に単身、渡り合う。本やタウン

*63:『僕僕先生』の俊英が贈る、傑作民俗ファンタジー!タクシー運転手の速人は、入日村という村に迷い込む。村で会った少女・彩葉は、ここは現世とあの世の狭間に漂っているという。現世に戻れなくなった彼は、彩葉と共に迷える魂の「未練」を解く仕事を始めることに…。公式

*64:横芝光町立図書館blogより

*65: 一万一千もの部屋がある荒れ屋敷に住む少女フローラは、消えかけた魔法執事に自らの生命力を分けあたえるが……。摩訶不思議な世界を舞台にした愛と冒険のファンタジー開幕。公式

*66:このままではあたしが消えちゃう! 復活の鍵を求めてフローラは恐ろしい噂が絶えないビルスキニール屋敷に忍び込むが……。アンドレノートン賞最終候補、奇想天外な物語。公式

*67:ゴールのもっと先にある、何かを俺は掴みたいんだ――『サクリファイス』『エデン』に隠された過去と未来。新たな真実が明かされる、待望のシリーズ最新刊!e-hon

*68:ようやく手に入れることが叶った恋人との同棲生活。二人で迎える初めての正月に、危うく立ち込める暗雲の行方は──。これぞ著者本領発揮の最新作品集!e-hon

*69:愛の苦みと恵みを味わいつくす、うつろいの日々の物語。会えてよかった。いつかそう思える日が来るのだろうか――。人間のなかにどうしようもなく澱むよこしまさにじっと目を凝らし、恋の痛みをかつてなく慎み深く、と同時に限りなく強烈に訴えかける物語。【著訳者紹介】 1968年福島県生まれ、東京育ち。國學院大学卒業。2001年、「大踏切書店のこと」で第一回古本小説大賞受賞。著書に、『月と菓子パン』『ぽっぺん』『しろい虹』『きんぴらふねふね』『並木印象』などがある。e-hon

*70:件のご依頼は、坂上の“昼酒バー”へ!都心なのに江戸情緒満載、ほのかなフランスの香りと猫たちの姿が色を添える黄金坂。流行の町の、半端なやつら。ユルい友情と日常の謎、記憶の中の""殺人""――『インディゴの夜』の著者、新たな代表作!!公式

*71:「私の人生は、なぜか二十三歳で決まる」。鈍く燃える自意識の火が、やがて彼女の人生を静かに焼き尽くす――。本谷ワールドを鮮やかに更新する飛躍作。e-hon

*72:最高ってなんて最高なんだろう。僕らはいつも最高だ――。十一年前の秘蔵小説から最新作「先生との旅」まで、六年ぶり待望短篇集は七篇全部凝縮マチダ!e-hon

*73:登美彦氏の名作の舞台を自分の足で歩きたい。そんな熱き思いを胸に抱く乙女たち、男子諸君に贈る、かつてない京都ガイド。イラストマップ、随筆も特別収録。e-hon

*74:この週末は、大いに笑って、大いに泣こう。大型新人が放つ王道エンタメ!! この世には衆議院参議院。――そして、「金」議院がある。怪しい噂の絶えぬ不思議な議院に公設秘書として飛び込んだ勝林太郎。世間の常識と異なる場所で、勝は理性と夢を保てるのか!? 憲政史上初の政治青春小説!!【著訳者紹介】1977年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大学卒業後、海外を放浪する。帰国後、議員秘書となり、政治家を志すも挫折。現在は家業をついでいる。2010年3月、第十回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『オカルトゼネコン富田林組』(産業編集センター刊)で作家デビュー。e-hon

*75:横芝光町立図書館blogより

*76:殺しに時効はない。高校時代に恋人を殺害された男は警官の道を選ぶ。立ちふさがる時効の壁を越える事はできるか。本格警察小説。e-hon

*77:横芝光町立図書館blogより

*78:油断のならない作家の、私小説的青春ストーリー。鯨ワールドの意外すぎる新展開。bk1より

*79:横芝光町立図書館blogより

*80:横芝光町立図書館blogより

*81:作家生活10周年、構想10年渾身感動作! 全てを与えてくれた。全てを奪っていった。野球が全てだった――戦後復興の希望の灯となる球界秘話。デビュー十年、構想十年。新たな堂場ワールドの幕が開ける。e-hon

*82:江戸時代初期、備前岡山に天女のような湯女がいた。女は夜ごと寝物語に不可思議な話を始めた……。『ぼっけえ、きょうてえ』の著者が贈る時代怪談。e-hon

*83:推理作家協会賞短編部門候補作など全8短編 ドンデン返しのラストのあまりの絶望に背筋も凍る、推理作家協会賞短編部門候補作「オムライス」他、冷静沈着だが重い過去を持つ刑事夏目が謎を解決する8短編。e-hon

*84:平成の家族小説シリーズ第2弾! 完璧すぎる妻のおかげで帰宅拒否症になった夫。両親が離婚するらしいと気づいてしまった娘。里帰りのしきたりに戸惑う新婚夫婦。誰の家にもきっとある、ささやかだけれど悩ましい6つのドラマ。e-hon