- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/11/29
- メディア: ハードカバー
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が、なんとも報われない話であった。
結局のところ、裏切られ、傷ついた女神は、男神に復讐をして満足したのであろうか。自分とは全く係わり合いのない超越したところの話なので、いくらそれが男女の愛憎を描いていても、所詮は他人事。
神話ということであっさりした記述が意外と合っているのだが、桐野夏生のどろどろした話は、やはり現代的なほうが面白い。