伊岡瞬『七月のクリスマスカード』読書中。

七月のクリスマスカード

七月のクリスマスカード

運命の日 上 (ハヤカワ・ノヴェルズ) ええと。ちまたで評判になっているデニス・ルヘインの『運命の日』を読んでいたんですが、冒頭のベーブ・ルースのエピソードがなんのこっちゃさっぱり分からなくて、36ページを読み返しながら2時間くらい(たぶん)かけて熟読しました。
 ああ、乗っていた汽車が壊れて、修理にあと二時間だか三時間だかかかるもんだから、ベーブ・ルースが汽車から降りちゃって、野原で草野球をしていた黒人たちと一緒にプレイしたということなのね、と。で、このとき一緒にプレイした黒人の若者、ルーサー・ローレンスがこのあと何かのトラブル巻き込まれていく、と。
 しかし、なんでベーブ・ルースが出てきたの? つーか、これって、ミステリなの?
 ……遅々として進まない。今、70ページ。
 なので、気分を変えて、ほのぼのとしてラブリーな表紙の『七月のクリスマスカード』を読み出した。
 あら、すごく読みやすい。面白いし。やっぱり訳本じゃないほうがいいなあ。
 純文学なんですか? 小学6年生で、本ばかり読んでいるちょっと暗い女の子と、3年生の頭のゆるい弟が出てくる。
 100ページ読んで、ちょっとアマゾンを見てみました。
 はあ? 
 「横溝正史ミステリ大賞を満場一致で受賞してデビューした実力派が描く、迫真のサスペンス! 」
 がーん。
 これって、ミ、ミステリだったんですかあ?
 いったい今まで読んできたのは……。
 ほ、方向転換しなくちゃ。汗。