最近感想を書いてなかったものですから、読書ノートのつもりで9月17日に「読書メーター」(http://book.akahoshitakuya.com/u/6346)に登録してみました。17日以前に読んだ本については覚えているものだけ記録しています。
はてなのほうにリンクしていないので使い勝手が悪いのですが、実験的に載せてみました。
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9月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5451ページ
無人地帯
まるでノンフィクションとミステリが合体したような面白さ。読み応えがあったなあ。欲を言えば女性の気持ちをもっと書いて欲しかったかな。
読了日:09月30日 著者:永瀬 隼介
肺魚楼の夜
数年前のTV番組「謎を解け!まさかのミステリー」だったと思うが、寝室の日干し煉瓦の壁の中から肺魚が飛び出してきたのを観てたまげたことがあったので、そりゃ、巨大肺魚が壁から出てきてぴちゃぴちゃと這いずり回ることもある(?)だろうと、胡散臭い話だと思いながらも、そんなことをイメージして読んだ。きっと谺健二もその番組を観ていたのね、と思って楽しかった。だってふつーは肺魚なんて知らないだろうし、誰もそんなイメージしないと思うもの。文体と雰囲気が合っていて良かった。
読了日:09月27日 著者:谺健二
グラウンド・ゼロ
病院に監禁されていた少年を救い出したという誘拐犯。いったいどういうことなのか、何が何だかわからないのを読まされていたかと思ったら、途中からホラーになっちまったよ。あ、そういえばこの作家はホラー大賞出身だった。終盤にあった戦前の日系人の話は面白かった。
読了日:09月24日 著者:保科 昌彦
憂鬱なハスビーン
やっぱりこの作家は好きだ。29歳のヒロイン。東大を出てTOEIC850点と聞くだけで、ひええ、と思うのだが、主人公の心の内に竦んでいる澱を見てしまうと、自分ではどうにもならない気持ちを抱えて生きていくのは本当に辛いだろうと思う。いったいこの先、自分の心と折り合えるのだろうか。学歴だけでは人は幸福にはならないということだろうね。
読了日:09月23日 著者:朝比奈 あすか
夢は枯れ野をかけめぐる
行く道かと思うと他人事じゃないからなあ。読後感はともかく、興味深く読めた。面白かったっす。
読了日:09月23日 著者:西澤 保彦
フロスト気質 下 (創元推理文庫 M ウ)
なにはともあれフロスト警部の憎めない性格が一番。薄汚いし下品だしいい加減だし。だから、登場するだけ何をしでかしてくれるんじゃないかとついつい期待してしまうのもこのおっさんだった。読者の敵、警察署長の嫌味にも我関せず、昇進も手柄もうっちゃって、自分の勘と閃きで猪突猛進のごとく突き進んでいく姿は、カッコイイよね。好きだなあ、フロスト警部。最高。
読了日:09月21日 著者:R.D.ウィングフィールド
フロスト気質 上 (1) (創元推理文庫 M ウ)
あははは。フロストの下ネタが最高だ。
読了日:09月20日 著者:R.D.ウィングフィールド,芹澤 恵
三月の招待状
狭い世界だが他人の生活を覗き見るようで面白くて一気読み。でも、結婚していようと結婚してなかろうと、寂しさは変わらないとしたら、やっぱり結婚したほうがマシだというのか。34歳になった大学時代の友人達誰一人として子供がいないというのがなんとも不思議だった。そりゃ、煩い子供がいないほうがいつまでも学生気分でワイワイガヤガヤ楽しいに決まっているけどね。
読了日:09月17日 著者:角田光代
きのうの世界
風呂敷をいっぱい広げた魅力たっぷりな一冊。目次の素晴らしさは眩暈まで起こしそう。半歩ずれた不安定な世界をぐいぐい見せつけて、先が気になって一気読み。で、気になっていた謎すらねじ伏せ、忘れさせてしまうすごさ。天晴れ、恩田陸。で、どんな話だったんだ?
読了日:09月17日 著者:恩田 陸
声を聴かせて
初読み作家。これは素晴らしい。どれも胸にじんときて感動。お気に入りの作家になりました。
読了日:09月08日 著者:朝比奈あすか
悲劇もしくは喜劇
面白くて一気読み。ところが読み終わってみるとムカつくことの多いこと。というのも、一番引っかかっていることが置き去りにされて、どうでもよいこと、たとえば誰が犯人であるのかということしか興味がないような描き方をしているので、読後感が非常に悪い。人間のクズは己が友人に対してやったことなんかちらりとも記憶に残ってないというのか。
読了日:09月07日 著者:深谷 忠記
心霊特捜
つまんない。
読了日:09月05日 著者:今野 敏
ひかりの剣
剣道の描写に無理があったのか、序盤はこなれていないストーリーで退屈だったが、ラストでは盛り上がって面白かった。
読了日:09月05日 著者:海堂 尊
春にして君を離れ (クリスティー文庫)
なんとまあ、愚にも付かないことをぐだぐだと語っていく鬱陶しさ。いやはや、すごすぎる。
読了日:09月03日 著者:アガサ・クリスティー
小袖日記
へええ、こんな解釈もあるのね。『源氏物語』を読みたくなる面白さ。
読了日:09月02日 著者:柴田 よしき
償い (幻冬舎文庫)
これは面白かった。一気読み。エリート医師がホームレスになるというところが意外性があって面白いのかも。
読了日:09月01日 著者:矢口 敦子