2008年本屋大賞ノミネート作発表

 政宗さんのところで知りました。

 全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 本屋大賞
本屋大賞では、一次投票を昨年11月1日より本年1月11日まで行い、昨年を上回る、国349書店426人の投票がありました。その集計の結果、上位10作品が「2008年本屋大賞」ノミネート作品として決定しました!

2008年本屋大賞ノミネート作発表(作品名五十音順) 表紙 書籍名/作家


 今年も本屋大賞の季節になったのですね。
 未読は2冊。モリミーの『有頂天家族』と金城の『映画篇』。この2冊は読む予定はないです。とくにモリミーは評判はいいですが、わたしには合わない文体だと判ったので今後読むことはないです。金城はどういう本なのか知らないのでこれもスルー。
 それで、既読の8冊ですが、ものすごく良かった吉田修一の『悪人』と角田光代の『八日目の蝉』は感想を書いてないです。読了後、打ちのめされて放心状態だったせいで感想が書けなかったです。ということで、とくに『悪人』は傑作ですが、読後感が「……」なので、ちょっと。『八日目の蝉』はぜひ皆さんに読んでほしいですが、角田光代はもういいだろう、というのと、不妊がテーマなところがあるので、これもちょっと。
 これは獲らないだろうと思うのが、というかとって欲しくないのが、重松清の『カシオペアの丘で』と万城目学の『鹿男あをによし』です。一言、つまらん。
 桜庭の『赤朽葉家の伝説』はいいですが、読みにくい。というか、継ぎ接ぎしたような内容が一般的ではないです。『私の男』直木賞を獲ったというのもありますが、これも一般的ではないです。というか嫌悪感がつのるからダメ。
 で、残った伊坂の『ゴ−ルデンスランバー』と近藤史恵の『サクリファイス』ですが、たぶんこの2冊の一騎打ちになると思います。
 『ゴールデンスランバー』に獲らせてあげたいですが、出だしの70ページほどがくらくらするほどつまらないので、これも「うーん」となります。
 となると、本命は『サクリファイス』ですね。というか、是非これに獲って欲しい。投票者に女性の方が多いと思いますので信じています。それでこの本をバリバリ売って欲しいです。
 じゃ、そういうことで。