石崎幸二「首鳴き鬼の島」読書中。

首鳴き鬼の島 (ミステリ・フロンティア)

首鳴き鬼の島 (ミステリ・フロンティア)

 すっかりこの「読書中」というのが定着してしまった感が否めないが、読書してて飽きちゃうんだから仕方がない。
 皆さんが待ってましたとばかり期待して読んでいる本書です。そうなのか? と、一抹の不安を抱えつつ、やっと図書館から回ってきたので読み始めた。やっと120ページほど。こんなもの一日で読めるだろうと高を括っていたら、これがなかなか進まない。
 バリッバリの本格だからしかたがないとは思うものの、ここまで人間が描けてないと読んでるほうはきつい。もうすでに二人もの人間が死んでいるが、描写がまるで記号。死んだ部屋の横で酒なんか飲んでるしぃ。会話文で状況説明をしていくっていうのもなあ。
 ま、いっか。
 architectさんも「後半の畳み掛けは息つかせないものなので、それまでは辛抱してくれと言ってお勧めするしかない。」と仰っているので。