ジェネラル・ルージュの凱旋
海堂尊
宝島社 2007-04-07
asin:4796657541
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★★★★★
文句なしに面白かった。海堂尊の最高傑作と言っていいのではないだろうか。
『ナイチンゲールの沈黙』と対になる本書。あのとき裏では何が起こっていたのかという話。覗いてみれば、ひょえ〜と思うことが起こっていたのね。ということで、スピード感抜群のエンターテイメント。相変わらず不定愁訴外来の田口医師は飄々として和ませてくれるし、厚労省の白鳥は問題児らしくここでも弁舌をふるって楽しませてくれた。でも一番の男前は、将軍(ジェネラル・ルージュ)の異名をとる速水部長だった。とにかく格好良かった。惚れた。