グッド・オーメンズ/ニール・ゲイマン テリー・プラチェット 金原瑞人

グッド・オーメンズ 上 (1)
グッド・オーメンズ 上 (1)
ニール・ゲイマン テリー・プラチェット 金原瑞人

角川書店 2007-03-27

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グッド・オーメンズ 下 (3)
グッド・オーメンズ 下 (3)
ニール・ゲイマン テリー・プラチェット 金原瑞人

角川書店 2007-03-27

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★★
 奇想天外なドタバタ風ファンタジー小説といえばいいのか。
 ごめん。面白くなかった。つくづくファンタジーに向いてないのがわかった。なにを話しているのかやっているのかよくわからなかったのよ。
 ヨハネの黙示録に記されたハルマゲドンは実現されなくちゃ。というので、世界滅亡の日に合わせて赤ん坊が生まれて成長していくのだが、出だしのところでつまずく。まず赤ん坊が生まれたときに取り違え事件があって、ちゃんとした親のところで育たなかったもんだから、ひっちゃかめっちゃか。名前だって、可愛らしいアダムになってるし。お供にと送られてきた、牙むき出しの涎たらたらの地獄の番犬も、なんのことはない、小さな可愛らしいワンちゃんになっちゃって、猫にさえ負ける始末。まあ、このへんはニタリと楽しめるのだが。さて、いよいよ地球滅亡まであと数時間に迫ったとき、長年敵同士でやってきた悪魔のクロウリーと天使のアジラフェールだけど、ほらそこは腐れ縁というべきか、なぜか意気投合してしまって、せっかく今まで楽しんできたのに滅亡しちゃったらつまらん、とハルマゲドンを阻止しようと奮闘する。
 まあ映像で観ると楽しめるんだろうけど、いまいち訳が頭に染み込んでこないもんだから、それぞれが巧く動いてくれなかった。いちいち注釈を読まなかったのがマズかったのかもしれない。あとで読んでみると、これが結構楽しかったので。
 お若い方にオススメ。