これから読む海外もの

 最近まったく翻訳ものを読んでないことに気がついて愕然とした。じゃあ一体、新刊備忘録はなんのために書いていたんだと言われれば面目ない限りなのだが。いや言い訳するつもりは全くないのだが、読もうという気持ちは力いっぱいあるのよ。だけどほら、作者名がカタカナだから、よっぽど気にしてる作家以外はタイトルを見ても歳だからすーぐ忘れちゃうのよね。で、これはいかんと思って今日は絶対読む!と決めた本をメモしておくことにしました。あ、気になったものをちょこっとね。

 ええと、じゃあまず一番読みたい本から。これね、しをんちゃんが面白いと言ってたからなの。しかも「2006年・すみ&にえの年間ベストほんやく本」で第2位だったから。そしてこれが一番の理由なんだけど、近所の図書館にあったから。やっぱりすぐ読めるのはいいよね。

 おおっと、これは読まないとね。ゴダードだから、っていうのもあるんだけど、今回は面白そう。いや、単なる勘だけどね。

 最新刊のものを。こちらは<ハヤカワepiブック・プラネット>のシリーズで早いもので3冊目になるようです。カドラは先月「カブールの燕たち」が出たばかりでまだ読んでないのです(ほとんど読む気がない)が、どうもこれがかなり傑作らしいのです。妻が爆弾テロの首謀者なのか、腹に爆弾を隠して死んでいったらしい、ですって。面白そう。

 それから、これは興味がなかったのだけど、すみ&にえさんの掲示板でさんざん話題になってた本なのでチェック。で、出版社からのコメントがこれまたすごいのよ。「三島由紀夫をして「20世紀最高傑作の一つであり、優にプルーストトーマス・マンに匹敵する」と言わしめた歴史的大作が、名訳をさらに磨き上げた全面改訳で遂に刊行。」らしい。そうなの? とりあえず7月までリンクされていたので貼っておきました。
 で、最後が集英社マルセル・プルースト失われた時を求めて13 第七篇 完訳版 」の文庫本です。関田涙さんのサイトの一口コメントで拝見。今月で完訳文庫版も完結ということで一気に読むみたいなのでわたしも。と思ったのですが、これって、やっぱり文庫本のほうがいいのかしら。上下巻とどう違うのでしょうか。しかも13巻も。読めるのか>自分