神のロジック人間のマジック/西澤保彦

神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)

神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)

 これは既読。
 で、なんでまた買ってきたかというと、どこかのサイト(忘れた)で大絶賛していたので「ほ、ほんとにそうなのかー」と、気になって気になって買ってきました。
 これね、当時、完全に騙されてムキーとなって「このやろうこのやろうこのやろう」と、そのへんのものに当り散らしたというのは、じつは内緒。ついでに「これは反則だろー」とあることないこと喋り捲ったというのも忘却の彼方だな。
 こんな無責任なことでは「いかーん」と思って、もう一度ちゃんと騙されてやろうと思って買ってまいりました。こんどは心して読もう。すっごく楽しみ。
 ま、なんだかんだ言ってこの素晴らしい表紙にやられたと言っても過言ではないな。

 もう一冊はこれ。「Papa told me 27 (YOUNG YOUコミックス)」の榛野さんがアガサ・クリスティー作品を漫画化した、というので即購入。ミステリーにはそれほど興味がないのですが、クリスティーが作品を発表した当時のファッションを榛野さんがどう表現してくれているのかとても興味があります。文字で想像するよりずっと楽しいですよね。「Papa told me」では、知世ちゃんのお洋服がとても可愛かったですものね。


 ところで、最近、漫画ばかり読んでいますが一応小説も読んでいます。ええと、瀬尾まいこの『温室デイズ』と貫井徳郎の『空白の叫び』を読みました。あと今野さんのSTシリーズも読みましたね。ほかは忘れました。
 『空白の叫び 上』『空白の叫び 下』はだいぶ前に読みましたが、とても面白かったです。『愚行録』も良かったですし、これもすごかった。最近の貫井さんはいいですね。これはそのうち感想を書こうと思っています。

 『温室デイズ』は、まあなんというか、もう呆れ果てて感想どころじゃないです。途中まではそれなりに面白いし、現職の教師が最近のいじめを書いておきたいという気持ちもわかるが、これでは小説というより事実の羅列にすぎないでしょ。しかも登場人物の行動が不可解。いじめは耐えて耐えまくるしかないよ、ということを言いたかったのだとしか思えない小説。で、とどめは、なんにも解決してなくて読者に丸投げ。これを読んで「いい小説だった」「元気が出たよ」という人の意見を聞きたいよ。いつになったら、『卵の緒』のときのような感動を与えてくれるんだろうか。頼むよ、瀬尾まいこ

 
 あっと、こんなことを書いた後で恐縮ですが、ちょっとアフィリエイトのお礼を。昨日アマゾンで山岸涼子の『白眼子 (潮漫画文庫)』『天人唐草―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)』『メタモルフォシス伝 (秋田文庫)』をお買い上げいただきました。ブタスブタさんにも「買わねば!」と言っていただいたりしてとても嬉しかったのですが、こうやって買ってくださると本当に励みになります。感激です。心よりお礼申し上げます。わたしも天人唐草とメタモルフォシス伝は買おうと思っています。ありがとうございました。